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あるゲイのサワライ マモル。

社会人2年目、慣れない東京

日記170320~170326

2017年3月20日(月)

祝日の恩恵を受け、昼まで眠った。
何か映画か買い物か、出かけたかったのだけど、ボーッとしていたら夕方になったので、軽やかに断念。
申し訳程度に部屋の掃除をし、近所の喫茶店で茶をしばいた。

奥田亜希子さんの「五つ星をつけてよ」が面白い。ブログやインスタグラムのようなSNSを題材にしたものなど6つの話が入った短編集で、4編読んだところだけどどれもよい。特に表題作はネット上のクチコミの五つ星にまつわる話になるのだけど、結末が温かみのある着地で、すごく好みだった。

ネットの登場でコミュニケーションのあり方が急速に変化している世の中だけど、ネットツールが悪、という単純なものではなくて、要はいかに上手く付き合っていくかを考えることが大事、だと個人的には思う。
本作は決して直接的にネットどうこうを書いているわけではなくて、物語として、今の時代における人と人とのつながりを表現してあって、それがとても丁寧で、面白い。この作家さんの「ファミリー・レス」という家族にまつわる短編集もすごく面白かったので、目が離せない。

ということで、三連休が終わることを受け入れられない会社員でした。

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2017年3月21日(火)

「ゲイは変態」と面と向かって言われた。

別部署の人で、多分40代の男性、妙に話好きな人だった。2回目の打ち合わせを終え、前回同様長々と雑談が繰り広げられる中、なぜか多様性の話になり、
「まさか君、ゲイじゃないよね?笑」と唐突に聞いてきたので、曖昧に笑っていたら、
「いや〜、LGBTとかなんとかいってるけど、変態じゃない?差別とかじゃなくて、区別はした方がいいと思うんだよね笑」とかなんとか、そういうことを言い出した、気がする。よく覚えていない。

要は、会社が最近「多様性が大事」と急に言い出したことに対して、なんでもかんでも流行に乗って特別扱いすることはアホくさいからやめた方がいい、というようなことを言いたかったらしい。その後自分の娘の話になり
「今は女の子が強くて、なんでも決めちゃうのは女なんだって、君の世代でもそういうのあった?笑」とかすごく雑な関連トークを続けていたので、
「…自分のいた学校とかは、みんな個性が強くてそれぞれ好き勝手やっていた感じだったかもしれないですね〜笑」とヘラヘラ答えるのが精一杯だった。

なんとかその場をやり過ごしたが、とにかく混乱した。叫びたかった。でも会議室から戻る所は普段の居室くらいしかなくて、いったんトイレに行ったけど、ここで泣いたら居室に戻れなくなると思い、こらえ、そのまま仕事をしようとした。けど考えがまとまらず、作業が進まない。苦しい。でも、考えたら泣く。泣いたらおかしい、なるべく考えないように、作業に集中しようとすればするほど、気が散り、結局帰宅が遅くなった。

情けなくて、くやしかった。社会人になって、ブログを書いたり人と会ったり、自分なりに行動を起こして、がんばって自信をつけたつもりだったのに、いざという時に何も反論できなかった。

そして、こわかった。多分相手は差別的な発言をしたとはちっとも思っていない。身近にLGBTがいる可能性なんて、少しも頭にないのだと思う。悪気のない口調がとにかくこわかった。人の「当たり前」を変えるなんて、できない。

ヒソヒソ声にしてしゃべる姿が滑稽だった。1番言ってはいけない相手に直接しゃべってるんですよ、そう伝えればよかったと今になって思う。

全員から好かれるなんて無理だということは、理解しているつもりだった。けど心のどこかで、自分の厳しい判定基準で話のわかるヤツだと見極めた人は、必ず理解してくれるもんだと、過度に期待していた。

今回の人も、前回の雑談が面白くて、仲良くなれたと思っていた人だった。話せば通じる人だと。でも違った。彼にどういうふうに伝えればわかってもらえるか、まったく見当がつかない。人の「当たり前」を変えるなんて、できない。

そんな最悪の打ち合わせよりキツかったのは、居室に戻った時だった。普段一緒に仕事をする、同じグループの人たちを見た時、この人たちはどう思うだろうか?と考えてしまって、こわくてこわくてたまらなくなった。

2年かけて築けたと思っていた、自分の好意と、自分に向けてもらっているであろう好意の積み重ねが、もしかしたら一瞬でなくなってしまうかもしれない。そういうことを考えざるを得なかった。人の考え方を縛ることなんてできない。

いやだ。嫌われたくない。
そこらへんの人にどう思われようがかまわない。だけど、この人たちには、嫌われたくない。自分の好きな人たちだけでいいから、好かれたい。少人数でもいいから。そのために自分はがんばってきた。

でもそれって結局、誰からも嫌われたくないってことで、つまり無理ってことなのかもしれない。わからない。わからない。

帰り道、あまりひとけのないところを歩くのだけど、いったん気をゆるめてしまって涙が流れたら、止まらなくなった。本当にこわかった。傷つく言葉を言われた事実よりも、好きな人たちに嫌われる想像が止まらず、こわかった。
涙が出れば出るほど、自分が情けなくて、みじめで、くやしかった。こんな弱い人間、邪魔でしかない。そう思えて仕方がなかった。

自分の頭の中も「26歳の男は泣いてはいけない」とか「会社に必要とされる人間は強い者だけ」とか固定観念に支配されていて、それもたまらなくイヤだった。

ひととおり泣き終えて今思うことは、「自分の好みを受け入れること」「周りの信頼を築くこと」「常識にとらわれず自分の考えを信じること」など少しずつおし進めて、自信がつき始めていた所だったからこそ、こんなに激しく動揺したのではないか、ということ。
つまり逆説的に、少し自信がついていたことの証明だったということかもしれない。そんなことないかもしれない。もうどうでもいい。早く寝たほうがいい。おやすみなさい。

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2017年3月22日(水)

一晩寝たら落ち着いた。気がする。普通に会社に行く。

任された雑務がわりとめんどくさい方に転がり出してしまい、各方面に気をつかいまくりで疲れた。

一部の設計を担当した装置の出荷を祝ってなにやら儀式。なぜか機械に酒をチョロリとかけるのが恒例らしい。少しだけど自分の作ったモノがのっている製品が動くってのは、やはり感慨深い。

それにしても今日は出荷の準備のせいで駆けずりまわることになり、たいへん疲れた。寝る。

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2017年3月23日(木)

愛のままにわがままに、華麗に寝坊。
遅刻ではない最低限のラインには間に合ったが、自分のポリシーが守れず、朝から自己嫌悪を催した。

雑務の処理に悩む自分をみかねて、優しい先輩が論理的にアドバイスをしてくれたが、すでにひととおり考慮した内容だった上に余裕がなかったため、感情的に反論してしまった。大人げなかったと反省。

所属チームの人がみんな優しすぎて自分に激甘なので、最近はつい素でわがままに振舞ってしまう。うまく甘えられたなという手ごたえがある時と、度を越してやりすぎてしまったな・さすがに失礼だったなと反省する時があるので、気をつけたい。とはいえこの少人数チームの環境には本当に恵まれているなと再認識。

などとボヤボヤしていたら、どうやら4月後半ポルトガル出張に行くことになりそうらしい。まじか。初めてのお客さん先で、しかもめちゃくちゃクレーム満載な知らせが日々届いている所に乗り込むので、緊張する。ただ手練れの先輩2人に同行という形なので、いい具合にリードしてもらおう。とりあえずるるぶ買いに行くか。

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2017年3月24日(金)

ダイエットコーラが嫌いだ。

人工甘味料特有の後味の悪さ(ヌツァッとする感じ)が苦手で、結局そんなに美味しくないからだ。なんだか「カロリーを抑えつつも美味しいものを摂取したい」という、欲深い自分の底の浅さを見透かされてしまった気分になる。

