あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

42、ツンデレ・エンジニアにはご用心

当方、とあるメーカーにて産業機器の開発職に就いている者なのですが、入社して1年が経ってようやく、エンジニアの諸先輩方との仕事のやり方がわかってきたかなあといった感じです。

ゲイという立場上、カテゴリーに基づいた雑な決めつけはあまりしたくないのですが、経験からいって理系の男ってのは、まあ比較的物静かな方が多いもんです。

朝出社した時のあいさつが不発に終わったり、自分もまたゴニョゴニョとしか言わなかったりで、入社したての1年前は、周りの無骨なエンジニアたちが何を考えているのかわからなくて、わりとおびえていました。


しかし業務に関わっていくにつれ、みんな技術のことにはアツく、バンバン議論するんだということを知ります。色んな人と協力しなければ企業でのモノづくりは成立しません。巨大な産業機器ともなると関わる人の数も増え、様々な分野の担当者とやりとりしながら仕事を進めていくことになります。

そうやってたくさんのエンジニアのおっちゃん達と1年触れ合ってなんとなくわかってきたのは、ほとんどみんなツンデレだということです。

普段はムスッとしていて機嫌悪そうなおっちゃんに、おそるおそるわからない技術のことを質問してみると、めちゃくちゃ嬉しそうにあれもこれも教えてくれます。
自分の課題に行き詰ってウンウンうなっていたら、画面のデータを後ろからのぞき込んで「えらい波形あばれてるね(ニヤニヤ)」とあたたかく冷やかしてくれるおっちゃんもいます。

「いや、けっきょく優しいんかい!!」というギャップ萌えが業務中によく発生するもんだから、まったく忙しい毎日です。

そういえばこの2年目の4月から所属チームが合併してちょっと人数が増えたんですけど、サワライが幹事となって親睦会を昨日執り行ったんですよ。

その新チームに、まさに普段ムスッとして、めちゃくちゃ話しかけづらいおっちゃんがいて、エラそうにしてるおっちゃんおるな~と思っていたのですが、昨日の飲み会で席が一緒でワイワイしゃべったんです。

そしたら今日になって、「サワライくんのやってる課題、この現象が関係してない?」と急に参考書を貸してくれたり、「あのセンサ実験に使えると思うから借りてきてあげようか?」とか言ってくれたりしだして、もう、デレデレもいいところ!
ブルートゥス、お前もツンデレか!みたいな。


そんなこんなで、「物静かなエンジニアの男たちは、けっきょくツンデレが多くてかわいい」というのが、メーカーに1年勤めて実感したことです。

ま、同じチームの直属の上司(40)が1番かっこいいのはゆるぎない事実ですがね!!フフフ。不動!
寝違えて首が動かないとかボヤいてるのかわいすぎましたからね…。

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41、悪いけど私は非効率主義

自分は効率が悪いな、と思うことがよくあります。


業務の中で教えてもらうことを取りこぼさないように、全てメモに書き散らして、結局どれが要点かわかりにくいノートになってしまうことは日常茶飯事。
メモの内容をパソコンに打って整理しようとして、「あれ、これって最初からノートパソコンでメモとればもっとシンプルに済んでいたのかも…」というふうに週一で自己嫌悪になる習慣があります。

 


これまでの人生を振り返っても、決して効率のいい生き方ではなかったように思います。
それはテスト勉強だとか、卒業研究の進め方、就職活動に反映されました。
たぶん、複数のことを同時に進めることが苦手、ということなんでしょう。

一つの科目をちゃんとわかるまで勉強してからじゃないと、次に進めない。
データをきちんと整理して考察が落ち着くまで、次の実験手順が考えられない。
思い入れの強い企業の選考があるうちに、他の企業に打ち込めない。

周りのみんながスピーディに結果を出していく中で、比較的おっとりとしていました。

ただ、ゆとりというそよ風に吹かれながらすくすく育ってきたこれまでは、「1つの物事にじっくり向き合って取り組める子」だなんて評価してもらえて、まあ自分の行きたい道をマイペースに進んでこれたし、非効率でいいじゃん!じっくり取り組めばいいじゃん!と開き直っていました。

