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あるゲイのサワライ マモル。

社会人2年目、慣れない東京

58、ペンパイナッポーClap your hands.

久しぶりにブログを書く。緊張している。
そういうぎこちなさも、味があっていいのでは?
という価値観が存在する仮想世界の設定で、読んでいただきたい。

 

10月は、仕事が忙しかった。


こう短く言い切るのには抵抗がある。
忙しい=充実アピール、になることを極端に恐れている。

自分はそんなすごいことなんてまったくしていない。

ただ感覚的な話として、この10月は、普段やっている業務と少し毛色の違うことをする必要があり、それに対応するのにいっぱいいっぱいで、焦ってばかりだったな~という感想。

会社員歴1年半という区切りに、少しは余裕が出てきそうになったかなと思ったのも束の間、「そんな甘くねーから!」と、頭上に金ダライが落下してきた気持ちだ。

 


メーカーの開発職ということで、まあわりと実務で、先輩に業務内容を教わっていく中で専門技術を身に着けていきましょう、という普段の感じなのだが、3週間ほど所属の職場を離れて専門技術の講義・実習を受けるチャンスがあり、幸運にも受けさせてもらえた。

今はまだ実務では任せてもらってないが、職場でも必要な技術で、絶対に役に立つはず。が、いかんせん覚えることが多く、難しく、研修は困難をきわめ、くらいついていくのに必死だった。

そんな中、研修後すぐに、初めての海外出張に行くことが決まり(実務で)、研修と並行して出張の準備を進めることになり、頭がパンパンだった。

もともと2つのことを同時に並列で進めることが苦手なタイプだ。
就職活動の時なんかは、「1つのことにまじめに、コツコツ成し遂げるタイプです☆キャピ☆」なんてお茶をにごし放題だったが、仕事ではそうは問屋がおろしポン酢。
困るのは自分だから、なんとか準備にモレがないよう気をつけメールで連絡などしつつ、技術研修もわからない点をコソコソ人に聞きながら、考えて、習得できるよう奔走した。


そうしてなんとか研修のゴールを迎え、息つく間もなく向かった初の海外出張先で、精神的につらいことがあった。

 

要点を言えば、営業さん交えた飲み会になり、普段の開発だけの飲み会では比較的少ないゴリゴリの男性社会的な話の流れにまったくついていけず、うまくかわすこともできず、心が死に絶え、ただただ曖昧な笑顔を浮かべながらうなずき続ける赤べこ(福島県の名産品。赤い)になってしまったという出来事があった。


男性社会的な話って何かって、まあ、海外出張といえば風俗、みたいな、若手はヤンチャして一人前、みたいな話。

どうも話を聞いていると、やっぱり、仕事内容という共通項だけでトークが続くわけもなく、出張先でわりと普段関わりの薄い人も同席して、交流を深める必要がある場で、何か、共通項目でみんなのコミュニケーションがうまくいくようにするためには、これだ!って、必殺の、鉄板の、みたいな流れで風俗の話。という感じだった。

 

自分はゲイなので風俗とか興味ありません!とは口が裂けても言えなかった。
だって、せっかく盛り上がる交流のキーワードなんだから。
このテーマで、コミュニケーションが円滑に進むに決まっているんだから。

 

しかも、なんなら、会話の主導を握る40代ぐらいのオッサンたちが、あくまで自分たちは家族もあるし最近はめっきり風俗とかご無沙汰だけど、若い人たちは、ねえ?笑
みたいな、ちょっと無理する感じで、もう、無理するくらいなら、よくない?もうやめない?ってなる感じだったけど、でもじゃあ、なにか話題を提供できるわけでもなく、ただただ、風俗がその場の正義だった。そして、残念ながらたぶんきっと、2016年の日本社会において、「若い男性社員は風俗好きでしょ?笑」で円滑に進む組織がいっぱいあるんだと、漠然と感じた。

幸い、実際に風俗に連れていかれる、なんてことはなかったが、どうにもこうにもつらかった。怖くなった。
「ヤンチャ」とか、「オネエチャン」とかいう単語、本当に無理。なにその共通言語。


日本の企業はこういうふうに、非常に簡素化された男性社会を確立して、マンパワーを結集させて、ドーピングして、高度経済成長を成し遂げてきたんだなあとなんとなく思って、なんか途方もなくて、女や、LGBTが、本当に平等になることなんてあるのかなって、とても気弱になってしまった。
ここまでシステムが確立してしまった上で、今さらドーピングなしでやっていけるの?っていう。

 

もちろん急速にLGBTの話題がホットになりつつある時代の流れも確かに感じているけど、みんなの価値観を変えるのって、すげえ大変だよな~って、すごく怖くなった。

職場が普段一緒で、少しずつだけど仲良くなり始めた周りの先輩たちが、今回の営業さんたちと同じ感じなのかなって、想像するのが怖かった。(普段あまり下ネタ的なこと話さない)

 


自分が上記のように主張していることは、おそらくセクハラ、という言葉に置き換えられると思うけど、その旨が伝わる人は会社の中に一体どれだけいるんだろうか。


ていうか自分でも自信がない。自分が我慢すれば済む話のような気もする。
セクハラなんて大げさだって、自分でも思う。
自分の今の開発職場に関して言えば9割9分男だし。
LGBTが~とか突然言える気はまったくしない。
だとしたら、会社はどうやって変わるんだろうねえ~という自分事ながら他人事で、遠い目になってしまう。

 

ニュースとかで、もちろんLGBTの革新的な話題には目を見張るけど、それが末端にいきわたるのって、あとどれくらい待つことになるのかな~って、気が遠くなった。

 

 

そして、そうやってうろたえている内に、今月また海外出張に行くことになってしまった。
普通に別件で体力的に不安もあるので、わりと怖い。

職場の人手不足による、消去法的な人選なので、出発前に覚えることもやるべき作業も満載で、プレッシャーがパない。

そしてそして、おそらくがんばるととてつもなく成長できる気もする。ここが厄介だ。なにダメ人間のくせに仕事にやりがい感じてんだよ。みたいな。


もうでも、流れに身を任せるしかない、という感じ。はぁ~あ。


「海外出張なんていいじゃん!チャンスだし!」という声ばかりなので、弱音を書き記しておく。がんばれがんばれ。

 

あー!ていうかクリスマスまであとちょっとしかないのに出張とかしてたらイケメンに出会えねーじゃねーかクソが!というのが本音。はははうんこうんこ

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