あるゲイのサワライ マモル。

社会人3年目、あてどなく東京

37、美術館のすゝめ

絵や音楽、芸術に興味があります。
自分がこれまで、どちらかというと学校の勉強を一生懸命やるタイプだったので、芸術の分野に生きる人たちの「神に選ばれた感」というか、才能みたいなものにあこがれがあるんですよね。

 

最近、たまの退屈な休日に、美術館に行きます。いや、ほんとまれにね。
学生時代はあまりお金もないし、機会もないし、なかなか縁遠い存在でしたが、社会人になって上京してみたら、あるわあるわたくさんの美術館。
無知なサワライでも聞いたことのあるような画家の展示情報がよくテレビCMしていたりして、「ナンボのもんじゃい」と冷やかし半分で行ってみたのがきっかけでした。


はじめは、美術館ってなんだかマナーにうるさそうだし、絵の鑑賞の基準みたいなものも全く知らないし、とても緊張しました。
けど、一人で行ったら別に大声でしゃべったりしないし、脳内の思考を誰かに点数づけされるわけでもないということがわかってきて、「あ、普通に行けるかも」とそのうち思うようになりました。
今では、自分の部屋かのようにくつろいで鑑賞します。
うそ。まだちょっとびびってる。

 

昨日は、六本木ヒルズ森タワーの上のほうにある森美術館に行ってきました。
(田舎者的には、六本木ヒルズというワードだけで鼻血級の興奮モノですが、今日は割愛!)


フェルメールレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」
村上隆の五百羅漢図展」

という2つの展示をハシゴしちゃいました。

 

www.tbs.co.jp


まず、フェルメールレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展。(タイトル長い)

フェルメールさんとレンブラントさんって、たしか画家の名前だよな…ってくらいの記憶ですが、有名そうな雰囲気を感じて行ってきました。
デカデカと2人の名前を掲げていますが、実はそれぞれ一枚ずつしか作品はなくて、17世紀オランダ黄金時代の様々な巨匠たちの作品が60枚あって、色々と楽しめてよかったです。
というか展示会のタイトルに1枚ずつしかない人の名前をドンと掲げるって、有名な画家のネームバリューがそれほど美術館の動員に影響するんだろうな、と感じました。
もっと言うと、サワライみたいに「なんか聞いたことのある名前…」とおぼろげに足を運ぶ人がけっこうな割合でいるのではないか、と勝手に決めつけて少し安心したりもしました。
(※あくまで個人の意見です)


こういう展示会あるあるが最近わかってきたのですが、入り口付近でオーディオガイドという機器の貸し出し(有料)がよく行われます。
イケメン俳優がナレーションを吹き込んでいて、一部の作品に併記された番号のボタンを押すと、イヤフォンから甘い声で解説をしてくれるのです。
今回も入り口で、優しく微笑む玉木宏の大きなパネルが誘ってきましたが、2つの展示会分の料金をすでに払っていたので、なんとか我慢しました。

ちなみに以前関西の展示で、京都出身の佐々木蔵之介が絶妙に京風なイントネーションをかすかに織り交ぜていて、とてもよかった覚えがあることだけお伝えしておきます。

 

そうそう、肝心の17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちの絵なんですが、すごくよかったです。
あまり解説を読まない不届き者の言うことなので軽く流してほしいのですが、牧歌的というか、のどかな風景画が鮮やかに描かれていた気がしました。
絵のことはよくわかりませんが、色味がかわいいとか、これなんか好きだな…程度の漠然とした感想をボンヤリ思うのがサワライスタイルです(笑)。

あと風俗画という、一般の市民の生活?日常?みたいなものを描いてあるコーナーが面白かったです。
「好奇心」というタイトルの絵は、ラブレターを書いているような女性の周りをもう2人の女の人と、犬がのぞき込んでいる構図で、すごくかわいかったな。
「さまざまな嗜好」という絵は、なんだかえらく疲れた表情のおっさんが、パイプみたいなものに火を灯そうとしている背後で、ボンヤリと、男女2人組がイチャついている様子が描かれているように見えて、古きヨーロッパにもこじらせ系が!?と妄想を膨らませて、楽しかったです。


