あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

67、二十億光年のハイヒール

映画「ドリーム」最高でした!

 

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白人男性が大多数だった頃のNASA。その宇宙開発の現場で計算手として働く黒人女性たちの、賢く機転の効いた奮闘・そして活躍を描いた作品。
音楽もごきげんで、セリフまわしがいちいちユーモアに満ちていて、すごくかっこよかった。黒板にチョークで数式を展開する勇姿がたまんないんです。

女性活躍×エンジニアってあらすじだけ聞いた段階から、絶対にサワライが好きなヤツじゃねーか!という感じで、前々から気になっていたんですよね。
結果、みごと心をわしづかみにされました。

 

 

女主人公が男性優位の社会で能力を発揮して、賢く面白く活躍する映画が昔から大好物でした。

FBIの男勝りな女性捜査官が、爆破予告の届いたミスコンに潜入捜査するべくキレイに変身しながらも、強さとユーモアで立ち回る「デンジャラス・ビューティー」とか、

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若くてかわいいだけじゃちょっと・・・と恋人にフラれて一念発起しロー・スクールに合格して、ファッションの知識や持ち前の行動力で事件の真相まであばいちゃう「キューティ・ブロンド」とか、

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その系列の作品ですね。

デキる女性がハイヒールで覚悟決めてキョタキョタキョタッと奔走するシーンは、なんだかすごく元気をもらえるし、勇気がわくんです。
ハイヒールが履きたいとかそういう話というよりは、男性優位の中でも自分をしっかり持って、自分の足で行動する強さ、みたいなものにあこがれるんだと思います。

「ドリーム」でも主人公がとある理由でハイヒール爆走を繰り広げるシーンが何度も出てくるんですが、すごくグッと来ました。

 

 

そして宇宙開発という題材が純粋にかっこよかった。
メーカーのエンジニアとして日々ヒーヒー言ってるサワライには、まぶしすぎるくらいの熱意で仕事に取り組む姿が印象的でした。
メインの女性3人組の中の、主人公が突き抜けた天才型で、「アイツに任せるしかない」「あなたならできるわ」ってなる感じというか、ちりばめられる天才描写が爽快。
あと、黒人女性計算手を束ねるリーダー的存在の女性が、コンピューターが導入されると計算手が不要になる未来を見越して、「私たちはプログラミングの勉強をしておきましょう」と準備して、そして実際に必要とされる、というなんともクールな展開にあっぱれ。

これ、現代のエンジニアとしてのあり方なんかも多分同じことなんだろうな、と思いました。
変わる環境に備えて、爪をみがいておくこと。それができる人は強いよな~。
というかエンジニアに限らず、どんな仕事の人もそうなのかもしれない。
どんどん情報があふれていって、AIなんかもチラホラする未来、常に時代の流れを読んで自分は今何ができるのか考えておく、っていうのを出来る人が輝いていくんだろうか?そんなこともないか?なんだか考えすぎると、ちょっとこわくなるからこの辺にしておこう・・・。

 

 

というわけで、爆走ハイヒール宇宙映画「ドリーム」絶賛公開中です!
まだ間に合うので映画館までキョタキョタダッシュだみんな!

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