あるゲイのサワライ マモル。

社会人2年目、慣れない東京

日記170306~170312

2017年3月6日(月)

こないだ、後輩からボヤンと頼みごとをされてイラついた、みたいなこと日記に書いたくせに、今日大先輩に頼みごとをして、やっていただけたけど「次からは自分でやってね」とやんわり指摘されてしまった。やってもーた。他人に厳しいくせに自分は出来てないパターン。1番やってはいけないやつじゃねーか。

しかも指摘の中身を突き詰めると、就活の時にいけしゃあしゃあと語った働く理想像を実践できていないということで、別にその人に言ったことないけど自分の薄っぺらさを見透かされてしまったみたいで、ひどく自己嫌悪におちいった。

悪口として飲み込んだ自分とは違って、しっかりめんどくさがらずに指摘をされる大先輩は、やっぱりすごいなと思った。次回気を付けますメールというのは、どんなに言葉を尽くしても薄っぺらく感じるので、後の祭り感がすごい。結局言葉ではなく態度で示さなくてはいけないんだよなあ。つらい。

こういうつらいときに歌って踊り出せたらなあ、と思う。もちろんハイクオリティに。現世はくねくねした謎の動きしかできないが、来世はきっと、キレッキレのダンスで。

脳内のラ・ラ・ランドが鳴り止みません。どうしたらいいでしょうか?(東京都/20代/男性)

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2017年3月7日(火)

年の近い先輩が1ヶ月の海外出張から帰ってきた。この1ヶ月の自分の任務は、先輩の作った機能の検証実験をひたすらおし進めることだったので、まとめの資料を作って、確認できたこと・途中のこと・これからとるべき行動を説明した。

1ヶ月職場を物理的に離れていたことになる先輩はさぞ浦島太郎状態というか、忘れていることも多かろうと思い、わかりやすい説明を心がけた。こまめにまとめていた詳細な実験レポートとは別に、1ヶ月の全体像をざっくり記した要点の資料を作ってみたのだが、これがなんだか日記を書いているみたいで楽しかった。

自分の噛み砕いた言葉で、誰でもわかるような文を書くのは自分の目標で、欲を言うと面白い感じにできれば最高だ。
理系バリバリのエンジニアしかいない職場で、「この中で1番面白いブログを書けるのは自分だな…」という謎の自信を持っていて、それだけが武器だと思うし、それだけが心の支えだ。技術のことや計算能力はサッパリわからん。パソコンの知識とか、好きな人に到底かなわないと思う。

文章能力は、しかしこれがなかなかどうして、データ処理能力と同じくらい大事だということを日々感じる。拙い文章表現で生じた誤解が、致命的なトラブルにつながるのを何度も見てきた。かくいう自分も、全然言いたいことが伝わらない毎日で、やっぱり修行しなければならないのであった。がんばるゾ。

火曜日をダイヤモンド級に輝かす魅惑ドラマ「カルテット」に万全の態勢で備えていたのに、野球中継の延長で全然始まらず。野球でドラマの開始が遅れるの、物心ついた時からひたすら許せない。

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2017年3月8日(水)

昨日の「カルテット」を録画でもう一度みる。
満島ひかり演じるすずめちゃんが、片思いの相手とその好きな人がうまくいくように行動して、「君の好きはどこへ行くの?」ときかれて「私の好きはその辺にゴロゴロ転がっていて、いつもは寝っ転がっていて、でもちょっと頑張らなきゃいけない時に、白い服でナポリタン食べなきゃいけない時とかにその人がエプロンをかけてくれて、ちょっと頑張れる、そういう、好きだってことを忘れるくらいの、好き」と言うシーンがあって、とてもグッときた。

好きな人と自分が結ばれることではなく、別の人との幸せを、心から望むこと。それはものすごく美しい形だと思う。「君と好きな人が100年続きますように」ってハナミズキの世界だ。
自分のような、妻子持ちのストレートの人を好きになったゲイなんかの、ゴールイメージはそういう所にあるべきだと個人的には思う。

でも同時に、自分はそれだけじゃ絶対に満たされないとも思う。頑張るための助けになる時もあれば、苦しくて仕方がない時が必ずある。自分は見返りが欲しい。触れたい。
恋愛禁止の神父さんが最終的に身を引く結末の小説も最近読んだけど、なかなかモヤモヤした。それが答えだと思うし、自分もそうなりたいと思うし、でもたぶん自分はそこでは納得できない。やはり彼氏を作るしかないのでは、という現在地です。

片思いの人に、別の人とコンサートへ行くようニコニコとチケットを渡したすずめちゃんだったけど、結局気になって会場へ駆けつけ、いい感じになっている2人を遠巻きに確認して、ひそやかに、優しく涙を流した。すずめちゃん。すずめちゃん。。。満島ひかりの泣きの演技は、人間国宝さんに、認定。

別件のザワザワ案件も浮上してきてカルテット、ますます期待に拍車がかかる。最終回までとりあえず3月は、カルテットを楽しみにがんばれるかな、といった感じです。

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2017年3月9日(木)

