あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

39、私たちが武者震いする108つの理由

本屋さんへ行くのが好きです。

amazonでワンクリックして家に届けてもらう便利さも
もちろん承知の上で、たまに利用もするのですが、
本屋で「あれも気になるこれも気になる」っていっぱい買いこんで、
ズッシリ重い紙袋を家に持ち帰る行為が、なによりサワライに満足感を与えてくれるのです。


前にも書きましたが、所有欲をしっかり満たしてもらいたい俗物なサワライは
電子書籍よりも紙の本派です!

sawaraimamoru.hatenablog.com


自分の本棚に本が増えると、賢くなった気になるし!笑
なんだか「知識」とか「センス」みたいな捉えどころのない概念が、
持っている本の数で数値化されるような錯覚が味わえるんですよね。ゲヘヘ。

最近は読書する量よりも、ふらっと気になって買う本の方が多くて、
どんどん未読の本が増えていく大変けしからん状況ですが…。
いや、でも自分の稼いだ金で買ってんだこっちは!
自分のペースで読めばいいんだよこのスットコドッコイ!

 

昨日は新宿まで出かけたついでに、紀伊国屋書店ブックファーストと、
大型書店をハシゴしました。

いつもは小説コーナーで好きな作家さんの作品を探すことが多いのですが、
今回は、電子回路工作とか、専門書の置いてあるコーナーに足を踏み入れてみました。
(一応サワライはメーカーで回路設計とかしています)


実は、先週職場で、サワライがお慕い申し上げているかっこいい上司(40)に

「資格の勉強しようと思って参考書いっぱい買っちゃったんだよ~」

とかなんとか話しかけてもらっちゃって、
それもすんごいナチュラルな感じで、
なんなら仕事の息抜きに新人サワライくん話し相手してくれよ的な雰囲気で話しかけてもらっちゃって、
なんかその気さくに話しかけてくれた感じがものっそい嬉しくて、

「…す、、そ…そんなん、サワライも、なんか参考書買います!勉強します!もっと役に立てるようになりたいです!デュフw
な、なんかいい入門書みたいの、あ、あったりしますか!?デュフwデュフフwデュッセルドルフwww」

とか勢いに任せて言っちゃって、意欲的で勉強熱心な新人と都合よく解釈していただけたようで、上司もなんだか嬉しそうで、それ見て笑って楽しいね、って優しい笑顔にまた癒されてベタボレ♪(湘南乃風純恋歌」より)
という感じでその後、かっこいい上司とめくるめく参考書検索タイムを過ごしたのでした。


イケメン教師に恋した女子中学生が勉強がんばっちゃう!
とか今どき少女漫画でも通用しない陳腐な設定、みたいな感じになってしまっていて、
本当に気持ち悪いやらお恥ずかしいやら…。

でも、これも前にも書いたけど、
身近な人に対する「いいな」と思う気持ちを、肯定したいです。

sawaraimamoru.hatenablog.com


高校の同級生とかに対して必死に考えないようにしていた
「素敵だな、この人に気に入られるようにがんばりたいな」という気持ちを、
今なら仕事に励む原動力にキチンと変換できる気がするんです。
忙しい上司のために少しでも早く一人前になって、役に立ちたい!
上司LOVE!
最高にピュアで不純な動機です。
これを肯定できる自分に、なっていきたいです。
見返りなんか求めません!無償の愛!非暴力不服従!(?)


とまあそういう経緯でして、昨日のサワライは専門書コーナーで
回路に関する本を鬼の形相で必死に選定してきました。

一応、大学で電気系の勉強を一通りして研究とかもしたはずなんですが、
企業の開発現場で必要な知識は途方もないし、
っていうか普通に意味わかんないし、
入門書的なのをいくつか買いました。
技術の専門書は会社の経費で落ちちゃったりするので、
あれも、これも、とついついたくさん買ってしまって、
なんとも重たい紙袋をぶら下げて、家路に着きました。

この重さでいつもは物欲を満たされるわけですが、
今回は愛の重さまで加わってますからね…。デュフフw
ってマジで重いなこんな人間…。きもすぎ…。

っていうか会社以外で勉強とかまじダルいし勘弁~
って感じは正直あるはあるんですけど、
も~、こんなけいっぱい参考書買ったらやるしかないっすね!
自分、上司LOVEなんで。ウス!