今日はジンジャーエールダイエットコーラ的な位置付けの商品を間違って買ってしまったのだけど、しっかりダイエットコーラ的な後味の悪さがあり、コレジャナイ感がハンパなかった。

やはり体に悪いものを摂取してこその、あの刺激的な美味しさなんだから、正々堂々とノーマルのコーラ、ジンジャーエールを選んでいきたいと思う。「今さえ良ければそれでいい」という、ヤンキーみたいな刹那主義を貫いていきたい。

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2017年3月25日(土)

突き抜ける青空。近所のイオンモールの庭先では、いつにも増して大量のキッズ達が駆け回っており、若干ドレッシーな奥様たちと、スーツ姿のお父さん方もちらほら。なるほど、卒園式おわりにイオンでご飯、といったところか。これはいいハレの日だ。
叱るお母さんもおかまいなしに泣き叫んだり、道ばたに座り込んでストライキ決め込んだりと元気いっぱいで、「すくすく」という音が聞こえてきそうなくらいだった。

私はといえば町のパン屋さんで少し遅めの昼食を調達。カレーパンやウインナーのパンだけでは止められず、あんぱんやクリームパンなどの甘い系もここぞとばかりにトレーの上に乗せ、パン屋さんあるある「自分の胃袋の許容量を無視して大量に選びがち」が発動。
これがまたうっかり焼きたてだったりして、せっかくだしと一気に美味しくいただいて、しばらくしてから消化不良気味になり気持ち悪くなって、午後はひたすら豚のように寝込んだ。

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2017年3月26日(日)

先週に引き続き、読書会のイベントに参加。今回は著者ご本人登場回で、会場が沸き立った。カリスマの降臨である。
自分は大学院時代の鬱屈としていた時に、現実逃避として小説を読むことにハマっていったのだけど、一時期この方の恋愛小説を読み漁った時期があり、「世間の正解を気にしなくていいんだ」みたいに思えたことにとても救われたので、どうにもこうにもひたすらカリスマなのだった。

小説家の方はやっぱりトークがすでに面白い。魅力的な人柄がにじみ出ていた。色んな人に配慮の行き届いた考えをしているからだろうか。

今回の課題図書は、あまり馴染みのない50代のキャラが多く登場して最初読み終えた時は難しいと感じたが、2度読んだり読書会で意見を交わしたりすることで、理解が深まってよかった。
「世間のイメージする50代よりも、実際はもっと浮ついてる」ということが書かれてあって、それはつまり、「若さは美徳で、歳をとることはつまらなくなること」みたいな一般的な見方に縛られなくてもいいよという解放が示されてあって、すごくいいと思った。
「大人になったらもっと落ち着いてると思ったけど、そんなことなくて、まだまだ右往左往する余地があって面白いですよ」みたいなことを直接聴けてよかった。大人が楽しい、ということをしっかり提示してもらえるのは、何より希望だと思う。

好きな場面として、思いがけない人の提案による急な遠出で事態が好転する場面が面白かったと伝えたら、「突発的なことでしか人生観は変わらないですからね」とサラリとおっしゃっていたのがすごく印象に残った。

最後はちゃっかり思い入れのある古い文庫本にサインももらったりなんかして。ミーハーなもんですから。やっぱり紙派だな。電子書籍にはサインしてもらえないでしょ?満足。

思い切って行ってよかった。

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日記170313~170319

2017年3月13日(月)

社内の色々な実験室に散らばってしまった7個くらいの実験道具を探して、なかなか見つからないので雑談がてら先輩に相談。
「多分みんな使いっぱなしで片付けないから四方に散らばってるんですよ…困りますよね本当にもう…でもなんか、ドラゴンボールみたいですよね笑」
と渾身のユーモアを発動してみたが、
「え?」
と聞き返され、変な空気になってしまったので、そそくさとその場を立ち去り捜索に戻った。振り返ると自分でもよくわからないことを言っていたなと思い、恐ろしくなった。ユーモアは難しい。

とはいえ月曜はみんなわりと穏やかで、話しぶりも比較的まったりで、さらに自分担当だと思っていた作業の一部を別の方がやってくださることになったりと、ラッキー!という感じだった。
この流れで明日はバリバリ作業進めるぞ!
掴もうぜ、ドラゴンボール
(ちなみに探し物は一部みつかりませんでした。おれたちの冒険は続く)

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2017年3月14日(火)

トラブル対応で帰宅が遅くなり、至宝ドラマ「カルテット」だけをたよりにがんばってなんとか間に合ったと息を切らせながらテレビをつけると、性懲りも無く二週連続で野球中継がチンタラと延長していた。
だいたいワールドベースボールクラシックってなんだよ、ワールドクラシックベースボールじゃないの?ベースボール主体じゃないの?クラシックなの?キュートなの?セクシーなの?

肝心のカルテットは今週もやはり神回だった。
色々なんやかんやあって松たか子演じるマキさんが警察の任意同行に応じるシーンで、乗り込んだ車のラジオを止めてもらうようお願いし、「頭の中に、思い出したい音楽がたくさんあるんです」と言ったところにグッときた。

もしもの時に思い出したくなる音楽、たくさん用意しておきたいね。

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2017年3月15日(水)

職場の少人数飲み会。好きな人たちばかりなので、入社以来最高の飲み会となった。ちゃっかりMさんの横をキープ。
自分の中での飲み会の判別方法として、生魚食べられないことを一通りしっかりとイジってもらえるのはいい飲み会、というのがあって、今日はとてもいい「生魚食べられないトーク」を展開できた。
関西ローカルの番組の良さを先輩に力説したり、メニューのご当地デザートをプレゼンしてみんなに頼んでもらって結局文句言われたりするなどして、とてもよかった。

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2017年3月16日(木)

会社の人が会議とかで、「変な話、〜」という前置きを使うことが多くて、いちいち気に触る。

だってそういう前置き言う時に限って、全然変な話しないんだもん!たいていものすごく真面目な仕事の話が続くだけですからね。なんも面白くないですからね。

おそらくこの「変な話、」という前置きは、ちょっと小難しい内容を、突拍子もない意外性のある別の事柄に例えるなりして、あくまで「面白く」話を膨らませて場を和ませるための言葉だと思う。
が、多くのつまんないサラリーマンどもは「要するに、」程度の言い換えでしか使えていない。「変な話、」の後に、普通に詳細な説明が続くだけでは、言葉のチョイスが不適切だ。
日本語の乱れ、である。 「変な話、」の前置きで期待させるな!スベってんだよ!もっと変な話をしろー!息がつまるんだよ!