 

しかし、会社に入って1年経った今、ちょっと、このままではマズい、と思いました。
会社って、どうにもこうにも利益を出すことが大きな目標だし、納期・締め切りがシビアに求められるから、効率よく動くことがとてもとても、大事なんですよね。
サワライは今メーカーの開発現場にいるので、よりいっそう感じます。

じっくり考えてうなっていたら、あっという間に期限が迫って、うまくいかないことが増えてきました。

「ムダなことなんか1つもない!一歩ずつ、遠回りしてでもいいから、自分の足で歩いていこう!☆」とか言っていたらビンタされておしまいです。
ごめんなさい、ビンタは言い過ぎだし、実際会社ってそこまで殺伐としているわけじゃないです。話を盛りましたね。

ただ、会社という枠組みにおいては、やはり「効率よく動く」ことは正義なんです。

マイペースでじっくり頑張ることが強み、と主張して採用してもらえた自分だけど、時間がかかってしまってうまいこと結果が出せていない現状は、どうしても悩みの種です。
1年経って、同期入社の友達が少しずつ成果を生み出し始めた最近は、特に劣等感があおられます。
もう、くやしくて、ハンカチをギチギチヤーヤー噛みしめて、「自分はクズ、自分はクズ、ただの肉のかたまり、生ごみ」と呪いの言葉を脳内でリピート再生、hey,DJ、シャシャれ、yeah,yeah,yeah、気分下々↓↓の♪なんて負のエイトビートを刻んでいました。

 

そうしたある日、サワライがお慕い申し上げているかっこいい上司(40)に対して、自分の担当業務の進み具合を報告しました。

サワライの支離滅裂で下手くそな報告を、海のような広い心で辛抱強くきいてくださり、山のような安定感のあるアドバイスをいただき、
「サワライくんの考えるようにやってみよう!」なんて笑顔で言ってくれたりするもんだから、
「…ちょっとすいません。」と席を外して、
近くにあったゴミ箱に顔を突っ込んで、

「惚れてまうやろおおおおおーーーーーぉおぉおおお!!!」

と100デシベルの音量(電車が通るガード下と同等)で叫んでしまいました。(嘘)

 

いやーもうがんばるしかないやん!
なに信頼してくれとんねんワレ!!!

そうなんです。職場の周りの先輩方がみんな優しくて、素敵なんです。
だからそれだけ、役に立てないのが歯がゆいのだけど!


もう、目の前にあることに一生懸命取り組むしかありません。
例え他の誰かがもっと上手くできるかもしれなくても、自分がする仕事は、自分にしかできない成分がなにかしら混入されるはず!もう自分なりに、がんばるしかない!

その中で、少しずつ、効率的にできることがあれば、工夫していこう。
ちょっとずつ、スピードを上げていこう。
丁寧にがんばることは、ちゃんと続けよう。

 

そうすると、決めました。

周りの目はめちゃくちゃ気にするけど、自分の考えに関してはけっこうガンコでゆずれないものがあったりする、という方、スイッチ、オン!

 


…あと、あれっすね、普通にウダウダ考えていないで周りの先輩に相談すればいいんすよね。
かっこいい上司にここぞとばかりに相談すればいいんすよね。
そうだそうだ、慕っていこう、慕っていこう。

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40、マジ春なんですけど。

知らない間に4月になっていました。
社会人2年目に突入です!