 

俗っぽい恋愛感情と、高尚な向上心は、果たして両立するのでしょうか。
ほどほどに、がんばろうかなと思います。

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38、天守閣から目薬

最近会社で、
「あ、すいません、ちょっと目からウロコが…」
とか言ってコンタクトレンズが外れてしまう事案が多発しており、どうにもこうにも目の調子が悪かったので、本日は建国を祝いつつ眼医者に行ってきました。

歯医者に続いて眼医者とか、どんなけ体ガタガタだよって感じがしますが、休日のメンテナンスは、体力に自信のないサワライには欠かせません。ちょっとでも体調が傾くと、ワラにもすがる思いでお医者さんをすぐ頼ります。
(ちなみに、上の親知らずは両方とも根絶やしにしてもらって、治療完了させました!これからは定期健診もちゃんと行くぞ!)


今回の目の症状ですが、普段使用している2weekのコンタクトレンズが、デスクワーク中にポロッと外れそうになるんです。

コンタクト事情にうといお友達のために説明しておくと、コンタクトは涙の表面張力によって目ん玉に装着するので、水分がカギになります。
長時間のパソコン作業などで目が乾くと外れそうになるし、そういう時目薬をさしたりまばたきをパチパチしてやると、なんとか再び正常な装着状態に戻すことができます(経験談)。

しかしここ数週間のサワライのおめめ事情に関しては、そうは問屋がおろしませんでした。
朝に専用の装着液でビショビショに浸した潤いたっぷりのコンタクトをつけてやっても、午後になると目が乾いてきて、異物感がすごくなって(正しくコンタクトをつければ異物感はほぼありません)、外れそうになるんです。
目薬をボタボタたらしまくって、猛烈ウィンクを行いコンタクトの再定着を図るのですが、何回やってもコンタクトが少し浮いたような、頼りない状態のままでした。


この症状は左目だけだったのですが、もう本当に気が散ってしょうがなかった。。。ただでさえ遅い仕事の処理スピードが減速して、ほんともう営業妨害ですよ!
(不都合が生じるとすぐ物にあたるのは、昔から悪いクセだな…まったくやれやれだゼッ…!)

それから1週間くらい違和感を無視して無理やり装着したのですが、症状は改善しないし、新品のコンタクトに変えてみてもダメでした。
これはもはや、今まで何気なく酷使してきた目玉が、耐えかねてストライキを起こした感じでしょうから、しょうがないのかもしれない。。。

ってことでしばらくコンタクトを自粛してメガネで勤務して、自己治癒能力をひたすら信じて、1週間後に満を持してコンタクトをつけてみたら!
いやいや全く症状そのまま出るじゃん。。。目からウロコ出まくり。。。


という感じで、体調の異変を感じてしばらく自分なりにあがいてみたけど結局よくならなかったので、お医者様に参った次第です、本当にすいません。

 

コンタクトの購入には医師の診断が必須ですが、半年分とかまとめ買いしてしまえるので、久々の眼医者さんでした。
真っ暗な部屋でライトを照らして、目ん玉をくまなくのぞき込まれたのですが、なにかしっくり来ていなさそうな眼医者さん。
「目玉自体はそんなに悪くないですね…」

おや、じゃあなんでだい?と尋ねようとしたその瞬間、急激にまぶたをつままれて、「ちょっと我慢してね」と言われたかと思ったら、どうやら、まぶたをペロンと裏返しにされた感覚!なに!まぶたってそんなことできるの!まぶたって裏返せるの!知らなかった!人体の不思議!目からウロコ出すとしたら今しかない!こういう時に限ってコンタクトしてない!バカ!
え、てかこれ元にちゃんと戻る?大丈夫?って不安になった頃には、ちゃんと元通りにしてもらえました。ホッ。。。

「ありゃりゃこれだね、アレルギーのブツブツ出てる」
と言った眼医者さんのかたわらにあるモニターには、瞬時に撮られていたサワライのまぶたの裏側の写真がバーンと映し出されていました。確かに、まぶたの裏側にいくつかのブツブツした出来物が…(お食事中の方すみません。。。って食事中にブログ見るのは行儀が悪いと思いますよ!って余計なお世話!)