というわけでおれは絶対に生半可な覚悟では使わないようにしている。

おれが使う時は、
「今月の規定の残業時間オーバーしてるってことは、変な話、定時前でも今から表参道にパンケーキ食いに行ってもいいってことですよね??そうですよね???変な話、プラマイゼロにしなきゃですもんね!?!?変な話、そういうことですよね!?!?よっしゃー!!!ヤッフィーーーー!アバババババーー!お先に失礼しまーーーす!!!^_^」
と叫んでいきなり走り出す時、と、心にかたく、決めている。

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2017年3月17日(金)

年度末ということで、あとまわしにしていた色々な雑務の締め切りがジワジワと迫り始め、ひとまず今週中やるべきところまでは進められたかな、といった日。

とはいえ来週の自分のがんばりを頼みにしているので、まだまだ予断を許さない状況。

仕事で疲れた日は、コンビニで高いアイスを買ってもいいことにしています。最近はもはや毎日買っていることになります。アマゾンで、「カチカチのアイスにもスッと切り込めるスプーン」も買って、QOL(Quality Of Life:生活の質)が一気に向上しました。アルミニウムだかなんだか、熱伝導のよい金属素材を使ったスプーンは、より直接的に人肌の温度が伝わり、ハーゲンダッツのような乳脂肪分の高さによる鋼鉄の硬度にも太刀打ちできる、という優れもの。いい買い物をしました。

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2017年3月18日(土)

先週保護者同伴のもと訪れたゲイバーに、いよいよ1人で通うべく決意を固めた日。

とはいえシラフで行くのも緊張するので、高円寺でFに1時間だけ付き合ってもらい一杯ひっかけてから、新宿に向かった。
いや、正確には二杯でしたね。感覚を麻痺させてから本題に挑む、ってわりとドーピングな気もしますが、ある意味ではアルコールの正しい使い方な気もするので、これでよしとする。

2丁目には20時過ぎに着き、お店も20時スタートとのことで、店内は初見の店員さん1人だけ。
先週の経緯を話し、常連になりたいのでボトルを入れさせてください、と正直に伝え、和やかに受け入れていただく。
話しているうちに先週お目にかかっていたママや他の店員さん、そしておそらく常連さんらしき人もちらほら集まり始め、自然に話の輪に入れていただけた。
基本的にその場にいるみんなが共通のテーマを持っているわけだから、話に困るという場面が少ない、というのが大きかったかもしれない。これまた楽しく過ごすことができ、あっという間に3時間ほど滞在して、お店が混んできたタイミングで退散した。

今日は店員さんじゃない常連さん的な人ともしっかり話せたのでよかった。やはり週末より平日の方がさらに落ち着いた雰囲気とのことで、次はがんばって平日ねらってみようかな、と思う。

ボトルも入れたことだし、次はもう少し気負わずに来れるかもしれない。

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2017年3月19日(日)

予約していた読書会に参加しに、横浜へ向かった。
みなとみらいにある施設で、色々な習い事や催しが定期的に開かれるところがあるのだが、その中の読書会イベントに去年から何回か行っている。

課題図書となる小説を読んできた参加者が、その感想を2時間好きに語れる形式なのだが、プロの書評ライターさんが司会進行をしてくださるので、心置きなく意見が言え、新しい発見や面白い話がきけるのが、とてもよい。
さらになんと、2回セットの後編の回には著者本人が登場し、小説家と直接本の話ができるという画期的なイベントなので、多少値がはるチケット代もまったく気にならない、神イベントなのだ。
理系の職場とかで読書について語れる人ってあまりいないし(けっこう偏見笑)、なによりその場だけの、ゆきずりの関係の者同士(!)で好き勝手意見が言い合えるのが楽しかったりする。
今回も心置きなく語れ、面白い話が聞けて、すごくよかった。ホクホク。来週も楽しみ。

そんな激戦の興奮冷めやらぬままに、急いで東横線で渋谷に向かった。
仲良し同期関東支部のAとKと、肉を食べる会合。

この日はシュラスコと呼ばれるブラジルのグルメを堪能。デカイ鉄ぐしにひたすら連なった、大ぶりの肉の塊を各テーブルに店員さんが随時運んできてくれて、好きなだけスライスを提供してくれるスタイル。
目の前でジューシーな肉を豪快に切り分ける、その大迫力なパフォーマンスと、ワイルドで決して裏切らない肉のうまさが最高だった。ここぞとばかりに肉を切り分けてもらう友達との写真を撮っていたつもりだったが、無意識のうちに肉を切り分けるお兄さんのたくましい二の腕メインの写真を撮っていたことにあとで気づき、自分に軽く引いた。

テーブルには「YES, please!」「NO, Thank you.」が対になったカードが用意され意思表示できるのだが、「NO, Thank you.」でもなぜかおかまいなしに店員さんが笑顔で運んでくるので、永遠に肉を食べ続け、ひたすら満足だった。

腹一杯すぎてしばらく動けなさそうな状態だったのでロイヤルホストに流れ着いた。
マーケティングをせずにシェフの作りたいものを優先的にメニューに打ち出す強気な姿勢がすごい」と作家の朝井リョウさんが言っていて影響されて好きになったロイヤルホストの、その真骨頂でもある季節のパフェをちゃっかり堪能。やはり最高でした。苺のブリュレパフェとのこと。

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日記170306~170312

2017年3月6日(月)

こないだ、後輩からボヤンと頼みごとをされてイラついた、みたいなこと日記に書いたくせに、今日大先輩に頼みごとをして、やっていただけたけど「次からは自分でやってね」とやんわり指摘されてしまった。やってもーた。他人に厳しいくせに自分は出来てないパターン。1番やってはいけないやつじゃねーか。

しかも指摘の中身を突き詰めると、就活の時にいけしゃあしゃあと語った働く理想像を実践できていないということで、別にその人に言ったことないけど自分の薄っぺらさを見透かされてしまったみたいで、ひどく自己嫌悪におちいった。

悪口として飲み込んだ自分とは違って、しっかりめんどくさがらずに指摘をされる大先輩は、やっぱりすごいなと思った。次回気を付けますメールというのは、どんなに言葉を尽くしても薄っぺらく感じるので、後の祭り感がすごい。結局言葉ではなく態度で示さなくてはいけないんだよなあ。つらい。

こういうつらいときに歌って踊り出せたらなあ、と思う。もちろんハイクオリティに。現世はくねくねした謎の動きしかできないが、来世はきっと、キレッキレのダンスで。

脳内のラ・ラ・ランドが鳴り止みません。どうしたらいいでしょうか?(東京都/20代/男性)

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2017年3月7日(火)

年の近い先輩が1ヶ月の海外出張から帰ってきた。この1ヶ月の自分の任務は、先輩の作った機能の検証実験をひたすらおし進めることだったので、まとめの資料を作って、確認できたこと・途中のこと・これからとるべき行動を説明した。

1ヶ月職場を物理的に離れていたことになる先輩はさぞ浦島太郎状態というか、忘れていることも多かろうと思い、わかりやすい説明を心がけた。こまめにまとめていた詳細な実験レポートとは別に、1ヶ月の全体像をざっくり記した要点の資料を作ってみたのだが、これがなんだか日記を書いているみたいで楽しかった。

自分の噛み砕いた言葉で、誰でもわかるような文を書くのは自分の目標で、欲を言うと面白い感じにできれば最高だ。
理系バリバリのエンジニアしかいない職場で、「この中で1番面白いブログを書けるのは自分だな…」という謎の自信を持っていて、それだけが武器だと思うし、それだけが心の支えだ。技術のことや計算能力はサッパリわからん。パソコンの知識とか、好きな人に到底かなわないと思う。

文章能力は、しかしこれがなかなかどうして、データ処理能力と同じくらい大事だということを日々感じる。拙い文章表現で生じた誤解が、致命的なトラブルにつながるのを何度も見てきた。かくいう自分も、全然言いたいことが伝わらない毎日で、やっぱり修行しなければならないのであった。がんばるゾ。

火曜日をダイヤモンド級に輝かす魅惑ドラマ「カルテット」に万全の態勢で備えていたのに、野球中継の延長で全然始まらず。野球でドラマの開始が遅れるの、物心ついた時からひたすら許せない。

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2017年3月8日(水)

昨日の「カルテット」を録画でもう一度みる。
満島ひかり演じるすずめちゃんが、片思いの相手とその好きな人がうまくいくように行動して、「君の好きはどこへ行くの?」ときかれて「私の好きはその辺にゴロゴロ転がっていて、いつもは寝っ転がっていて、でもちょっと頑張らなきゃいけない時に、白い服でナポリタン食べなきゃいけない時とかにその人がエプロンをかけてくれて、ちょっと頑張れる、そういう、好きだってことを忘れるくらいの、好き」と言うシーンがあって、とてもグッときた。