ということは、このブログを始めて約1年が経とうとしているみたいですね。コリャメデテーナ。

1年前、それはもう社会人になるってのが怖くて、不安で、ワラにもすがる思いでインターネットを頼ったわけですが、ちょっとずつお友達も増えだして、自分としてはなんとも進歩の1年でした。

 

sawaraimamoru.hatenablog.com

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もっとも、一般的な社会人の落ち着きみたいなものからは、まだまだ程遠いですが(笑)


会社に入った時、どうしても合コンだとか結婚だとか、「普通の男性」としての言動が求められる場面が多いように感じて、それがサワライにはけっこう苦手なことでした。

ひとまず、1年はがんばってみよう。1年経ってから、考えればいいんだ。

そういう切実な方針のもと、でもわりとヌルヌル過ごして、年が明けてなんだか最近忙しいかな~とか思うようになって、気づいたら、わりとアッサリ1年経っていました。最初の目標クリアー!
サワライにしてはよくやった方です!てぇしたもんだ!些細なことでもほめてのばす方針なので、とにかく自分でほめ倒しています。サワライ春のホメ祭り。

 

次の目標は、3年続けることかな。
会社員でもなんでも、3年続けてみると何かわかる、みたいなこと聞いたことあるし。
そしてできれば、業務で周りの人の役に立てるようになりたいな。
がんばりましょう!

 

春ってすごいですね。
なんだか無責任にポジティブなこと言いたくなってしまう。
気温が暖かくなることって、本当にすごいエネルギーがあるな~と感じます。
まったく、勘違いしちゃうじゃないか!


先週、友達と新宿御苑で花見としゃれこんだのですが、桜がとてもきれいに咲いていて、自分の未来も希望があふれているような気になってしまいました。
まったく、勘違いしちゃうじゃないか!


でも、やっぱり桜はまぎれもなくきれいに咲いているから、おれの未来も、ちゃんと明るいのかな、なんてね。


団子食べねば!

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39、私たちが武者震いする108つの理由

本屋さんへ行くのが好きです。

amazonでワンクリックして家に届けてもらう便利さも
もちろん承知の上で、たまに利用もするのですが、
本屋で「あれも気になるこれも気になる」っていっぱい買いこんで、
ズッシリ重い紙袋を家に持ち帰る行為が、なによりサワライに満足感を与えてくれるのです。


前にも書きましたが、所有欲をしっかり満たしてもらいたい俗物なサワライは
電子書籍よりも紙の本派です!

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自分の本棚に本が増えると、賢くなった気になるし!笑
なんだか「知識」とか「センス」みたいな捉えどころのない概念が、
持っている本の数で数値化されるような錯覚が味わえるんですよね。ゲヘヘ。

最近は読書する量よりも、ふらっと気になって買う本の方が多くて、
どんどん未読の本が増えていく大変けしからん状況ですが…。
いや、でも自分の稼いだ金で買ってんだこっちは!
自分のペースで読めばいいんだよこのスットコドッコイ!

 

昨日は新宿まで出かけたついでに、紀伊国屋書店ブックファーストと、
大型書店をハシゴしました。

いつもは小説コーナーで好きな作家さんの作品を探すことが多いのですが、
今回は、電子回路工作とか、専門書の置いてあるコーナーに足を踏み入れてみました。
(一応サワライはメーカーで回路設計とかしています)


実は、先週職場で、サワライがお慕い申し上げているかっこいい上司(40)に

「資格の勉強しようと思って参考書いっぱい買っちゃったんだよ~」

とかなんとか話しかけてもらっちゃって、
それもすんごいナチュラルな感じで、
なんなら仕事の息抜きに新人サワライくん話し相手してくれよ的な雰囲気で話しかけてもらっちゃって、
なんかその気さくに話しかけてくれた感じがものっそい嬉しくて、

「…す、、そ…そんなん、サワライも、なんか参考書買います!勉強します!もっと役に立てるようになりたいです!デュフw
な、なんかいい入門書みたいの、あ、あったりしますか!?デュフwデュフフwデュッセルドルフwww」

とか勢いに任せて言っちゃって、意欲的で勉強熱心な新人と都合よく解釈していただけたようで、上司もなんだか嬉しそうで、それ見て笑って楽しいね、って優しい笑顔にまた癒されてベタボレ♪(湘南乃風純恋歌」より)
という感じでその後、かっこいい上司とめくるめく参考書検索タイムを過ごしたのでした。