な、なんてグロテスクな!とか思うよりも、なんか恥ずかしい…って感じでした。なぞの羞恥心。だって普段あんな部分人にみせないし。。。

というわけで、目玉の異常というより、まぶたにブツブツができていたため、コンタクトがまばたきのたびに物理的に外れやすくなっている状態だったんですね。なるほど!

そして、これはやはりコンタクトの長時間使用によるアレルギー反応ということらしく、今後しばらくのコンタクト禁止令が出されました。
アレルギーの目薬をもらって、毎日こまめにさして1週間後また見せに行く約束をして、診察終了となりました。

 

ひとまず原因がわかったし、対処法もわかって安心!
症状がすぐ改善できなかったとしても、この安心が得られるのがデカいですよね。
フィジカル的なお医者さんであっても、精神的な効能があるな~と毎回思います。


あ~、でもメガネ生活いやだな~。

サワライの中の自分だけの評価基準なのですが、メガネありのサワライはメガネなし状態に比べて1.5倍で性格が暗く見える気がします。(他の人がかけてるメガネは全然気にならない、というかむしろ加点要素)
まあ元々のサワライの性格が暗いので、人さまからするとどっちも同じだよって話なのですが、自分の気持ち的に、コンタクトつけている時は多少強気でいけるんですよね。
見た目要素に加えて、自己暗示のおまじない的にコンタクトが大事なんですサワライにとって。
(心のどこかでメガネ=ガリ勉、みたいなイメージがあって、コンプレックスが刺激されるのかも。いや、勘違いかも。てかこんなサワライの心の葛藤どうでもいいかも。)

 

は~、ま、清潔で健やかな毎日のために、少しの間我慢するか~!
ちょっと思いなおせば、なんだかメガネかけてる方が仕事できそうな気がしてきたし!
仕事ができるメガネキャラを憑依させるライフハック
わお!明日からまた仕事がんばるか!
無理だ!
会社行きたくない!休みてえ!
とりあえず明日の金曜だけなんとか耐えて土日に逃げ込もう!
みんなくれぐれも目をいたわるように!
裸眼の人は絶滅危惧種として国が保護するべき!
視力の悪いみんなはこれ以上悪くならないようにくれぐれも気をつけて!
スマホやPCはこのブログを見る時ぐらいに限定して!
パソコン仕事したくないーーー!(T_T)
ぎゃーーーーーーー!!!!終わるな祝日――――――!

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37、美術館のすゝめ

絵や音楽、芸術に興味があります。
自分がこれまで、どちらかというと学校の勉強を一生懸命やるタイプだったので、芸術の分野に生きる人たちの「神に選ばれた感」というか、才能みたいなものにあこがれがあるんですよね。

 

最近、たまの退屈な休日に、美術館に行きます。いや、ほんとまれにね。
学生時代はあまりお金もないし、機会もないし、なかなか縁遠い存在でしたが、社会人になって上京してみたら、あるわあるわたくさんの美術館。
無知なサワライでも聞いたことのあるような画家の展示情報がよくテレビCMしていたりして、「ナンボのもんじゃい」と冷やかし半分で行ってみたのがきっかけでした。


はじめは、美術館ってなんだかマナーにうるさそうだし、絵の鑑賞の基準みたいなものも全く知らないし、とても緊張しました。
けど、一人で行ったら別に大声でしゃべったりしないし、脳内の思考を誰かに点数づけされるわけでもないということがわかってきて、「あ、普通に行けるかも」とそのうち思うようになりました。
今では、自分の部屋かのようにくつろいで鑑賞します。
うそ。まだちょっとびびってる。

 

昨日は、六本木ヒルズ森タワーの上のほうにある森美術館に行ってきました。
(田舎者的には、六本木ヒルズというワードだけで鼻血級の興奮モノですが、今日は割愛!)


フェルメールレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」
村上隆の五百羅漢図展」

という2つの展示をハシゴしちゃいました。

 

www.tbs.co.jp


まず、フェルメールレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展。(タイトル長い)

フェルメールさんとレンブラントさんって、たしか画家の名前だよな…ってくらいの記憶ですが、有名そうな雰囲気を感じて行ってきました。
デカデカと2人の名前を掲げていますが、実はそれぞれ一枚ずつしか作品はなくて、17世紀オランダ黄金時代の様々な巨匠たちの作品が60枚あって、色々と楽しめてよかったです。
というか展示会のタイトルに1枚ずつしかない人の名前をドンと掲げるって、有名な画家のネームバリューがそれほど美術館の動員に影響するんだろうな、と感じました。
もっと言うと、サワライみたいに「なんか聞いたことのある名前…」とおぼろげに足を運ぶ人がけっこうな割合でいるのではないか、と勝手に決めつけて少し安心したりもしました。
(※あくまで個人の意見です)


こういう展示会あるあるが最近わかってきたのですが、入り口付近でオーディオガイドという機器の貸し出し(有料)がよく行われます。
イケメン俳優がナレーションを吹き込んでいて、一部の作品に併記された番号のボタンを押すと、イヤフォンから甘い声で解説をしてくれるのです。
今回も入り口で、優しく微笑む玉木宏の大きなパネルが誘ってきましたが、2つの展示会分の料金をすでに払っていたので、なんとか我慢しました。

ちなみに以前関西の展示で、京都出身の佐々木蔵之介が絶妙に京風なイントネーションをかすかに織り交ぜていて、とてもよかった覚えがあることだけお伝えしておきます。

 

そうそう、肝心の17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちの絵なんですが、すごくよかったです。
あまり解説を読まない不届き者の言うことなので軽く流してほしいのですが、牧歌的というか、のどかな風景画が鮮やかに描かれていた気がしました。
絵のことはよくわかりませんが、色味がかわいいとか、これなんか好きだな…程度の漠然とした感想をボンヤリ思うのがサワライスタイルです(笑)。

あと風俗画という、一般の市民の生活?日常?みたいなものを描いてあるコーナーが面白かったです。
「好奇心」というタイトルの絵は、ラブレターを書いているような女性の周りをもう2人の女の人と、犬がのぞき込んでいる構図で、すごくかわいかったな。
「さまざまな嗜好」という絵は、なんだかえらく疲れた表情のおっさんが、パイプみたいなものに火を灯そうとしている背後で、ボンヤリと、男女2人組がイチャついている様子が描かれているように見えて、古きヨーロッパにもこじらせ系が!?と妄想を膨らませて、楽しかったです。


こういう展示会あるあるその②なんですが、出口でお土産コーナーが待ち構えていて、本当に美術館は商魂たくましいです。
そして大概このお土産コーナーで、展示されている一部の絵を印刷した数種類のポストカードが、150円くらいで売られているんです。
部屋に飾るレプリカの絵なんてとてもじゃないけど買えませんが、ポストカードくらいならサワライの稼ぎでも充分対応可能です。
昨日もなんとなく好きかなと思った3枚のポストカードを買いました。
ちなみに「好奇心」はポストカード化されていてゲットできたのですが、「さまざまな嗜好」はポストカード化されておらず、残念でした。
このお土産コーナーのポストカード化されているかどうかによって、なんだか美術館の力の入れ具合がうっすら見える気がして、その日自分がいいなと思った絵の答え合わせ?みたいなものができる気もして、ひそかに楽しみにしていたりします。