好きな人と自分が結ばれることではなく、別の人との幸せを、心から望むこと。それはものすごく美しい形だと思う。「君と好きな人が100年続きますように」ってハナミズキの世界だ。
自分のような、妻子持ちのストレートの人を好きになったゲイなんかの、ゴールイメージはそういう所にあるべきだと個人的には思う。

でも同時に、自分はそれだけじゃ絶対に満たされないとも思う。頑張るための助けになる時もあれば、苦しくて仕方がない時が必ずある。自分は見返りが欲しい。触れたい。
恋愛禁止の神父さんが最終的に身を引く結末の小説も最近読んだけど、なかなかモヤモヤした。それが答えだと思うし、自分もそうなりたいと思うし、でもたぶん自分はそこでは納得できない。やはり彼氏を作るしかないのでは、という現在地です。

片思いの人に、別の人とコンサートへ行くようニコニコとチケットを渡したすずめちゃんだったけど、結局気になって会場へ駆けつけ、いい感じになっている2人を遠巻きに確認して、ひそやかに、優しく涙を流した。すずめちゃん。すずめちゃん。。。満島ひかりの泣きの演技は、人間国宝さんに、認定。

別件のザワザワ案件も浮上してきてカルテット、ますます期待に拍車がかかる。最終回までとりあえず3月は、カルテットを楽しみにがんばれるかな、といった感じです。

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2017年3月9日(木)

昼休みに職場の大縄大会。
この歳になって大縄かよ、なんて思う間もなくノリノリの同期チームに入れられ跳ぶことに。しかもなんなら年配の方のチームが多く、練習なんかもしてたりしてガッツリ気合い入ってらっしゃった。
我々はノリで今日だけ跳べばいいっしょという考え、加えて個人的な運動不足の極みにつき、引っかかる引っかかる。いやもうね、「跳ぶ」という動作、ここ数年の日常になかったからさ、そんなもん足ガクガクなるっつーの。

結果は予選敗退。ジュースとお菓子をもらってギリギリ午後の始業に居室へ戻った。
午後の業務はしばらく「コヒュゥ…コヒュゥ…コフッ…ふヒュッウ…」という呼吸の乱れとともに機能停止していた。

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2017年3月10日(金)

朝自宅で会社行く準備しながら「帰りてえ…」とふと思って、え、どんなけ会社行きたくねえんだよと1人ツッコミ。いわゆる、心が「出社」してしまっている状態ですね。スポーツ選手が、極限の集中状態で高速のボールが止まって見える、みたいな、「ゾーン」と呼ばれる状態に近い、かなり上級者の「会社行きたくなさ」です。
などといつまでもバカ言ってられないので大人しく出社。
会議の合間をぬって実験作業をするが、報告まとめる時間とか、特許出願の資料作りとか、色々なことが進められないまま今週の終了となった。
今週はまだ報告を求められなかったのでヌルッと終わってしまったが、来週色々きかれて怒られそうな予感。
そういうの含めて、自分のスケジュール管理しなきゃいけなかったんだろうけど、今週はどうにもグズグズとノロい感じだった。

裁量を任せてもらうのはいいが、放置と紙一重なので、注意が必要。

気持ち的には「そんなこといったって…言葉で言ってくれなきゃわかんないよッ…!!」という重い彼女みたいなマインドなので、かまってほしい。

こっちから質問していかなきゃですね。

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2017年3月11日(土)

FとWと新宿へ飲みに行った。
寒いのに東南口の桜がすでに咲いていてびっくり。(こんな早いのって梅?桃?とか言ってたけど、あとで検索したら桜だったらしい。花の名前見分けられるように知っておきたい)

まき串という、色んな野菜をひたすら肉で巻いたシリーズをいただいた。美味。典型的なタラレバトークにも花が咲き、カルテットのドラマの良さ、高橋一生のananなどについて激論を交わした。2時間ほど堪能し、二次会へ。

この日は事前に、2丁目に一緒についてきてほしいと頼んでおいたので、保護者2人に連れられゲイバーへ向かった。
大学同期にカミングアウトした時に行ったゲイバーはどちらかというと盛り上がりメインの観光バーだったので、おれが1人でも通えるような、まったり話せる落ち着いた場所をみつけることが本日のミッションだった。ネット検索をして目星をつけていた店に臨む。
一軒目はわりとこじんまりとしていて、店員さんと常連さんが仲良くしゃべってる雰囲気だったので、うまく切り込めず、3人でワイワイ。
このままでは引き下がれないと、二軒目。地図の住所を間違えていて少し迷ったが、雑居ビルの4階まで息切らせながら上り、なんとか到着。
店員さん4人、お客さんも盛況で、全体的に20代の若い感じで、期待が一気に高まり、カウンターへ案内してもらった。
お店のママに対応していただき、我らが姉貴的存在のWとさっそく意気投合したようで、イジりイジられのラリーの応酬がすごくて、腹がよじれるほど笑った。「えー、質問がブス!」というパワーワードが本日のハイライト。
ママさんが若くてほぼ自分たちと同年代で話しやすく、今の2丁目では20代でお店を持つことが主流だということを聞き驚いた。
お店の雰囲気が騒ぎすぎす静かすぎず、とてもよかった。1人で来るお客さんもいっぱいいるとのことで、また来ると約束をして笑顔で店をあとにした。

自分だけじゃ入る勇気なかったから、本当に2人に感謝だ。
通うぞ通うぞー!男さがすぞー!

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2017年3月12日(日)

遅起き。日が暮れてからスーツをクリーニングに出しに行き、お店のおばさんと指が触れ、電撃が走った。(運命の出会いというわけでは決してなく、単に静電気が生じただけだが、なぜかお互い気恥ずかしいというか、気まずい空気になったのが面白かった)

2駅分電車に乗ってみて、何回か行ったことのある洋食屋さんにフラッと。エビフライとハンバーグというお子様ランチかよって感じのメニューを頼み、満足。
ロフトへ行き、インクが切れかけていた筆ペンを新調。
その後初めて喫茶室ルノアールに入ってみた。なるほどチェーンながらも少し高めの値段設定で、ゆったりと落ち着いた雰囲気なわけですね。カフェオレもスタバ的なカフェラテじゃなくて、日本的なカフェオレで、自分好み。
時間帯もありガラガラで、読書に集中できてよかった。50代のおじさんおばさんが主に出てくる小説で、なかなかピンと来ず読み進められていなかったのだが、やっと読み終えた。最後までピンと来なかった。そういうこともあるよね。

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日記170227~170305

2017年2月27日(月)

組織改編のウワサ。
まだ自分に異動はないと高をくくっているが、正直どうなるかわからない。
というかMさんが「1番異動の可能性が高いのは自分かも笑」とか言い出して、冗談でもやめてほしいと思った。
Mさんと職場離れたら会社行く意味93%くらいなくなる。
せめてあと1年は教わりたい。それも贅沢な願いなんだろうか。

サラリーマンは上からの力に対して無力だ。そんな当たり前のことも、自分の身に降りかかる時にやっと、本当の意味で思い知るのかもしれない。

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2017年2月28日(火)

今日も寝坊した。寝坊デイに限って朝に後輩との工作の約束があったりして、自己嫌悪で絶望した。絶望してばかりもいられないので仕方なく行って、卑屈に笑って許してもらった。しょうがないね。

今日も今日とてやるべき実験をした。作業自体を終えた後すぐ帰ってもよかったが、なぜかこないだ資料の適当さを指摘されたことを思い出し、ひとりでムキになってあてつけのように丁寧に資料作り。根に持つタイプなので。

最愛のドラマ「カルテット」が最高潮をむかえ、最高速に達し、脳内で弾けた。面白いところがありすぎて、最終的に「来世は役者になるしかない」という結論に至った。願わくは、満島ひかりのように内なる火を灯して赤裸々に泣く演技がしたい。