イケメン教師に恋した女子中学生が勉強がんばっちゃう!
とか今どき少女漫画でも通用しない陳腐な設定、みたいな感じになってしまっていて、
本当に気持ち悪いやらお恥ずかしいやら…。

でも、これも前にも書いたけど、
身近な人に対する「いいな」と思う気持ちを、肯定したいです。

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高校の同級生とかに対して必死に考えないようにしていた
「素敵だな、この人に気に入られるようにがんばりたいな」という気持ちを、
今なら仕事に励む原動力にキチンと変換できる気がするんです。
忙しい上司のために少しでも早く一人前になって、役に立ちたい!
上司LOVE!
最高にピュアで不純な動機です。
これを肯定できる自分に、なっていきたいです。
見返りなんか求めません!無償の愛!非暴力不服従!(?)


とまあそういう経緯でして、昨日のサワライは専門書コーナーで
回路に関する本を鬼の形相で必死に選定してきました。

一応、大学で電気系の勉強を一通りして研究とかもしたはずなんですが、
企業の開発現場で必要な知識は途方もないし、
っていうか普通に意味わかんないし、
入門書的なのをいくつか買いました。
技術の専門書は会社の経費で落ちちゃったりするので、
あれも、これも、とついついたくさん買ってしまって、
なんとも重たい紙袋をぶら下げて、家路に着きました。

この重さでいつもは物欲を満たされるわけですが、
今回は愛の重さまで加わってますからね…。デュフフw
ってマジで重いなこんな人間…。きもすぎ…。

っていうか会社以外で勉強とかまじダルいし勘弁~
って感じは正直あるはあるんですけど、
も~、こんなけいっぱい参考書買ったらやるしかないっすね!
自分、上司LOVEなんで。ウス!

 

俗っぽい恋愛感情と、高尚な向上心は、果たして両立するのでしょうか。
ほどほどに、がんばろうかなと思います。

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38、天守閣から目薬

最近会社で、
「あ、すいません、ちょっと目からウロコが…」
とか言ってコンタクトレンズが外れてしまう事案が多発しており、どうにもこうにも目の調子が悪かったので、本日は建国を祝いつつ眼医者に行ってきました。

歯医者に続いて眼医者とか、どんなけ体ガタガタだよって感じがしますが、休日のメンテナンスは、体力に自信のないサワライには欠かせません。ちょっとでも体調が傾くと、ワラにもすがる思いでお医者さんをすぐ頼ります。
(ちなみに、上の親知らずは両方とも根絶やしにしてもらって、治療完了させました!これからは定期健診もちゃんと行くぞ!)


今回の目の症状ですが、普段使用している2weekのコンタクトレンズが、デスクワーク中にポロッと外れそうになるんです。

コンタクト事情にうといお友達のために説明しておくと、コンタクトは涙の表面張力によって目ん玉に装着するので、水分がカギになります。
長時間のパソコン作業などで目が乾くと外れそうになるし、そういう時目薬をさしたりまばたきをパチパチしてやると、なんとか再び正常な装着状態に戻すことができます(経験談)。

しかしここ数週間のサワライのおめめ事情に関しては、そうは問屋がおろしませんでした。
朝に専用の装着液でビショビショに浸した潤いたっぷりのコンタクトをつけてやっても、午後になると目が乾いてきて、異物感がすごくなって(正しくコンタクトをつければ異物感はほぼありません)、外れそうになるんです。
目薬をボタボタたらしまくって、猛烈ウィンクを行いコンタクトの再定着を図るのですが、何回やってもコンタクトが少し浮いたような、頼りない状態のままでした。


この症状は左目だけだったのですが、もう本当に気が散ってしょうがなかった。。。ただでさえ遅い仕事の処理スピードが減速して、ほんともう営業妨害ですよ!
(不都合が生じるとすぐ物にあたるのは、昔から悪いクセだな…まったくやれやれだゼッ…!)

