あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

59、2016年、僕の私の大量消費社会

お久しぶりです!サワライ マモルです!

 

光陰矢の如し。加齢とともに年々加速する「今年もあっという間だったね」感。

サワライ的には毎度のことですが、2016年、今年もなんかオロオロしてるうちに過ぎちゃったなあという印象です。

 

仕事、うまくできないし、彼氏、微塵もできないし、去年に引き続きウロウロしてたサワライが、ギリギリのところで正気を保つことができたのは、エンターテイメントのおかげでした。

 

 

というわけで、サワライを救ってくれた2016年のお気に入りご機嫌コンテンツを以下に紹介していくぜ!独断と偏見だぜ!今年もいっぱい好きが増えました!

 

 

 

~小説~

 

●「美しい距離」

 

美しい距離

美しい距離

 

 

 不治の病の妻とその夫の日々。難病ものって、お涙頂戴の感動作で片付けられてしまいがちですが、この作品はもっと淡々としています。おおげさじゃないからいい、というか。それは決してうすっぺらいわけではなく、静かにしっかりと、死を自分たちのものとしてとらえていく夫婦の姿が美しく描かれていて、すごくよかった。

最後に、妻の死により妻との距離が日ごとに離れていくことに対して、それもまた乙なものだと、夫が肯定する描写がすごく印象に残る作品。

 

 

 

●「コンビニ人間」

 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

 

大学卒業後就職をせずに、ずっとコンビニでバイトを続ける36歳未婚女性の話。幼い頃から周りの人の「普通」に寄り添えない彼女は、完璧なマニュアルが存在するコンビニでだけ自分が世界の「部品」になれると、コンビニのために眠り、コンビニのために食べる生活を送る。そんな極端な彼女の姿に、世間の常識からの解放をみるか、あるいは狂気を感じるか…

身近なコンビニを舞台に、常識や価値観を激しく揺さぶられる楽しさを味わえます。

 

 

 

●「みかづき

 

みかづき

みかづき

 

 

 昭和から平成にかけて、塾産業とともに歩んできた家族三世代の大長編。

キャラがみんなめちゃくちゃ魅力的で、教育をめぐる展開がとにかくアツいんです。

気の強い女性にタジタジなおおらかな男の構図とか、個性豊かな三姉妹のそれぞれの活躍、超然としたかっこいいおばあちゃんなど、好きな人物像が次々に出てくるのがお気に入り。

 

 

 

~映画~

 

●「怒り」

映画『怒り』公式サイトwww.ikari-movie.com

57、「怒り」にゆれる喜び - あるゲイのサワライ マモル。sawaraimamoru.hatenablog.com

 

ブログも書きましたが、人を信じること、生々しい感情が描かれた作品。心がグワングワンに揺さぶられる骨太な仕上がり。妻夫木くんに恋をし、宮崎あおいの幸せを祈る映画。

 

 

 

●「シン・ゴジラ

映画『シン・ゴジラ』公式サイトwww.shin-godzilla.jp

 

怪獣映画というか、会議映画でした。

未曾有の大災害発生時に、国の頭のいい人たちがどのように動くか、というのを、エヴァ的なスピード感ある画面の切り替わりでテンポよく展開していく心地よさ!豪華俳優陣をエキストラ的に使ったり、街の作り込みがすごかったり遊び心も満載で圧倒的なエンタメりょくでした。

 

 

 

~ドラマ~

 

●「ゆとりですがなにか」

ゆとりですがなにか|日本テレビwww.ntv.co.jp

 

岡田将生松坂桃李柳楽優弥演じるゆとり世代が、うるせー馬鹿ヤローゆとりだなんだ関係ねえんだよといった感じで、宮藤官九郎脚本特有の独特な長い感情的なセリフをまくしたてる感じが大好きでした。うっかり岡田将生のよさを悟ってしまった作品。ヒロインの安藤サクラさん最高。

 

 

 

●「逃げるは恥だが役に立つ

火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』|TBSテレビwww.tbs.co.jp

 