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2017年3月1日(水)

業務中メールボックスに飲み会のお誘いが。
普段職場の飲み会は、忘年会とか定期の物を、1番年次の低い自分が発動するぐらいしかないのだが、めずらしくMさんが招集。
しかも1番小さいチームの単位で、少人数飲み会という非常にレアなパターンで、浮き足立った。
脊髄反射で返信をして、日程の○×の所に全て◎を記入するという気合の入りよう。
「新組織どうなるかわからないから、その前に飲み会を…」とか縁起でもないことが書いてあった気がするが、この際置いておこう。当日はMさんの隣の席をなんとしてもおさえたいところだ。

これまで会社の飲み会なんて行きたくなくてしょうがなかったけど、普段一緒に仕事をするこの小編成チームの方たちとはさすがに仲良くなったという自負があり、めずらしく少人数飲みということで、異例の期待値を記録した。こんな日が来るとは思っていなかった。楽しみだな。

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2017年3月2日(木)

今日は会社であまりイライラしなかったので日記に書くことがない。それは確実にいいことなのに、イライラを日記に落とし込めない物足りなさを感じていたりする。恐ろしい子…! 普通に寒い日だったが、通勤の道のりがうっすら春めいていやしないか?と思った。おそらく梅であろう、少し早めに咲き出す系の花がちらほらと、顔を出していた。匂いが、なんだか春のムンとした夜に近づいている気配。

もう3月だもんなあ、無理はないよ、え、3月?3月!?あの?なんにもしてないんですけど???ついこないだ年明けたばっかなんですけど!?!?といった感じで取り乱した。時間の流れは加齢とともに加速する。抗ってもムダ。後悔しないよう今を生きる。ハーゲンダッツ華もちのごま胡桃を食べた。美味。

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2017年3月3日(金)

入社して初めての特許出願を目指し、担当の人と打ち合わせ。
特許ときくと、発明!エジソン!みたいな立派なイメージが先行しがちだが、「今回作りたい機能が他社のとカブっとるやんけ、なんとか違いを出してどうにかこうにか特許化せな…」といった感じで、わりと泥臭くひたすら地味なものだったりする。めんどくさい。
初対面の担当の人が変わった方で、本題の話もそこそこに「地元どこ?」と聞かれてそっから地元トーク、行ったことのある海外の話、ヨーロッパの歴史、理系はセンターでも歴史をとろうとしないからもったいない、などポンポンと話が飛び、仕事と関係ない話を30分くらいした。
ちょっと脱力系でボソボソとしゃべる感じが、自分の職場(テキパキした人が多い)にはなかなかいないので、なんだか新鮮だった。

みんなもっと脱力していこうぜ!とは口が裂けても言えない。

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2017年3月4日(土)

母、はるばる上京の巻。
吉祥寺に行ってみたいというミーハーな感じは、わりとしっかり似ているところだなあと思う。照れ臭いからあまりしゃべりませんが。思春期が永遠に続いてる感じ。
ベタに井の頭公園など。動物園は初めて入ってみたが、こじんまりとしていて程よい大きさだった。鳥類がたくさんいたのが印象的。
アオサギを初めて生でみた。中学合唱曲業界の名曲「蒼鷺」を思い出す。物悲しいマイナー調で「胸毛をふるわす絶望の季節か 凍れる川の底流の音か」と激しく絶望感の漂う感じがたまらなかった。ピアノ伴奏がきれいで、課題曲でもなんでもないのに楽譜をもらって練習した記憶。

夜は地上波でアナ雪。映画館でもみたが、やはりお松のレリゴーは絶品。神田沙也加の好感度が上がるしかない声のよさ。セリフが違うんだよもはや。まったく関係ないけど「どこまでも限りなく降り積もる雪とあなたへの思い」とglobeのDEPARTURESが頭の中で流れた。

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2017年3月5日(日)

念願の最強ミュージカル映画ラ・ラ・ランド」鑑賞。
CMでもやってる冒頭の高速道路のダンスシーンが最高すぎて一気に引き込まれた。
物語の途中でいきなり歌い出すなんて、現実離れしててよくわからない、という人の意見もわからなくはない。しかし歌って踊り出すレベルの、ありえない感情の高ぶりを表現する人々は最高に魅力的で、ものすごい多幸感だったり絶望だったりが疑似体験できる。それって自分にとっては金払ってでも見る価値のある物だよなあと思う。
舞台のミュージカルからさらに、映画のミュージカルはなんでもあり。天文台でのデートから、宇宙まで浮き上がって遊泳してって、爆発してる。きっとドラッグをやったときのハイな感じって、ああいうふうだよなあ、と。やったことないけどもやね。疑似体験疑似体験。

そして物語の運びもよかった。夢を追いかけることの、残酷さと、だからこその美しさみたいなものが、凝縮されてあったように思う。大好物でした。もう一度みたい。

夜は会社の同期の結婚式の二次会にお呼ばれ。結婚がどうのこうの以前に、好きという気持ちもままならない自分の状況が、キラキラの対比として浮かび上がってしまってつらい。とはいえやはり花嫁姿はきれいで、おめでとうという気持ちも本当にある。とはいえ同期のノリが学生ノリすぎて本当にウンザリする。なんで会場入る前にベロンベロンに酔っ払ってんだよ。とかブツブツ内心つぶやいていたら、ビンゴゲームでなぜかディズニーペアチケットが当たってしまった。ああいうイベントのビンゴは当たると前に出なきゃいけないので、毎回、当たるな当たるなと念じているが、今回は特に場がめんどくさい雰囲気だったから特に当たるなと念じていて、そしてその思いが強すぎたのか逆に当たってしまった模様。騒ぎ立てる周りに流されるまま、「デュフ、デュフフwすいませんw」と会の中央で新郎新婦からチケットを卑屈に授かった。

おそらく幸せのおすそ分け人のふたりの意図からもっともかけ離れた人間に当たってしまったなあ、と、申し訳なく思った。けどすぐに、そんなもん知ったこっちゃない、当たっちまったもんはしょうがない、ふつうにF誘って遊びに行けばいーじゃんと開き直った。帰りにFにメールして快諾してもらった。楽しみ。

このディズニーペアチケットを使えるような恋人を作る、という目標を立てた方がよかったのだろうか?
いや、でも最速で出会えたとして、(チケットの期限的に)1年かそこらでディズニー行けるほど信頼関係築ける自信ない。ディズニーみたいに待ち時間多くて体力のいる所ではおれ普通に消耗しちゃうからなあ。それでも平気なくらい気を遣わない関係、ってなかなかできないような…とかめんどくさいことウジウジ考えちゃうような人間は、さっさとチケットを消費してしまうべき!
ヨシ!!!