それから1週間くらい違和感を無視して無理やり装着したのですが、症状は改善しないし、新品のコンタクトに変えてみてもダメでした。
これはもはや、今まで何気なく酷使してきた目玉が、耐えかねてストライキを起こした感じでしょうから、しょうがないのかもしれない。。。

ってことでしばらくコンタクトを自粛してメガネで勤務して、自己治癒能力をひたすら信じて、1週間後に満を持してコンタクトをつけてみたら!
いやいや全く症状そのまま出るじゃん。。。目からウロコ出まくり。。。


という感じで、体調の異変を感じてしばらく自分なりにあがいてみたけど結局よくならなかったので、お医者様に参った次第です、本当にすいません。

 

コンタクトの購入には医師の診断が必須ですが、半年分とかまとめ買いしてしまえるので、久々の眼医者さんでした。
真っ暗な部屋でライトを照らして、目ん玉をくまなくのぞき込まれたのですが、なにかしっくり来ていなさそうな眼医者さん。
「目玉自体はそんなに悪くないですね…」

おや、じゃあなんでだい?と尋ねようとしたその瞬間、急激にまぶたをつままれて、「ちょっと我慢してね」と言われたかと思ったら、どうやら、まぶたをペロンと裏返しにされた感覚!なに!まぶたってそんなことできるの!まぶたって裏返せるの!知らなかった!人体の不思議!目からウロコ出すとしたら今しかない!こういう時に限ってコンタクトしてない!バカ!
え、てかこれ元にちゃんと戻る?大丈夫?って不安になった頃には、ちゃんと元通りにしてもらえました。ホッ。。。

「ありゃりゃこれだね、アレルギーのブツブツ出てる」
と言った眼医者さんのかたわらにあるモニターには、瞬時に撮られていたサワライのまぶたの裏側の写真がバーンと映し出されていました。確かに、まぶたの裏側にいくつかのブツブツした出来物が…(お食事中の方すみません。。。って食事中にブログ見るのは行儀が悪いと思いますよ!って余計なお世話!)

な、なんてグロテスクな!とか思うよりも、なんか恥ずかしい…って感じでした。なぞの羞恥心。だって普段あんな部分人にみせないし。。。

というわけで、目玉の異常というより、まぶたにブツブツができていたため、コンタクトがまばたきのたびに物理的に外れやすくなっている状態だったんですね。なるほど!

そして、これはやはりコンタクトの長時間使用によるアレルギー反応ということらしく、今後しばらくのコンタクト禁止令が出されました。
アレルギーの目薬をもらって、毎日こまめにさして1週間後また見せに行く約束をして、診察終了となりました。

 

ひとまず原因がわかったし、対処法もわかって安心!
症状がすぐ改善できなかったとしても、この安心が得られるのがデカいですよね。
フィジカル的なお医者さんであっても、精神的な効能があるな~と毎回思います。


あ~、でもメガネ生活いやだな~。

サワライの中の自分だけの評価基準なのですが、メガネありのサワライはメガネなし状態に比べて1.5倍で性格が暗く見える気がします。(他の人がかけてるメガネは全然気にならない、というかむしろ加点要素)
まあ元々のサワライの性格が暗いので、人さまからするとどっちも同じだよって話なのですが、自分の気持ち的に、コンタクトつけている時は多少強気でいけるんですよね。
見た目要素に加えて、自己暗示のおまじない的にコンタクトが大事なんですサワライにとって。
(心のどこかでメガネ=ガリ勉、みたいなイメージがあって、コンプレックスが刺激されるのかも。いや、勘違いかも。てかこんなサワライの心の葛藤どうでもいいかも。)

 

は~、ま、清潔で健やかな毎日のために、少しの間我慢するか~!
ちょっと思いなおせば、なんだかメガネかけてる方が仕事できそうな気がしてきたし!
仕事ができるメガネキャラを憑依させるライフハック
わお!明日からまた仕事がんばるか!
無理だ!
会社行きたくない!休みてえ!
とりあえず明日の金曜だけなんとか耐えて土日に逃げ込もう!
みんなくれぐれも目をいたわるように!
裸眼の人は絶滅危惧種として国が保護するべき!
視力の悪いみんなはこれ以上悪くならないようにくれぐれも気をつけて!
スマホやPCはこのブログを見る時ぐらいに限定して!
パソコン仕事したくないーーー!(T_T)
ぎゃーーーーーーー!!!!終わるな祝日――――――!