個人的に自信をなくしていた秋口から冬にかけて、毎週楽しみに、心の支えにしていたドラマ。

派遣切りからの就職としての偽装結婚、からの本当の恋。現代が抱える社会問題の捉え方が絶妙に丁寧で、職業観とか、特にジェンダーの考え方が大げさでなくフラットで、すんごくよかった。

物語に散りばめられた色んな番組のパロディも最高に面白くて、キュンとするシーンも満載で、最高&最&高でした。

星野源、別にそんな好きじゃないんだけど、なんか、みちゃうんだよねえ…いや、別に好みじゃないんだけどなあ…という謎の言い訳を続ける自分のちっぽけな存在を意識せざるをえない作品。

 

 

 

~歌~

 

●「Have a nice day / 西野カナ

 

Just LOVE

Just LOVE

 

 

 4月~9月のめざましテレビのテーマソングでしたね。生まれながらのめざましテレビ派な自分の、会社への行きたくなさを見事に払拭してくれる最強おはようソング。ウキウキなメロディーとともに繰り出されるかなやんの底抜けポジティブ歌詞が最高。

トマトが嫌いな歌でレコ大おめでとうな西野カナやんは、ホントに歌がうまいんすよね。YouTubeでの強いかなやんのTrue Colorsも好き。

 

 

 

●「ともだち with 小袋成彬 / 宇多田ヒカル

 

Fantôme

Fantôme

 

 

 宇多田ヒカルの復帰アルバムはみんなチェキラウトした?サントリーのCMの道、も大好きなんだけど、やっぱりゲイのことを歌ったとされるこの曲をいっぱい聴いたなあ。触りたくて仕方ないあなたとは、やっぱり友達になれないなあ、とのこと。イントロとアウトロのメロディーがめっちゃかっこいいんだよね。

 

 

 

●「恋 / 星野源

 

恋

 

 

 言わずと知れた最強ドラマ逃げ恥のテーマソング。

ダンス習得の日々。

主演のガッキーの激キャワな恋ダンスもいいけど、星野源が歌番組で歌う時のバックダンサーのキレキレな恋ダンスも大好き。

てかこの曲めっっっちゃよくない!?「ただ腹を空かせて君の元へ帰るんだ」のとことか!好き!

 

 

 

~ミュージカル~

 

●「1789」

帝国劇場『1789 バスティーユの恋人たち』www.tohostage.com

 

46、革命日和 - あるゲイのサワライ マモル。sawaraimamoru.hatenablog.com

 

ブログにも書いたフランス革命のミュージカル。神田沙也加の声の力・健気なヒロイン像、小池徹平の少年漫画的ヒーロー像、ソニンの情念、農民の魂からの訴えを表す合唱・群舞。もっかいみたいなあ、いつか再演してくれないだろうか…

 

 

 

●「キンキーブーツ」

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」公式サイトwww.kinkyboots.jp

 

三浦春馬ドラァグクイーンを演じた異色作。三浦春馬がもはやドラァグクイーンでしかなく、圧倒的な強さ・美しさがかっこよかった。女性性と筋肉の両立、が斬新で、でもめちゃくちゃ説得力のある強さだった。

 

 

 

●「RENT」

ブロードウェイ・ミュージカル『RENT(レント)』20周年記念ツアー来日公演rent2016.jp

 

今週みてきました笑

マイノリティーや麻薬中毒エイズなどに焦点を当てたブロードウェイミュージカル。

初めて海外キャストのものを観てみましたが、歌かっこいい!最高!

舞台の両サイドで字幕がちゃんと出るんですね、慣れないとちょっと忙しない笑

なんかのCMでもおなじみの「Seasons of Love」が本当にいい歌すぎて、ソロの人うますぎて、鳥肌ののち涙。よかった。

 

 

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という感じでした2016年!!

来年も色んな楽しいものを、俗っぽく消費していきたいなあ!

スマップがいなくなっても、強く生きていくからね。

 

 

やべえ、紅白始まる!!消費せねば!!