昼休みに職場の大縄大会。
この歳になって大縄かよ、なんて思う間もなくノリノリの同期チームに入れられ跳ぶことに。しかもなんなら年配の方のチームが多く、練習なんかもしてたりしてガッツリ気合い入ってらっしゃった。
我々はノリで今日だけ跳べばいいっしょという考え、加えて個人的な運動不足の極みにつき、引っかかる引っかかる。いやもうね、「跳ぶ」という動作、ここ数年の日常になかったからさ、そんなもん足ガクガクなるっつーの。

結果は予選敗退。ジュースとお菓子をもらってギリギリ午後の始業に居室へ戻った。
午後の業務はしばらく「コヒュゥ…コヒュゥ…コフッ…ふヒュッウ…」という呼吸の乱れとともに機能停止していた。

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2017年3月10日(金)

朝自宅で会社行く準備しながら「帰りてえ…」とふと思って、え、どんなけ会社行きたくねえんだよと1人ツッコミ。いわゆる、心が「出社」してしまっている状態ですね。スポーツ選手が、極限の集中状態で高速のボールが止まって見える、みたいな、「ゾーン」と呼ばれる状態に近い、かなり上級者の「会社行きたくなさ」です。
などといつまでもバカ言ってられないので大人しく出社。
会議の合間をぬって実験作業をするが、報告まとめる時間とか、特許出願の資料作りとか、色々なことが進められないまま今週の終了となった。
今週はまだ報告を求められなかったのでヌルッと終わってしまったが、来週色々きかれて怒られそうな予感。
そういうの含めて、自分のスケジュール管理しなきゃいけなかったんだろうけど、今週はどうにもグズグズとノロい感じだった。

裁量を任せてもらうのはいいが、放置と紙一重なので、注意が必要。

気持ち的には「そんなこといったって…言葉で言ってくれなきゃわかんないよッ…!!」という重い彼女みたいなマインドなので、かまってほしい。

こっちから質問していかなきゃですね。

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2017年3月11日(土)

FとWと新宿へ飲みに行った。
寒いのに東南口の桜がすでに咲いていてびっくり。(こんな早いのって梅?桃?とか言ってたけど、あとで検索したら桜だったらしい。花の名前見分けられるように知っておきたい)

まき串という、色んな野菜をひたすら肉で巻いたシリーズをいただいた。美味。典型的なタラレバトークにも花が咲き、カルテットのドラマの良さ、高橋一生のananなどについて激論を交わした。2時間ほど堪能し、二次会へ。

この日は事前に、2丁目に一緒についてきてほしいと頼んでおいたので、保護者2人に連れられゲイバーへ向かった。
大学同期にカミングアウトした時に行ったゲイバーはどちらかというと盛り上がりメインの観光バーだったので、おれが1人でも通えるような、まったり話せる落ち着いた場所をみつけることが本日のミッションだった。ネット検索をして目星をつけていた店に臨む。
一軒目はわりとこじんまりとしていて、店員さんと常連さんが仲良くしゃべってる雰囲気だったので、うまく切り込めず、3人でワイワイ。
このままでは引き下がれないと、二軒目。地図の住所を間違えていて少し迷ったが、雑居ビルの4階まで息切らせながら上り、なんとか到着。
店員さん4人、お客さんも盛況で、全体的に20代の若い感じで、期待が一気に高まり、カウンターへ案内してもらった。
お店のママに対応していただき、我らが姉貴的存在のWとさっそく意気投合したようで、イジりイジられのラリーの応酬がすごくて、腹がよじれるほど笑った。「えー、質問がブス!」というパワーワードが本日のハイライト。
ママさんが若くてほぼ自分たちと同年代で話しやすく、今の2丁目では20代でお店を持つことが主流だということを聞き驚いた。
お店の雰囲気が騒ぎすぎす静かすぎず、とてもよかった。1人で来るお客さんもいっぱいいるとのことで、また来ると約束をして笑顔で店をあとにした。

自分だけじゃ入る勇気なかったから、本当に2人に感謝だ。
通うぞ通うぞー!男さがすぞー!

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2017年3月12日(日)

遅起き。日が暮れてからスーツをクリーニングに出しに行き、お店のおばさんと指が触れ、電撃が走った。(運命の出会いというわけでは決してなく、単に静電気が生じただけだが、なぜかお互い気恥ずかしいというか、気まずい空気になったのが面白かった)

2駅分電車に乗ってみて、何回か行ったことのある洋食屋さんにフラッと。エビフライとハンバーグというお子様ランチかよって感じのメニューを頼み、満足。
ロフトへ行き、インクが切れかけていた筆ペンを新調。
その後初めて喫茶室ルノアールに入ってみた。なるほどチェーンながらも少し高めの値段設定で、ゆったりと落ち着いた雰囲気なわけですね。カフェオレもスタバ的なカフェラテじゃなくて、日本的なカフェオレで、自分好み。
時間帯もありガラガラで、読書に集中できてよかった。50代のおじさんおばさんが主に出てくる小説で、なかなかピンと来ず読み進められていなかったのだが、やっと読み終えた。最後までピンと来なかった。そういうこともあるよね。

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