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37、美術館のすゝめ

絵や音楽、芸術に興味があります。
自分がこれまで、どちらかというと学校の勉強を一生懸命やるタイプだったので、芸術の分野に生きる人たちの「神に選ばれた感」というか、才能みたいなものにあこがれがあるんですよね。

 

最近、たまの退屈な休日に、美術館に行きます。いや、ほんとまれにね。
学生時代はあまりお金もないし、機会もないし、なかなか縁遠い存在でしたが、社会人になって上京してみたら、あるわあるわたくさんの美術館。
無知なサワライでも聞いたことのあるような画家の展示情報がよくテレビCMしていたりして、「ナンボのもんじゃい」と冷やかし半分で行ってみたのがきっかけでした。


はじめは、美術館ってなんだかマナーにうるさそうだし、絵の鑑賞の基準みたいなものも全く知らないし、とても緊張しました。
けど、一人で行ったら別に大声でしゃべったりしないし、脳内の思考を誰かに点数づけされるわけでもないということがわかってきて、「あ、普通に行けるかも」とそのうち思うようになりました。
今では、自分の部屋かのようにくつろいで鑑賞します。
うそ。まだちょっとびびってる。

 

昨日は、六本木ヒルズ森タワーの上のほうにある森美術館に行ってきました。
(田舎者的には、六本木ヒルズというワードだけで鼻血級の興奮モノですが、今日は割愛!)


フェルメールレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」
村上隆の五百羅漢図展」

という2つの展示をハシゴしちゃいました。

 

www.tbs.co.jp


まず、フェルメールレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展。(タイトル長い)

フェルメールさんとレンブラントさんって、たしか画家の名前だよな…ってくらいの記憶ですが、有名そうな雰囲気を感じて行ってきました。
デカデカと2人の名前を掲げていますが、実はそれぞれ一枚ずつしか作品はなくて、17世紀オランダ黄金時代の様々な巨匠たちの作品が60枚あって、色々と楽しめてよかったです。
というか展示会のタイトルに1枚ずつしかない人の名前をドンと掲げるって、有名な画家のネームバリューがそれほど美術館の動員に影響するんだろうな、と感じました。
もっと言うと、サワライみたいに「なんか聞いたことのある名前…」とおぼろげに足を運ぶ人がけっこうな割合でいるのではないか、と勝手に決めつけて少し安心したりもしました。
(※あくまで個人の意見です)


こういう展示会あるあるが最近わかってきたのですが、入り口付近でオーディオガイドという機器の貸し出し(有料)がよく行われます。
イケメン俳優がナレーションを吹き込んでいて、一部の作品に併記された番号のボタンを押すと、イヤフォンから甘い声で解説をしてくれるのです。
今回も入り口で、優しく微笑む玉木宏の大きなパネルが誘ってきましたが、2つの展示会分の料金をすでに払っていたので、なんとか我慢しました。

ちなみに以前関西の展示で、京都出身の佐々木蔵之介が絶妙に京風なイントネーションをかすかに織り交ぜていて、とてもよかった覚えがあることだけお伝えしておきます。

 

そうそう、肝心の17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちの絵なんですが、すごくよかったです。
あまり解説を読まない不届き者の言うことなので軽く流してほしいのですが、牧歌的というか、のどかな風景画が鮮やかに描かれていた気がしました。
絵のことはよくわかりませんが、色味がかわいいとか、これなんか好きだな…程度の漠然とした感想をボンヤリ思うのがサワライスタイルです(笑)。

