あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

53、わたしの読解力は530000です

読書会に参加してきました。

好きな小説家のツイッターで知った催しで、一つの作品につき2日でワンセット。どうやら毎月異なる作家さんが取り上げられているみたいでした。

著者ではないライターの人が進行となって2時間みんなで本の話をして、日を置いた2回目の開催で著者本人が加わって直接作品の話が聞けるという、ラグジュアリーなイベント(!)。


自分はここ2、3年で読書が急速に趣味になってきたけどあまり周りの人と感想を言い合う機会も少なかったし、安くはない金額を払って参加する猛者たちや文筆業の方と本の話ができるのはなかなか貴重だと思い、チケットを申し込んでみました。

↓読書が趣味だと主張した回。

sawaraimamoru.hatenablog.com

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そうして迎えた初参加の今日。緊張して横浜のみなとみらい近くのビルへと潜入しました。
なんか勝手に読書会に根暗なイメージを持っていたけど(失礼)、会場の雰囲気も参加者の雰囲気もおしゃれな感じでした。十数人ほどの集まり。

簡単な自己紹介と、参加理由や課題図書の感想を順番に述べていきながら、進行のライターさんが質問なり補足なりを加えていく形式でした。

題材が恋愛小説だったんですが、女性参加者がヒロインに共感できたできなかった、相手の男性像はちょっとデリカシーがない、みたいな話をしていった流れで、「男性目線でこの身勝手な男のことに関してはどう思いますか?笑」と聞かれた時、ちょっと迷いましたが「自分はゲイなので、ワイルドさに少し惹かれました笑」と正直に言ってみました笑

恋愛小説が題材の時点で、自分の感想を言う際にさすがに性的志向を隠すのはナンセンスだと思ったし、高い金払ってんだからコソコソする必要はない、聞かれたら言っちゃおうと思っていたので、まあ、わりとスッと、でもやっぱり緊張して早口になりながら、しどろもどろで感想を言った形になりました。
けっこうテンパっていたので周りの人の表情をしっかり見る勇気はなかったのですが、まあイレギュラー感は出たものの、なんだかみなさん温かく受け取ってくださった雰囲気だったように思います。ホッ。笑

そのあと別に、「じゃあゲイ目線でどう思いましたか?!」なんてズケズケ聞いてこられもせず、けれどもゲイとして発言することをちゃんと聞いてもらえる場に参加できて、とても嬉しかったです。ああ、でも聞かれたら聞かれたで普通に答えられるかな、とも思います。


初対面だらけで、あんなに本のこととか、本を通じて感じる感情の動きについて熱心に語り合えるって、わりと奇跡的なことだと思うし、今までになかった経験で、とても面白かったな。
他の参加者の方々の読み方や感想がとても新鮮で、どれもわかるわかる、って感じだし、面白いし、いい時間の共有だったと思います。
ゆきずりの、その場だけの関係だからこそ深い話ができたところも、あるかもしれません。笑
イベント終了時、わりとみんなすぐ席を立って次々に会場をあとにしていて、手練れのスパイたちが会合を終えて「散ッ!!」って感じで散っていくイメージが思い浮かんで面白かったです。笑
自分の知らないところであのあとみんなご飯とか行ってたのかもしれないけど。笑
まぁそこは余韻として、知らないでおこう。笑
誘われたらみんなでご飯とか行ってみたい気もするし、なかったらなかったでドライに解散するのも全然気ままでいいし、もうとにかくストレスフリーでよかったな。


次回の著者本人回はもちろん参加するし、来月の大好きな作家さんの回も参戦予定!!
自分なりに読書の趣味をたいせつにしていきたいとおもってるよ、という話!以上!

 

↓関係ないけど最近食べて度肝を抜かれた銀座の高級チョコパフェ。

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