 

www.mori.art.museum

続いて、階を移動して村上隆の五百羅漢図展へ。

村上隆さん、まったく知らない人でしたが、テレビで特集されているのをチラっと見たりネットでいい評価をチラ見した記憶があったので来てみました。
国際的に評価の高い現代美術家さんとのことで、戦後のオタクカルチャーやキャラクターと日本の美術史とをつなぐ作風が特徴だと説明書きがありましたが、なるほどポップでカラフルな色づかいが印象的で、会場が全体的にきらびやかでした。ちょっとコンピュータグラフィックじゃないけど、そういうしっかりした輪郭が特徴的で、先ほどのオランダ美術の絵画とはまた違ったおもむきでよかった。
キャラ化されたかわいいドクロマークがいたる作品に多用されていたりして、面白かったです。
「萌える人生を送った記憶」というタイトルの絵は身の丈ほどの大きさのキャンバス一面に、ビビットな色とりどりのドクロマークが敷き詰められていて、すごく惹きつけられました。濃密な人生を送ると、脳内がこんなに鮮やかな、ギュウギュウに詰まったイメージでいっぱいになったりするんだろうか、今おれ全然カラッポだよ…みたいに不思議な気持ちになって、しばらく見入ってしまいました。


さて、展示のタイトルにもなった目玉の「五百羅漢図」ですが、上のリンクからホームページに行ってもらえばわかると思います。
とてつもなくデカい絵が壁一面に展示されていて、本当に圧倒されてしまいます。
青竜、白虎、朱雀、玄武の四神の名前を冠した4枚のパノラマ絵にそれぞれわかれていて、全長100mにも及ぶそうな。東日本大震災後にいち早く手を差しのべてくれたカタールへの感謝を込めてドーハで最初に発表された作品らしいです。
羅漢っていうのは、わざわざこの世に残って世間一般の民を導いてくれる聖者だ、みたいな説明書きがあった気がします(うろ覚え)。
震災のあった後に、圧倒されてしまう現実を前に、創作物には物語には、希望が描かれるべきだ、みたいな説明があった気がします(かなりうろ覚え)。
とにかく、とにかく、絵のスケールの大きさが圧倒的でした。
物理的にも、内容的にも。
題名から察するにおそらく五百体いるであろう大小様々な羅漢に加え、不思議な生命体、もののけ姫の獅子神様や手塚治虫火の鳥に着想を得たであろう生き物、太陽系、Macの壁紙のモチーフなどありとあらゆる要素がすみずみまで描かれてあって、とてつもないエネルギーが凝縮されていました。本当にすごい空間でした。
両側の壁に、一面のパノラマ絵がずいーっと敷き詰めてあって、あっちを見てこっちを見て、ひたすらキョロキョロしながら、忙しく興奮しました。

 

 

美術館の展示を2個も一度にまわって、体力のないサワライはけっこうヘトヘトに疲れてしまいました。
芸術ってなんとなくインドアな先入観があったけど、ものすっごくエネルギッシュなんじゃないかと最近思っています。鑑賞するだけでも、つくづく体力勝負だなあって思いますし。。。(汗)

 

インドア派なサワライには、比較的アウトドア寄り(家を出て美術館に足を運ぶ分)なインドア趣味の「美術館鑑賞」が程よく心地いいです。人に伝える趣味としては、ちょっと与える印象がどうしても「お高くとまっている」感じが鼻につくと思いますので、ひっそりと大事に育てていきたい趣味の種です。


ハ~!美術館ハシゴすると疲レルワーーーー!!!!!
いい芸術に触れて心の栄養補充シタワーーーー!!!!!
明日からまた仕事ガンバレルワーーーー!!!

うそ!ずっと休みがいいいいいい!!!!!!!!

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36、焼肉は金曜日

ほら〜、私って〜?
ブログは毎週こまめに書きたい人じゃないですかぁ〜?
でお馴染みのサワライマモルのこのブログなのだけど、1月に入ってサボっている感じがどうにも否めなかったね。
 
かろうじて書いたブログによると、上の親知らずを抜いたとのこと。
そうそう、案外ラクに抜けたんだった。
って土日のイベントが歯医者ぐらいしかなくて、歯医者にまつわるブログしか実質書いてないのウケる。
 
 
 