あと風俗画という、一般の市民の生活?日常?みたいなものを描いてあるコーナーが面白かったです。
「好奇心」というタイトルの絵は、ラブレターを書いているような女性の周りをもう2人の女の人と、犬がのぞき込んでいる構図で、すごくかわいかったな。
「さまざまな嗜好」という絵は、なんだかえらく疲れた表情のおっさんが、パイプみたいなものに火を灯そうとしている背後で、ボンヤリと、男女2人組がイチャついている様子が描かれているように見えて、古きヨーロッパにもこじらせ系が!?と妄想を膨らませて、楽しかったです。


こういう展示会あるあるその②なんですが、出口でお土産コーナーが待ち構えていて、本当に美術館は商魂たくましいです。
そして大概このお土産コーナーで、展示されている一部の絵を印刷した数種類のポストカードが、150円くらいで売られているんです。
部屋に飾るレプリカの絵なんてとてもじゃないけど買えませんが、ポストカードくらいならサワライの稼ぎでも充分対応可能です。
昨日もなんとなく好きかなと思った3枚のポストカードを買いました。
ちなみに「好奇心」はポストカード化されていてゲットできたのですが、「さまざまな嗜好」はポストカード化されておらず、残念でした。
このお土産コーナーのポストカード化されているかどうかによって、なんだか美術館の力の入れ具合がうっすら見える気がして、その日自分がいいなと思った絵の答え合わせ?みたいなものができる気もして、ひそかに楽しみにしていたりします。

 

www.mori.art.museum

続いて、階を移動して村上隆の五百羅漢図展へ。

村上隆さん、まったく知らない人でしたが、テレビで特集されているのをチラっと見たりネットでいい評価をチラ見した記憶があったので来てみました。
国際的に評価の高い現代美術家さんとのことで、戦後のオタクカルチャーやキャラクターと日本の美術史とをつなぐ作風が特徴だと説明書きがありましたが、なるほどポップでカラフルな色づかいが印象的で、会場が全体的にきらびやかでした。ちょっとコンピュータグラフィックじゃないけど、そういうしっかりした輪郭が特徴的で、先ほどのオランダ美術の絵画とはまた違ったおもむきでよかった。
キャラ化されたかわいいドクロマークがいたる作品に多用されていたりして、面白かったです。
「萌える人生を送った記憶」というタイトルの絵は身の丈ほどの大きさのキャンバス一面に、ビビットな色とりどりのドクロマークが敷き詰められていて、すごく惹きつけられました。濃密な人生を送ると、脳内がこんなに鮮やかな、ギュウギュウに詰まったイメージでいっぱいになったりするんだろうか、今おれ全然カラッポだよ…みたいに不思議な気持ちになって、しばらく見入ってしまいました。


さて、展示のタイトルにもなった目玉の「五百羅漢図」ですが、上のリンクからホームページに行ってもらえばわかると思います。
とてつもなくデカい絵が壁一面に展示されていて、本当に圧倒されてしまいます。
青竜、白虎、朱雀、玄武の四神の名前を冠した4枚のパノラマ絵にそれぞれわかれていて、全長100mにも及ぶそうな。東日本大震災後にいち早く手を差しのべてくれたカタールへの感謝を込めてドーハで最初に発表された作品らしいです。
羅漢っていうのは、わざわざこの世に残って世間一般の民を導いてくれる聖者だ、みたいな説明書きがあった気がします(うろ覚え)。
震災のあった後に、圧倒されてしまう現実を前に、創作物には物語には、希望が描かれるべきだ、みたいな説明があった気がします(かなりうろ覚え)。
とにかく、とにかく、絵のスケールの大きさが圧倒的でした。
物理的にも、内容的にも。
題名から察するにおそらく五百体いるであろう大小様々な羅漢に加え、不思議な生命体、もののけ姫の獅子神様や手塚治虫火の鳥に着想を得たであろう生き物、太陽系、Macの壁紙のモチーフなどありとあらゆる要素がすみずみまで描かれてあって、とてつもないエネルギーが凝縮されていました。本当にすごい空間でした。
両側の壁に、一面のパノラマ絵がずいーっと敷き詰めてあって、あっちを見てこっちを見て、ひたすらキョロキョロしながら、忙しく興奮しました。