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日記170220~170226

2017年2月20日(月)

出身研究室を訪問し、就活を控えた後輩に会社説明がてら、先輩風を吹かす業務。
あまり研究室に思い入れがなかった方なので、訪問前は緊張していたが、行ったら行ったでそれなりに歓迎していただけるのはやはりありがたいことだなあと思う。
普段着ないスーツを身にまとい、外部の人とちゃんと会おうとなると、愛想も振りまくってもんだし、一応会社の印象を良くしようとがんばって丁寧に答えたりするところは、自分のことながら少し感心した。
とか思ってたら同行した同じ大学の後輩社員に「ちょっと説明のパート長くて眠いとこあったかもですね」とやんわり指摘され、ごめんちゃい、といった感じだった。
なんだか普段使わない顔の筋肉を酷使した反動がすさまじく、帰りの新幹線はなんというか死後硬直していた。

家に帰れば、魔法の呪文、我が家が1番。
気が向いて、録画していたボクらの時代(SHELLYと厚切りジェイソンとパックン登場回)を観てみたら、神回だった。ハーフ/外国人として日本で生活する上でのモヤモヤに関して、非常に理知的な意見が飛び交っていて見ごたえがあった。
厚切りジェイソンが「女性の働きやすさでは日本よりアメリカの方が明らかに良いから、娘をアメリカで育てた方がいいのではと考えることがある」と言ったり、SHELLYが「英語ペラペラは鼻につくと捉えられることもあるから、英語の教育を躊躇してたけど、親が子に与えられる最高のプレゼントは言葉だという話を長谷川潤にされ、日本語も英語も両方話すことにした」「日本の芸能人が政治の意見を言わないのは、芸能人は商品、という意識が根本にあるから」といったようなこととか、とにかく色んな日本の息苦しさ?みたいなことをスパッと言ってくれていた。日本人でも感じる社会のモヤモヤを吹き飛ばしてくれるようで、なんだか勇気をもらった気がする。

自分の考えは、誰のものでもない。自分の考えを、しっかり持っていていい、持つべきだと再認識。

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2017年2月21日(火)

出張の疲れ冷めやらぬうちに、朝から装置の設置作業。800kgあるらしいユニットを移動させたりと、けっこうこわい。「大丈夫だけど、もし倒れたら普通につぶれるから支えようとせず逃げてね」というアドバイス、戦慄する。倒れないようにどうすべきか、もっと具体的な内容を指示すべきでは?

ネジしめ作業一つをとっても奥深い。硬いネジをゆるめる時、中途半端に変な力を加えるとネジ表面のドライバー用ミゾが削れてしまい(ネジをナメると表現する)、ダメになるが、思い切って力を集中させないと一向にネジがとれない。つまりリスクにビビって手加減してしまうと、何も得られないのだ。物理的な作業かと思いきや、どっこいメンタルの戦いである。経験を積めば先輩みたく軽々と作業を推し進められるようになるのだろうか。自分はいつまで経ってもおっかなびっくり作業している姿しかイメージできない。果たして。

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2017年2月22日(水)

「この作業は20分で終わったことあるから、楽勝でしょ!」という有能なリーダーの言葉とは裏腹に2時間半をゆうに超えギリギリフィニッシュ。
自分の出来なさが不甲斐ないのはもちろんだが、普通に許容範囲を超えてる気がする。最近そういうことが多い。

大人数でバリバリ分担してデカイ製品作ってこう、ってするなら、みんながスーパーマン前提でギリギリの橋を渡っていくのは無理が生じると思う。実際直面している数々の市場トラブルはその結果だと思う。
詳しくない人でも誰でも出来るように、という想定で作業工程を考えていく必要があるんじゃないすか?
みんな無理せず、出来ないことは出来ないと言うべきでは。かくいう自分もこわくて言えない。きっと誰かがぶったおれるまでシステムとか人の考え方って変わらないんだろうな。
信頼して任せる、ってのと無責任に放り投げるってのは紙一重で、難しいなあ〜となんとなく。
よくわかりましぇ〜ん。 「スーパーサラリーマン左江内氏」の録画をみた。脱力感が最高。三Jの主題歌もサビに歌詞があるから最高。

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2017年2月23日(木)

会社の人に、不意に「本音で言ってみていいよ」と言われて、何も答えられなくなってしまった。
会社の中で良しとされる姿が確かにあって、例えば海外出張はステータスだし率先して行くべき、みたいなこととか色々あるけど、そのほとんどが自分ののんべんだらりとした考えと正反対の方を向いている。組織の正解を否定することで得することなんかまったくないから、いつも明言せずに曖昧に笑うだけ。
本音を言う度胸なんてないし、ウソをつき切るほど鈍感になれない。
本音を言え、とか言いだしたら「まったく働きたくありません」って全力で言うレベルなので、言っても仕方がないし。
もうだから、おれのことは気にしないでほしい。もう勝手に決めてほしい。どうせこんな非生産的な個人の意見なんて、会社的に受け取りようがないもん。
イライラする。うまくまとまらないし整理できない。

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2017年2月24日(金)

前回の打合せで否定された自分の方針を、手のひらを返したように持ち出してこられたりと、なんとも釈然としない打合せを朝に一本。方針が決まったから別にそれでいいけど、先輩の「え、当然でしょ」みたいな何食わぬ顔に陰で腹を立てた。
装置の設置作業で体を動かした後、なんとかプチ資料作りを間に合わせた会議をギリギリで終え、今週は乗り切れたなと一息。
と思いきや後輩からちょっとした工作の依頼。来週でもよさそうなので、部品の資料だけ用意しといてね〜と言ったら、「え、いやなんかただ電線繋ぐだけっぽいので、そんな資料とかいるかな…(半笑い)」みたいなことボソッと言いやがって、は、じゃあテメエでやれよって感じだったがなんとかこらえて、一応用意してもらえるかな〜^_^とだけ言っておいた。

細かい作業とか、人の態度とか、普段なら海のような広い心で極力穏やかに対応するのだが、どうにも余裕がない最近は心の狭さが四畳半なので、あからさまにイラっときて、でも顔には出さないようにするから、表情がグニャリと曲がる。こんなのイヤだなあ。余裕で包み込むか、それともそれはちょっといかがなものかと言葉でうまく伝えられたらいいのだけど、どちらもうまくできない。うんこ。

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2017年2月25日(土)

くさくさした心に新しい風を吹き込むべく、立川のカリスマ美容師のもとへ。
なにがカリスマかって、希望に沿った髪型を実現してるくれるところももちろんだが、おれの偏屈な考え方を肯定してくれる感じが何より心地よいのだ。これからもごひいきにさせていただく所存。

夕飯の約束のため、Fの住む高円寺へ。高円寺はいい感じによれた居酒屋さんなど、とにかく気になるグルメが満載なので、色々回らなければならない。今日はとんかつ。カウンターで渡していただくとんかつはアツアツで味噌汁もアツアツで、すごくうまかった。カフェに移動して葬儀トークなど。あとカフェの名前が英語で「第三の惑星」と名乗っていたので、水金地火木土天冥海、あ、地球ってことか!となって、地球といえばトークを展開した。おれの出身中学で「地球」というオリジナルの合唱曲があって、一生懸命取り組んでいたのに、あまりに前衛的なその作風に、市のコンクールで他の中学の生徒にめっちゃ笑われたという話をして、Fの爆笑を勝ち取った。「消えていくサバンナ、倒される熱帯雨林、広がる砂漠」で始まる歌詞をまくしたてるあの曲は、今考えてもやっぱり攻めてて、自分も思い出して爆笑。記念の録音CDを今度貸す約束をした。

今週の色んなくだらないことを高円寺で笑い飛ばせた気がした。気持ちいい夜。

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2017年2月26日(日)

まったり日曜。掃除もちゃんとやって自分にしてはわりと上出来。
植本一子さんの「家族最後の日」を読み終えた。写真家の方のエッセイというか、日記で、ラッパーの夫と娘2人との家族のことを中心に書かれているのだが、とにかく赤裸々というか、まっすぐ自分と向き合って書かれていてすごい熱量だった。
前作の「かなわない」でがっしり心を掴まれていたところに出た新刊が「家族最後の日」なんて気になりすぎるだろ、という流れ。
「かなわない」では、植本さんが抱いていた理想の家族像みたいなものにかなわなかったことが描かれていたりしたので辛いところがあったが、今作では癌になった夫と成長した娘たちと、また新しい家族として向き合っていて、そして、自分のままならない感情を素直に言葉にしていて、すごくかっこよかった。
癌と聞くと、なにか特別なものとして、克服するべきとか救ってあげたいとかキレイな感情が取り上げられがちだけど(あくまで個人の意見です)、現実はもっと生々しくて、切実で、周りの人の感情も一通りではなくて、そして生活は続いていくんだ、ということが、植本さんの言葉でしっかりと記されてあった。家族の形は変わっていくということを、受け入れることが大切と最後に書かれてあった。