と見せかけて、先週の金曜から日曜までわりと人と会って、充実したごちそうをいっぱい食べた。
 
会社員になって1年に差し掛かろうとしてるけど、花金から土日と連続で飲酒したの、初めてかもしれない。
楽しかったな〜
 
 
先週の平日はけっこう仕事がんばった感があって、というか自分の出来なさで単にモタモタしてただけな気もするけど、とにかく精一杯テンパった1週間だったので、金曜日の焼肉、超うまかったな〜
そして間髪入れずに土曜の昼間から鍋会にお呼ばれして、急遽日曜も上質な焼肉をいただき、もはや肉塊になりつつあるこの幸せ。
 
 
 
仕事で、わりと頭まわんなくてテンパることが出始めて、いよいよ新人の甘えも通用しなくなりつつある今日この頃、それでもがんばれるのはかっこいい上司(40・妻子持ち)の存在によるところが大きい。
 
40だけど童顔で、少年のような無邪気さと加齢による大人の魅力が絶妙に折り合いをつけた、あの素敵さを正当に評価しているのは、男だらけの開発の職場でおそらく自分だけだろう。
人の良さからめちゃくちゃ忙しそうにしている上司のために、少しでも助けになりたい、早く一人前になりたいと思う。
 
↑なんか改めて書くと超きもちわるい!
てか新人指導で優しくしてくれてるだけだからな!バカ!
でも、課長のためなら、つらい仕事もがんばれるんだよなぁ…って、そこらへんのOLか!!バカバカ!!
 
 
でもまあ前まではこういう身近な人に対する感情をひたすら押し殺してただけだったのが、今はわりと肯定的に向き合えてる気がする。カミングアウトの効能だったりするんだろうか。それともただ図々しくなっただけだろうか。
ま、別になんでもいいけど!
上司はかっこいい、仕事をがんばりたい、焼肉がうまい。それで充分じゃないか。
 
ともかく、デートできる相手をさがすべくゲイバーへ行かねば(金曜も行きましたが収穫は特になし)!稼がねば!
 
 
そういう1月でした。
2月の目標は、うるう年を楽しむ!
おやすみにっぽん!

35、喪失感

失ってから痛感する、その存在。
いつも一緒にいたから、当たり前だと思っていたね。
ちょっぴりさみしいような、身がひきしまるような。
だけど、もう振り返らない。
決めたから、別の道すすむと。
ありがとう、見守っててね。
Thank you for your tenderness.
~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

これは、新進気鋭の作詞家サワライマモルが、1人だけジャニーズ事務所に残ると噂されるSMAP木村拓哉さんのソロデビュー第1弾を想定して書き下ろした、お節介以外の何物でもないJ-POP風のポエム。


と、見せかけて。

たったいま親知らずを人知れず抜いてきたサワライの赤裸々な気持ちです。


左上の奥歯のさらに奥、のどの方へと斜めに向いてしまっている親知らずは磨きにくくて虫歯になる運命だし、かみ合わせ的に下あごの骨への悪影響が計り知れない、やばい、超やばい、と歯医者さんは言いました。

そんなに脅すくせに、「どうします?抜きます?」とニヤニヤ最終決定はあくまで患者に丸投げ。
いや、それが医療のあるべき姿なのだろうけど、優柔不断日本代表のサワライ的には、いっそのこと歯医者さんが「こんなもんオメエ、抜くしかねえだろこのスットコドッコイ!」と江戸っ子バリのチャキチャキさで一気に歯ブチ抜いてくれる方が楽だな…と思うのです。

でもまあ、そこはサワライも大人ですし。
歯にまつわるトラブルで涙してきた過去もあります。

 

sawaraimamoru.hatenablog.com


年末の診断からずっと意思決定の猶予ももらっていたので、腹はくくっていました。
「やっちまってくだせえ」と先生にお願いしました。

 

とは言ったものの。
口の中のあんな奥の方に、あの角度で生えている(斜め奥に向いている)親知らずって、一体ぜんたいどうやって抜くのか、不思議でしょうがなく、麻酔が効くまでの待機時間中に恐怖がどんどん加速していきました。

だって、その、支点・力点・作用点、どうなるの!?みたいな。
ペンチ的な物でひっぱるとしても、力を入れてズポッと抜けたあかつきに勢い余って下の奥歯のラインに器具ごとズドン!って突撃するんじゃないのか!?