 

 

美術館の展示を2個も一度にまわって、体力のないサワライはけっこうヘトヘトに疲れてしまいました。
芸術ってなんとなくインドアな先入観があったけど、ものすっごくエネルギッシュなんじゃないかと最近思っています。鑑賞するだけでも、つくづく体力勝負だなあって思いますし。。。(汗)

 

インドア派なサワライには、比較的アウトドア寄り(家を出て美術館に足を運ぶ分)なインドア趣味の「美術館鑑賞」が程よく心地いいです。人に伝える趣味としては、ちょっと与える印象がどうしても「お高くとまっている」感じが鼻につくと思いますので、ひっそりと大事に育てていきたい趣味の種です。


ハ~!美術館ハシゴすると疲レルワーーーー!!!!!
いい芸術に触れて心の栄養補充シタワーーーー!!!!!
明日からまた仕事ガンバレルワーーーー!!!

うそ!ずっと休みがいいいいいい!!!!!!!!

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36、焼肉は金曜日

ほら〜、私って〜?
ブログは毎週こまめに書きたい人じゃないですかぁ〜?
でお馴染みのサワライマモルのこのブログなのだけど、1月に入ってサボっている感じがどうにも否めなかったね。
 
かろうじて書いたブログによると、上の親知らずを抜いたとのこと。
そうそう、案外ラクに抜けたんだった。
って土日のイベントが歯医者ぐらいしかなくて、歯医者にまつわるブログしか実質書いてないのウケる。
 
 
 
と見せかけて、先週の金曜から日曜までわりと人と会って、充実したごちそうをいっぱい食べた。
 
会社員になって1年に差し掛かろうとしてるけど、花金から土日と連続で飲酒したの、初めてかもしれない。
楽しかったな〜
 
 
先週の平日はけっこう仕事がんばった感があって、というか自分の出来なさで単にモタモタしてただけな気もするけど、とにかく精一杯テンパった1週間だったので、金曜日の焼肉、超うまかったな〜
そして間髪入れずに土曜の昼間から鍋会にお呼ばれして、急遽日曜も上質な焼肉をいただき、もはや肉塊になりつつあるこの幸せ。
 
 
 
仕事で、わりと頭まわんなくてテンパることが出始めて、いよいよ新人の甘えも通用しなくなりつつある今日この頃、それでもがんばれるのはかっこいい上司(40・妻子持ち)の存在によるところが大きい。
 
40だけど童顔で、少年のような無邪気さと加齢による大人の魅力が絶妙に折り合いをつけた、あの素敵さを正当に評価しているのは、男だらけの開発の職場でおそらく自分だけだろう。
人の良さからめちゃくちゃ忙しそうにしている上司のために、少しでも助けになりたい、早く一人前になりたいと思う。
 
↑なんか改めて書くと超きもちわるい!
てか新人指導で優しくしてくれてるだけだからな!バカ!
でも、課長のためなら、つらい仕事もがんばれるんだよなぁ…って、そこらへんのOLか!!バカバカ!!
 
 
でもまあ前まではこういう身近な人に対する感情をひたすら押し殺してただけだったのが、今はわりと肯定的に向き合えてる気がする。カミングアウトの効能だったりするんだろうか。それともただ図々しくなっただけだろうか。
ま、別になんでもいいけど!
上司はかっこいい、仕事をがんばりたい、焼肉がうまい。それで充分じゃないか。
 
ともかく、デートできる相手をさがすべくゲイバーへ行かねば(金曜も行きましたが収穫は特になし)!稼がねば!
 
 
そういう1月でした。
2月の目標は、うるう年を楽しむ!
おやすみにっぽん!