あと、一緒に生きていたことを見て、書いて、残さなきゃ、と思ったとも書かれてあった。

植本さんの本を読んで、自分の泥臭い感情とか愚痴とかを、しっかり言葉にしたいな、と思ってインスタ日記を始めた、と言っても過言ではない気がする。いつまで続くかわからないけど、日々のモヤモヤも言葉にできるとちょっとスッキリするんだよなあ。不思議。

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日記170213~170219

2017年2月13日(月)

エンジンのかからない月曜。
本当に夕方までエンジンのかからないままだったので、明日がんばることにしてとっとと帰宅。

土曜に買った小説を読んだ。サラリとLGBTが出てくる感じで、というか性のグループ分けなんて曖昧でいいのでは?といった感じで、好きでした。

LGBTをメインテーマにして、大げさにお涙頂戴、なんて今さらお腹いっぱいになってしまうから、どれだけ自然な形で、自然な暮らしの中で語ってくれるかが気になる。

今回の作品はまさに肩の力が抜けた語り口で、それでいて丁寧で、よかった。読み進めていく途中で、LGBTってことか、って気づく、そういう小説ならではの仕掛けも面白かった。ちなみにこの手の作品に去年も出会えたことがあったので、勝手に波を感じている。
これから、もっとカジュアルな感じの作品が、もっとたくさん世に出てくるといいなと思った。

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2017年2月14日(火)

会社の食堂が工事で使えなくなって久しい。
臨時のプレハブ小屋で提供される冷えた弁当や炊き出しカレーはイヤだと、同期たちと連れ立ってはるばる外部に食べに行ったりする最近だが、今日みたいに弁当で済ます日も、個人的には別に嫌いじゃない。
というか、冷えたご飯、ふつうにおいしく食べられる。
同期がみんな「冷えた弁当なんてありえないよね!」と口を揃えているから、仕方なく「常温どころか冷蔵庫で冷やしてんのかってくらい冷たいヨネ!!」と合わせたりしちゃうわけだが、内心、冷えた弁当でもおいしいから近場でサッと済ませたい…と思う日もある。
性格的に、日常のあらゆることがマジョリティーに屈しがちでウケる。

あまり大きい声では言えないが、「まずい」の判定がユルユルで、ある程度おいしければOK、というなんともエコな舌は、数少ない私の長所だ。

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2017年2月15日(水)

セブンイレブンで、コールドストーンがコラボしたちょっと高いアイスを購入。このシリーズはハズレがなく、軽々期待の上を行く。
「ホワイトバナナナミルク」味とのこと。ナの数は表記通りなのであしからず。生チョコとホワイトチョコチップとアーモンドの、三位一体が最高だった。
本物のコールドストーンもいつか行ってみたい。いったいどれほど陽気なんだろうか。

東京タラレバ娘がもこみち回だった。同じ日テレだからか、もこみちが演技をモコズキッチンに寄せていてウケた。
それにつけても田中圭。ガキみたいに駄々をこねる田中圭。そして既婚者はダメだとわかりきっていても抗えない大島優子の演技もよかった。
既婚がいい、とかそういうのではまったくなく、田中圭を楽しむためのスパイスとしての不倫がこう、絶妙に色々な数値を高めるというか…。
一言では説明できない。この分野の研究が進み、一刻も早く論文が発表されるのを待つばかりである。

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2017年2月16日(木)

いよいよ朝起きられなくなってきている。
始業時間が曖昧な職場なので別に遅刻ではないが、自分で決めているボーダーを今日は超えてしまった。弱っている目覚まし時計の電池を取り替えると決めた。土曜の京都旅行寝過ごしたくないもんね。

今日はわりとMさんとよくしゃべった日。
実験の進め方がわからず、混乱しながらで要領を得ない私の説明を辛抱強く聞いてくださり、「そのやり方がいいと思う!」と力強く背中を押してくれる発言。もういっそのこと、物理的に思いっきり背中を押されて宙を舞いたい気分だった。ウソ。キモい。

旅行の荷造りまったくできてない…

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2017年2月17日(金)

旅行や出張の前夜は絶対に準備が終わらない。毎回泣きながら荷造りするハメになる。こればかりは持って生まれた才能によるものだから、仕方がない。私には荷造りの才能がない、ただそれだけだ。
とはいえ早朝家を出なければならない現実は目の前に迫っており、申しわけ程度でも眠らなければ。
おやすみなさい。

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2017年2月18日(土)

日も照らぬ早朝。バスがないから駅までタクシーを予約していたが、予約時間に目が覚めた。あわてて電話で15分の猶予を乞い、鬼速で準備をして飛び乗る。「ぶっ飛ばしますから」というタクシードライバーのおかげで余裕で電車に間に合い、新幹線に乗り継ぎ京都へ。

約一年ぶりの京都。大学・大学院と6年間住んでいた頃から大好きだったけど、上京(東京の方)して離れてから年々愛が加速している。河原町の駅に着き、地上へ出てマイフェイバリットリバー鴨川に臨む。その瞬間、光の速さで懐かしさが体内を駆け巡り、もうここの住人ではなく、自分もそこらへんの観光客の1人に成り下がってしまった事実と対峙して、思わず「あぁ…」とため息が漏れた。

八坂神社で大学同期の関西勢(京都大好き4人組)と待ち合わせ。基本的に全員遅刻するあたりはいつものこと。
今日は自撮り棒導入とのことで、めちゃくちゃぎこちない操作だが鬼のように自撮りをしながら坂を登り、清水寺へ向かう我々は観光客の模範となる存在であった。
ていうか前から多かったけど、それにも増して外国人、特に中国人韓国人が多くてエネルギーが渦巻いていたのが印象的だった。修学旅行生ちゃん達が萎縮しているのでは、ってくらい影が薄くなってて面白かった。
清水寺は舞台の改修に入っていて、近々拝観できなくなるだかなんだかで、その前にみられてよかった。丸太で足場を組む鳶職(?)の方々が作業されていたが、邪魔どころか命綱もつけずに軽々と不安定で安定な足場を作り上げていく匠の技に普通に感動した。
趣のあるお店で鍋焼きうどんなど。

14時に四条堀川の和菓子屋さんで和菓子作り体験を予約していたので、下山しがてら途中で縁切り神社にも立ち寄った。縁切り、縁結びのご利益がすさまじいらしく、全国各地から人々が駆けつけ、「離婚調停がうまくいきますように」などの生々しい絵馬を書き散らしていくようで、エネルギーがすごかった。名物のトンネルくぐりを体験し、良縁を祈願。

和菓子作るって言ってるのにあんこもちとかみたらしを食べ歩いた上で、体験教室の和菓子屋へ到着。ベテランのおじいちゃん先生の指示通りにコネコネするだけで、それっぽい和菓子を紙粘土の要領で作り、面白かった。ただ球体にするだけの作業でも厳密な形にはなってくれず、軽やかでもやはり熟練の技に感動した。お抹茶も出てきて自分お手製の和菓子に舌鼓を打つ。たいへんに満足した。

甘みメーターがわりとふりきれ、豆腐ソフトとか食べられなかったがそれでもグルメ天国・錦市場の通りは魅力にあふれ、じゃがバターのデカイ練り物に食らいつきハフハフ。うまかった。

予約していた先斗町のお店のご飯まで時間があったので、腹ごなしがてらダーツバーに行った。初めてだったがそこそこまとに当たり、けっこう普通に楽しかった。これまた初めてテキーラを飲んでみたのだが、なかなかどうして想像よりもすんなり飲めて、三杯くらい罰ゲームで飲むことになり、すごくハイになって楽しかった。パーリーピーポーの心情を理解してしまったかもしれない。