ていうか奥歯的な物がズッポリ抜けた後の穴、一体どうなるの!?あけすけじゃない?血管とか神経的なもの、ずいぶん赤裸々にならない?植物引っこ抜いた土はいくらでも埋めなおせるけど、歯茎に関してはそうは問屋がおろさないよ!

と恐怖MAX。ride on time, ride on time

 

そうこうしているうちに、先生が「じゃ抜きますね~」とあくまで穏やかに口を開けるよう強要してきました。
拳を握りしめ、なんなら親指の爪を人差し指に突き立て、痛みを必死に誤魔化す態勢で、それでもひたすら無力で、先生を迎えいれました。


ガリゴリっと、なにやらひっかく感覚が、麻酔で鈍感になった上あごを伝ってきたかと思えば、「はい!じゃあいくよ!」と先生の口調が変わったひと刹那、「おっけ~抜けました」というセリフと、作業台に器具・親知らずが放り出されたガシャコンという音が聞こえました。


え、痛くない。。。ていうかもう抜けたの?まじ…。
必要以上にビビッていたせいか、アッサリと抜けた印象を受けました。
ちなみに、ペンチ的な物で普通に口の外の方向に引っ張られたイメージだったかな?
ちょっと怖くて記憶があやふやですが。笑

 

抜けたあと、そんなに血が噴き出すというわけではなく、かといって全く出血しないわけでもないので、少し詰め物を噛まされてひとり放置されるのですが、作業台の上に、抜きたてホヤホヤの親知らず(血だらけ)が置いてあって、最後の面談の時間をもらいました。

親知らず君は、やはり奥の方のハブラシが届かない領域が黒ずんでいて、血みどろで、それでいて立派な根っこがあって、やけにワイルドでした。
ずっと一緒に歩いていくことは叶わなかったけど、決して忘れないからね。
絶対にムダにしないから、お前とのこれまでを。
ありがとう。

そんな小芝居を脳内ですませ、噛んでいた血まみれの詰め物をとってもらい口をゆすいで、晴れて自由の身となりました。
う~ん、めでたしめでたし。

 

ま、来週あたり右上の親知らずも抜くんですけどね…。へへ…。
(左下に横向きに眠っているヤツもレントゲンに映ってたけど、あれはどうなるんだ…)

 

いやーしかし親知らず抜くこと自体は、そんなに痛くなくて本当によかったです。
まだ口の中血の味するし、麻酔切れてきてちょっと怖いですが。

 

いや、おれの親知らずの決別とかどうでもいいんだよ!!!

SMAPは決別しちゃダメだろ!!!!

物心ついた時からSMAPSMAPだったんだよ…。

大好きな同世代の作家・朝井リョウさんの名言
SMAPはインフラ。電気・ガス・水道・SMAP。日本になくてはならないもの」
が頭の中を駆け巡っています。

日本国民の精神のよりどころ。SMAPの存在が生活を支えてくれているんだ…。

ファンでもないし、活動を追っかけてるわけでもなんでもないけど、SMAP解散報道はショックすぎます。。。

丸く収まってくれるといいのだけど…。

こんなおれの声などなんにもなりゃしないのだけど…。

だんだん親知らずのなきあとが痛み出したのだけど…。


失ってから痛感する、その存在。

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34、あけました

今週のお題「年末年始の風景」

~・~・~・~・~・~・~・~

三が日は儚い。あっという間に明日は出社日だ。
もう、心構えがなんにもない。年末年始の思い出を反すうして、すがりついて、あがこうと思う。


実家に帰省した。
ちょっと時間があったので、昔の通学路とかなつかしい場所を散歩してみた。そしたら思いのほか過剰になつかしくて、ホロリときそうになったとかそうでないとか。

 

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春は桜で満開の川沿いも、年末はさみしい感じ。そのさみしさも含め、愛せる存在。

 

 

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近所の線路。単線て。さみしさが光る。愛せる存在。

 

 

線路は続くよ どこまでも、ってわけじゃないけど、こんな単線の田舎から、関西の大学に進学して、東京で働き始めて、なんとか年を越してしまった。
遠くまで来たなあとしみじみ。って前にも書いた気がする。懐古厨?