こういう展示会あるあるその②なんですが、出口でお土産コーナーが待ち構えていて、本当に美術館は商魂たくましいです。
そして大概このお土産コーナーで、展示されている一部の絵を印刷した数種類のポストカードが、150円くらいで売られているんです。
部屋に飾るレプリカの絵なんてとてもじゃないけど買えませんが、ポストカードくらいならサワライの稼ぎでも充分対応可能です。
昨日もなんとなく好きかなと思った3枚のポストカードを買いました。
ちなみに「好奇心」はポストカード化されていてゲットできたのですが、「さまざまな嗜好」はポストカード化されておらず、残念でした。
このお土産コーナーのポストカード化されているかどうかによって、なんだか美術館の力の入れ具合がうっすら見える気がして、その日自分がいいなと思った絵の答え合わせ?みたいなものができる気もして、ひそかに楽しみにしていたりします。

 

www.mori.art.museum

続いて、階を移動して村上隆の五百羅漢図展へ。

村上隆さん、まったく知らない人でしたが、テレビで特集されているのをチラっと見たりネットでいい評価をチラ見した記憶があったので来てみました。
国際的に評価の高い現代美術家さんとのことで、戦後のオタクカルチャーやキャラクターと日本の美術史とをつなぐ作風が特徴だと説明書きがありましたが、なるほどポップでカラフルな色づかいが印象的で、会場が全体的にきらびやかでした。ちょっとコンピュータグラフィックじゃないけど、そういうしっかりした輪郭が特徴的で、先ほどのオランダ美術の絵画とはまた違ったおもむきでよかった。
キャラ化されたかわいいドクロマークがいたる作品に多用されていたりして、面白かったです。
「萌える人生を送った記憶」というタイトルの絵は身の丈ほどの大きさのキャンバス一面に、ビビットな色とりどりのドクロマークが敷き詰められていて、すごく惹きつけられました。濃密な人生を送ると、脳内がこんなに鮮やかな、ギュウギュウに詰まったイメージでいっぱいになったりするんだろうか、今おれ全然カラッポだよ…みたいに不思議な気持ちになって、しばらく見入ってしまいました。


さて、展示のタイトルにもなった目玉の「五百羅漢図」ですが、上のリンクからホームページに行ってもらえばわかると思います。
とてつもなくデカい絵が壁一面に展示されていて、本当に圧倒されてしまいます。
青竜、白虎、朱雀、玄武の四神の名前を冠した4枚のパノラマ絵にそれぞれわかれていて、全長100mにも及ぶそうな。東日本大震災後にいち早く手を差しのべてくれたカタールへの感謝を込めてドーハで最初に発表された作品らしいです。
羅漢っていうのは、わざわざこの世に残って世間一般の民を導いてくれる聖者だ、みたいな説明書きがあった気がします(うろ覚え)。
震災のあった後に、圧倒されてしまう現実を前に、創作物には物語には、希望が描かれるべきだ、みたいな説明があった気がします(かなりうろ覚え)。
とにかく、とにかく、絵のスケールの大きさが圧倒的でした。
物理的にも、内容的にも。
題名から察するにおそらく五百体いるであろう大小様々な羅漢に加え、不思議な生命体、もののけ姫の獅子神様や手塚治虫火の鳥に着想を得たであろう生き物、太陽系、Macの壁紙のモチーフなどありとあらゆる要素がすみずみまで描かれてあって、とてつもないエネルギーが凝縮されていました。本当にすごい空間でした。
両側の壁に、一面のパノラマ絵がずいーっと敷き詰めてあって、あっちを見てこっちを見て、ひたすらキョロキョロしながら、忙しく興奮しました。

 

 

美術館の展示を2個も一度にまわって、体力のないサワライはけっこうヘトヘトに疲れてしまいました。
芸術ってなんとなくインドアな先入観があったけど、ものすっごくエネルギッシュなんじゃないかと最近思っています。鑑賞するだけでも、つくづく体力勝負だなあって思いますし。。。(汗)

 

インドア派なサワライには、比較的アウトドア寄り(家を出て美術館に足を運ぶ分)なインドア趣味の「美術館鑑賞」が程よく心地いいです。人に伝える趣味としては、ちょっと与える印象がどうしても「お高くとまっている」感じが鼻につくと思いますので、ひっそりと大事に育てていきたい趣味の種です。


ハ~!美術館ハシゴすると疲レルワーーーー!!!!!
いい芸術に触れて心の栄養補充シタワーーーー!!!!!
明日からまた仕事ガンバレルワーーーー!!!

うそ!ずっと休みがいいいいいい!!!!!!!!

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