先斗町の雰囲気のよいお店に似つかわしくないハイテンションで会話が盛り上がり、酔いに任せてカミングアウトした。
このメンバーには前々から言いたかったのだが、どうにも毎回バカ騒ぎが基本だったのでタイミングを失っていた。ウソついとくのがいい加減バカらしくなっていたので、テキーラついでに言ってしまうくらいがちょうどよかったと思う。
反応としては、「なんで今まで言わなかった、遅すぎ、東京組より後に言われたとか許せない」と強気に来られて、もう本当にこういう人たちだったなあそういえば、といった感じだった。(どんな感じだ)
「いやまあ東京組は練習台って感じで、この場が本番、みたいな感じかもね…」とか訳のわからない言い訳などしつつ、なだめた。

春になったら京都サイクリングだね、といって解散
自分の中で京都神話がまた膨れ上がっていく。

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2017年2月19日(日)

疲れもあり、翌日の仕事が本番なので、まったり過ごした。
気まぐれにホテル近所のハンバーグ屋さん。カウンターを挟んだ鉄板フィールドでじっくり焼いてくれたハンバーグは、ラボという店名に違わず計算し尽くされたかのようにキレイな円形フォルム。京都豚がどうのこうの、濃厚な肉の味わいで、うまかった。付け合わせのゴボウと牛肉を煮た小皿のうまさも嬉しく。
京都シネマという、小規模だけどオシャレなタイプの、マニアック寄りの映画館に入ってみた。おそらくフランスの「たかが世界の終わり」鑑賞。12年ぶりに帰ってきた故郷の家族に、自分の死期が近いことを打ち明けようとする劇作家の主人公。わかりあえない家族の口論が辛かった。注目しているツイッターの人が「家族の中で1人だけ上京して、帰省した時に何話せばいいのかわからない、みたいなズレ」的なことを言ってて、興味があったんだけど、もはやそれにしても、わかりあえなさすぎでは?といった感じで辛かった。オープニングの音楽と映像がすごく好みだった。主人公の妹のけだるい感じよかった。

楽しさが弾けた後の、けだるい日曜の夜。

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日記170206~170212

2017年2月6日(月)

管理職に最近の残業の心配をされた。
大丈夫?って聞かれたら大丈夫です、って言うしかない私の性格ですし、当たり障りのない言い訳めいた大丈夫ですメールを作るのにけっこうな時間も費やしてしまって、ゲンナリした。

残業という行為には色々と思うところがあるのだが、毎回、
「でもニュースでやってる過労死とかの残業時間よりは遥かに少ないのにこんなこと思っていいのだろうか…」ってなって、重症だなと思う。
定時で帰っていいはずだから本来は! 「残業に大きいも小さいもない!」と私の心の中の深津絵里(踊る大捜査線のすみれさん)が叫び、その凜とした姿(妄想)に、ただただ憧れの眼差しを向ける。

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2017年2月7日(火)

今日は一日中作業とわかっていたので、昨日残業せず早く帰れと言われながらもギリギリで実験内容だけなんとかまとめたファイルをメールで流しといたのだけど、「適当にまとめずしっかりと書いてから配信した方がよいのでは?」と別の方にやんわり指摘され、
「あ〜い、とぅーいまてぇ〜ん!!」(ですよ。)という感じだった。今日明日作業決まってたし結局そんな時間なかったし、結果は知らせなきゃだし、昨日あの程度まとめて取り急ぎ流すのが、私の限界でした。ごめんねごめんね〜。 最高ドラマ「カルテット」の最高さだけが加速してゆく。

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2017年2月8日(水)

なんだかやること多くてよくわからない。余裕がない。よくない。
「顔が赤いよ、熱でもあるんじゃない?笑」と冗談でおでこを不意に触られそうになって、普段なんにも思わないおじさんにまでドキッとしそうになってしまった。どんなけ男に飢えてんだよ。Mさんにやられたらしぬ。絶対ないけど。
Mさんと言葉を交わせないほど居室にいられない。作業で今日も一日つぶれた。どーにかならんもんかね。疲れた。

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2017年2月9日(木)

思いがけずMさんから出張みやげに変なキーホルダーをもらい、午前中からテンションがおかしなことになった。
うれしい貰い物が、変なものであればあるほど、そのうれしさはその人への好意で成り立っているわけであって、あらためて熱量を思い知ることになる。腐っていたここ数週間の気持ちが一気に晴れ、単純かよ、と。家宝にした。

今日はササッと帰って珍しく都心へ繰り出した。
Fが引き合わせてくれた東京フレンズと飲酒。久々にあんなあっけらかんと痛快な人たちとしゃべった気がする笑
これまたここ数週間のモヤモヤが弾け飛んだ。

今日はいい日。誰にも文句は言わせません。

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2017年2月10日(金)

海外出張中の設置メンバーに荷物を送るべく、朝から奔走。
余裕ぶっこいていたが、あっという間に集荷の時間が迫り、Mさんにまでマニュアルのファイルとじなど雑務でこき使ってしまった。
とはいえなんとか間に合いホッと一息。
煩雑な書類を作り、電話をかけ、ダンボール片手に走り、ドライバーの到着と同時に息を切らしながら集荷場に駆けつけた私は、なかなか会社員然としていてよかったと思う。

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2017年2月11日(土)

渋谷のシアターコクーンにて、Aと舞台を観劇。
ミュージカルが好きで東京に来てから何度か観劇してきたが、歌なし芝居だけの舞台は初めて。ちゃんと楽しめるか不安だったが、杞憂だった。
昭和の東京オリンピックを控えた時代の宿泊施設を舞台に、亡き父の遺志を継いだ娘、元夫、元夫の婚約者/家族、ウソをつく悪い現夫、歌手、マネージャー、手品師、挙げ句の果てに亡き父の幽霊と、色んな人が舞台狭しと立ち回り、コミカルでとても面白かった。
本音を言ってしまう神のアイテムで、ぎこちなかった元夫婦の主役2人が正直に言い争い出すシーンなどよかった。小池栄子さん、松岡茉優さんの感情の染み出させ方。

昼集合の終演16時すぎでたいへん飢えていたため、渋谷の奥の、路地裏に見つけたうどん屋さんにてチュルリラ。店内店外と、大量のフィギュアや舞台・映画のポスター、オモチャなどがディスプレイされ、カルチャーとうどんの融合が斬新だった。きんぴらごぼう天がお気に入り。

大満足でAと別れ、乗り換えの新宿でふと、最近の男日照りを憂い、2丁目を歩いてみた。アプリのメッセージが全然続かず出会いもないので、ゲイバーに、しかも1人で行かない限りは現状変わらないよなあ、とボンヤリ思ってのことだった。
とはいえ以前友達と行ったお店の場所が思い出せず、ていうかゲイバーを前にしたところでそもそも1人でバーを嗜む作法も知らず、怖気づいて、尻尾を巻いて帰った。
というわけでひとりゲイバーは未遂に終わった。
今度誰かについて来てもらってまずは情報収集から、といった目標を立てた。

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2017年2月12日(日)

久しぶりに昼過ぎまでたっぷり寝た。
長時間眠るためにはそれなりに体力が要ると最近聞いたので、体力が戻りつつあるのを体感。
ゴミ屋敷をひたすら片付ける。平日は一挙手一投足が部屋を散らかしていくので、土日にちゃんと片づけようとしないと本当にひどいことになる。こまめに掃除できたらいいんだろうけどなあ。何もかもめんどくさい。

来週の京都旅行の準備など。会社の採用活動の手伝いが月曜にあるので交通費が浮いてラッキー。なかば京都サークルともいえる大学の同期と綿密な計画を立てた。こういう手配にはまったく手間暇を惜しまず力が入る。楽しみ。

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