 

田舎が嫌いで東京にあこがれる、ってのはよくある話だと思うけど、自分はそうでないと思っている。
田舎で育ったことは本当にいいキャリアだったと、妙に納得している。
おっとりマイペースな自分の性格が、ここで大切に育まれたのだと誇らしく思う。
小さい頃、早く田舎を出たいとか、東京さ行ぎでえ、みたいなことをハッキリ思った記憶はない。

だけど事実として、東京で暮らしている今があって、地元に帰る気なんてさらさらない。
進学する時、就職する時、自分はハッキリと選択していた。地元を出て、ここではないどこかで暮らしていく決断をしたのだ。


地元にはなくて都会にはある物が多すぎた。

それはおしゃれな服屋だとか、仕事のチャンスだとか、まだ見ぬ白馬の王子様かもしれなかった。
確証もないのに、かたくなに信じた。

 

東京に住むことと田舎に住むことは比べられるものではないし、どちらが偉いというわけでは決してない。東京を選んだ自分が正しいかなんてわからないし、失ったものもたくさんある。きっと永遠に答えは出ない。

だけど手元にないものを外に求めて、受験や就職活動をがんばってきた自分が、けっこう好きだったりする。
自分を信じて進んできた道のりは、やっぱり自信をくれるし、ネガティブな自分には貴重な持ち物だ。
たまにこうやってスルメのように味を噛みしめる。味が出なくなるまで、懐古し続ける。そうしてなんとか自我を保って、おっかなびっくり進んでいくんだと思う。

 

うん。よし、明日からも会社、がんばれそうだ!

とかいう心構えにはどうしたってなれない。
会社行きたくない。
永遠に正月休みがいい。
憲法改正してくれ。お正月法案はよ。


いい歌を聴いて、まだまだ現実逃避。

www.youtube.com

33、2015年でした

今年が暮れていきます。
 
サワライの中でわりと変化があった年でした。
少しだけ記録を残しておこうかと思います。
 
紅白も始まっちゃうし急いでまとめてみよう2015年!
 
 
1月、死にもの狂いの卒業論文
白目をむいて、記憶はない
 
2月、アワアワと卒論発表
逃げるようにして研究室をあとにする
 
3月、学生時代に爪痕を残すべく初・海外旅行
視野が広がりすぎて立体視ができなくなる(嘘)
 
4月、上京、そして会社員へ
このブログを始めるが、絶えず揺れる精神
 
5月、新天地に慣れず、正統派・五月病
よい処方箋は見つからぬまま、六月病、七月病へ。。。
 
6月、憂鬱な梅雨
飲み会で同期が盛り上がる人生観に、感情がしぬ
 
7月、北への一人旅
列車で海沿いを走り、なんとなくリフレッシュ
 
8月、初カミングアウト
ひとまず味方を増やしてみよう、と指針ができる
 
9月、関西弾丸旅行でハシャぐ
はんどうで風邪をひいて寝シルバーウィーク
 
10月、劇団四季ライオンキング観劇
サバンナのエナジーに触れ、活力がわく
 
11月、業務が少しずつ本格化
ふがいない自分に失望しながらも、かたくなにハクナマタタ
 
12月、思いがけず友へのカミングアウト
予想外の反響、モノクロだった毎日が彩りをおびる(過言)
 
 
 
という感じでした、2015年。
 
環境の変化、現実逃避、時々自分に向き合う、みたいな感じ?
 
別に恋人とか全然できていないから、ハタから見るとしょーもないけど、当社比でね、もうえげつない変化でしたよ。
それでいいということにしてるんですサワライは。
自分にとってすごいことだから、ホメてやって、徹底的に甘やかしていきたい。自分を。
ホメて伸ばすタイプの、ホンモノのゆとりだから。
 
ゆとりだから、来年の目標は恋人をつくる、とかよりは、なんかしらのデートをする、という設定で行こうかと思います。
許してちょんまげ。
 
 
さあさあ!紅白みるよ!
三代目のサビが無言の曲たのしみ!
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