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あるゲイのサワライ マモル。

社会人2年目、慣れない東京

12、自分だけのカリスマ美容師をつくろう!

雑記

髪の毛が伸びる。それは我々人間の、まぎれもなく生きているという証拠。
暑い夏。やぼったいモッサリヘヤー。ありあまる生命力には確かに感謝ですが、こりゃまずい、スッキリさせねばなりません。そうして美容室をネット検索しました。

4月に上京してきたサワライには、まだ「東京のいきつけの美容室」なるものがありません。これまでに最寄駅周辺の2店舗を試したのですが、なかなかどうしてしっくりこなかったんですよね。出来あがった髪形が、なんともいえないレベルで違う感じがするんです。最初に伝えた自分の注文の結果、こうなったってのはわかるけど…、なんか違う。どこがっていうと、うーん…。サワライの乏しい美容ボキャブラリーでは、うまいこと指示ができなくて、2回とも頭の中の理想の髪形に到達しませんでした。

ここでいう理想の髪形というのは、学生時代にずーっとお世話になっていた美容師さんが、奥手なサワライ相手に根気強く作りあげてくださった「あのいつもの髪形」です。何度もいいますが髪形を描写する表現力がないので、具体的な感じは伝えられません。が、なんともサワライ好みな髪形だったんです。あまり会話が得意ではないサワライに合わせて、無理に話題をふるでもなく、かといって沈黙だけで終わるわけでもなく、すごく自然に接してくれたあの美容師のSさん。カット後のチェックで、何も言わないけど、微妙に不満感が残るサワライの表情を即座に読み取り、サッと手を入れ仕上げてくれたあのSさん。彼は、まさしくカリスマ美容師でした。派手な服装でなくても、2席しかない小さな個人経営のお店であったとしても、客が心から満足するヘヤースタイルを提供する彼は、まぎれもなくカリスマ美容師だったのです。表参道に面していなくても、ましてや東京になくても、大好きな、いきつけの美容室でした。

そういうふうに育まれた理想の髪形を、大都会・東京で1から作りはじめるのは難しいことです。昔の歌にBIG CITY IS A LONELY PLACEという歌詞もあったと聞きます。表参道や代官山?なんていう最先端オシャレスポット、悪のカリスマ美容師たちの縄張りに初心者丸出しで突入するなんていう冒険は、サワライにはできません。都心から少し離れた場所にある我が家の最寄駅で、なんとかしてカリスマ美容師と奇跡的にめぐり会わなければならないのです。

そうして挑んだ、三度目の正直in 東京。新人らしき受付係の子が、「お初めてでいらっしゃいますか?」とか聞いてきた時はどうしようかと思いましたが、結果は、本当に三度目の正直成功でした。大満足の髪形!以前のSさんのスタイルに近い、いや、また違うは違うでいい感じの、ニューヘヤースタイルにたどり着いたのです!派手さをねらったでもなく、妙に自分にしっくり来る感じ。やった、みつけた。
受付係の子とは違って、落ち着いた雰囲気のかっこいいお姉さんに担当していただきました。初対面の美容師さんとの会話なんて、本当にどうしようもないくらい苦手なんですけど、気さくなお姉さんで、気づいたら北に一人旅したぜとかしゃべってて、自分でもびっくりでした。

髪の毛が伸びることは、生きている証拠。
旅の話ができるのは、心を開いた証拠。
いきつけのお店ができると、なんだか、暮らしてくんだな~って、やっと実感するな。


あー、明日も仕事だ。おやすみなさい!

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