あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

69、天才あこがれが止まらない

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映画「ギフテッド」最高でした。
「ドリーム」を観た時の予告編から気になりすぎて、必ず観ようと誓っていた作品。

周囲から浮いちゃうほどの圧倒的な天才の話、サワライの大好物なんですよね。
「ドリーム」はまだ人種差別の色濃い時代にNASAで活躍した黒人女性の天才たちの話でしたが、「ギフテッド」は現代のお話で、叔父さんと二人暮らしをするかわいらしい女の子が、小学校の先生の前で難しい暗算をやってのける予告のシーンが印象的でした。
ちょっと生意気そうなんだけど、叔父さんにはものすごくなついているようで、でも、その才能をめぐってどうやら離ればなれになりそうで…?というめちゃくちゃ興味を煽る予告編。これは名作に違いないとサワライは確信。
実際、予感は的中していて、素晴らしかったです。

 

絶対的な数学の才能を持つ7歳のメアリーと、男手一つで育てる叔父のフランク。
普通の子と同じように育って欲しいと、英才教育をあえて受けさせようとしないフランクのもとに、元数学者でメアリーの祖母にあたるイヴリンが現れて…


とにかくメアリーのまつ毛が長い。無限大にかわいい。
そんでフランクがゆるぎなくかっこいい。


賢いメアリーはませていて、あふれる才能がとどまるところを知らなくて、小学校のみんなと最初はうまく馴染めず、ちょっとした暴力をふるってしまうんですね。
でもそれも、同級生の男の子に意地悪をした上級生に対しての暴力であって、ちゃんとみんなにごめんなさいを言える柔軟さも持っている。
そして意地悪をされた男の子は工作の作品を壊されちゃっていたんだけど、その作品がクラスの誰よりも素晴らしい出来だったと、みんなに拍手をうながす。そんな、と~っても優しい子なんです。


これはひとえにかっこいいフランクが、たとえ男手一つであろうとしっかり愛情を向けて育てている紛れもない証拠。
フランクは時にはメアリーと言い争いもするし、ぶっきらぼうなところもあるんだけど(それがまたかっこよくていいんだけど)、自分の非を認めしっかり謝ることができる。
さえないボートの修理工かと思いきやちゃっかり元哲学の准教授で、豊かな人生は勉強だけではないということをちゃんと知っていて、それをメアリーに教え、メアリーもしっかり理解して、キュートに優しく育っているということが、本当に本当に素晴らしくて。


どこか影のあるイケメンが生意気な美少女を肩車して、優しく諭す。
夕暮れ時のフロリダのビーチ。
なんつー美しい映像だ。

ストーリー的には頭脳と人間味、の大きく2つの要素が打ち出されるわけだけど、2人の絶対的なビジュアルがこの作品でめちゃくちゃ重要な役割を果たしていたと思います。

ストーリーももちろん素晴らしかったんだけど、それよりさらに高い水準で、主役ふたりのシーンがどれも完璧な美しさでした。
映画館で、是非。

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