あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

42、ツンデレ・エンジニアにはご用心

当方、とあるメーカーにて産業機器の開発職に就いている者なのですが、入社して1年が経ってようやく、エンジニアの諸先輩方との仕事のやり方がわかってきたかなあといった感じです。

ゲイという立場上、カテゴリーに基づいた雑な決めつけはあまりしたくないのですが、経験からいって理系の男ってのは、まあ比較的物静かな方が多いもんです。

朝出社した時のあいさつが不発に終わったり、自分もまたゴニョゴニョとしか言わなかったりで、入社したての1年前は、周りの無骨なエンジニアたちが何を考えているのかわからなくて、わりとおびえていました。


しかし業務に関わっていくにつれ、みんな技術のことにはアツく、バンバン議論するんだということを知ります。色んな人と協力しなければ企業でのモノづくりは成立しません。巨大な産業機器ともなると関わる人の数も増え、様々な分野の担当者とやりとりしながら仕事を進めていくことになります。

そうやってたくさんのエンジニアのおっちゃん達と1年触れ合ってなんとなくわかってきたのは、ほとんどみんなツンデレだということです。

普段はムスッとしていて機嫌悪そうなおっちゃんに、おそるおそるわからない技術のことを質問してみると、めちゃくちゃ嬉しそうにあれもこれも教えてくれます。
自分の課題に行き詰ってウンウンうなっていたら、画面のデータを後ろからのぞき込んで「えらい波形あばれてるね(ニヤニヤ)」とあたたかく冷やかしてくれるおっちゃんもいます。

「いや、けっきょく優しいんかい!!」というギャップ萌えが業務中によく発生するもんだから、まったく忙しい毎日です。

そういえばこの2年目の4月から所属チームが合併してちょっと人数が増えたんですけど、サワライが幹事となって親睦会を昨日執り行ったんですよ。

その新チームに、まさに普段ムスッとして、めちゃくちゃ話しかけづらいおっちゃんがいて、エラそうにしてるおっちゃんおるな~と思っていたのですが、昨日の飲み会で席が一緒でワイワイしゃべったんです。

そしたら今日になって、「サワライくんのやってる課題、この現象が関係してない?」と急に参考書を貸してくれたり、「あのセンサ実験に使えると思うから借りてきてあげようか?」とか言ってくれたりしだして、もう、デレデレもいいところ!
ブルートゥス、お前もツンデレか!みたいな。


そんなこんなで、「物静かなエンジニアの男たちは、けっきょくツンデレが多くてかわいい」というのが、メーカーに1年勤めて実感したことです。

ま、同じチームの直属の上司(40)が1番かっこいいのはゆるぎない事実ですがね!!フフフ。不動!
寝違えて首が動かないとかボヤいてるのかわいすぎましたからね…。

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