あるゲイのサワライ マモル。

社会人3年目、あてどなく東京

73、転職はノアの箱舟か

〜前回までのあらすじ〜
どうやら会社のある同期が転職するらしいという情報を手に入れたおれたち少年探偵団は、東京郊外の飲み屋で送別会を決行する運びとなった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


普段昼食をともにする同部署のパリピな同期グループAではなく、たま〜に集まってはしっぽり飲む落ち着き同期グループBでの、初めての退職者ということで、急いでちょっとしたプレゼントなども用意して、わりとガッチリ送り出すことができました。


新卒で今の会社に入ってもうすぐ3年、そりゃ別の道に進む人も出てきます。
それぞれの道を尊重して、温かく背中を押したいよね…
でもサワライはといえば、
「なんでやめちゃうんだよ〜!抜け駆けズルイ〜!(泣)」
なんて言ってタラタラ文句を垂れてしまって、からみ酒、といった感じでした。よくないね。

別に自分に転職したい願望があるかっていうと、まったくないし、むしろまたあんな自己アピールとかしなきゃならないのかと思うとダルいとしか思わないし、普段「転職」の文字が頭から抜け落ちているサワライです。

でも、いざ、身近な人が突然、「ごめんちょっと今から新天地に羽ばたくわ」とか言い出したら、たよりない終身雇用神話や、東京以外の勤務地に飛ばされる可能性なんかのイメージが急激に鮮明になり、不安に駆られるというもんです。滅びゆく世界から脱出するノアの箱舟に乗れずに、愚かにも洪水にのみこまれる自分を想像してしまう…。

多分、おとなしい彼に自分を重ねて、勝手に「会社だるいけど、がんばろーね」と一方的な共感を持って安心していたんだと思います。
それがいつのまにかちゃっかり転職を決め(しかも公務員らしい!)、有休消化に入ってもう来週には引っ越すから、とか言い出したから、ちょっと待てええ!説明責任!!飲み会やるぞ!!!(泣)という流れでした。
逆うらみ?とはまたちょっと違うか笑

でもま、みんなになだめられながら、本人の口からやめる経緯とか聞けたし、自分が言葉にはしないけど漠然と感じていたモヤモヤも話したりして、スッキリできたのでよかったです。
プレゼントも無事に渡して、お互いの健闘を祈りつつの解散。良い飲み会でした。

 

今の会社が良いか、転職するのが良いか。
それは本当に個人の事情によるし、タイミングもあるし、ケースバイケースでしかないし、明確な答えはきっと出ないんだと思います。

大事なことは、定期的に、少しずつでもいいから自分の働き方・暮らし方を考えて、情報を常にアップデートしていくことじゃないかな。
ネットの海を泳いだり、ブログを書いたり、誰かとしゃべったり、できるだけ広い視点で考えられると、なんだか良さげですよね。


自分は今のところ、下記4点が仕事をする上で大事だなと思っているみたいです。

①月数度の舞台観劇や浪費をまかなえるレベルの収入
②東京勤務
③進化が止まらない技術の世界で食いっぱぐれないスキル
④同僚のジェンダー

③に関しては、3年働いてみて、自分なりにスキルを身につけたつもりだけど、まだまだ圧倒的にスキル不足だし、そもそも社会が求める技術者のあり方自体が変化している中で、どうやって生き残っていけばいいんだという感じで、なかなかわからないです。

④に関しては、普段仕事する上ではあまり気にならなくなってきたけど、折に触れてクソみたいだなと思う時あるし、かといってまあこれも人によるところあるし、どこまで他人に求めるべきなのかもわからないです。

「わからないです」ばっかりだなこの野郎!ま、それだけ難しい問題だってことにしておいてもらえませんか今日のところは?
もうほんとただただゴロゴロ寝っ転がっていたいよね…。


今はまだ大丈夫っぽいけど、勤務地が東京じゃなくなるってなった時、本気出して転職考えると思うな。東京で観たい舞台、たくさんあるもん。楽しいもん。

 

人はみな誰しも、暮らしを脅かすそれぞれの未来の「洪水」に不安を抱く。
そんないつかのために、自分オリジナルの箱舟を用意しておくことが必要なのかもしれない。
「うわっ…私の箱舟、弱すぎっ…!?」
そんなふうに、ならないように。

f:id:sawaraimamoru:20180218142512j:plain