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あるゲイのサワライ マモル。

社会人2年目、慣れない東京

25、優しい青

近所のローソンが閉店してしまった。
会社からの帰り道、いつも青い光を灯していたあの曲がり角が、今日はやけに暗かった。


異変に気づいたのは先週の金曜日。
一週間のうっぷんが蓄積した私は、優しい青に導かれた。

どれ、コンビニスイーツでも爆買いしてやろうか、とハンターの目を光らせ、足を踏み入れた店内。ところが棚にはほとんど商品が置いていなかった。
ドジっ子バイトの盛大な発注ミスか?と一瞬思ったが、いくらなんでも一回のミスだけではこんなに品数は減りようがない。それくらいガラガラだった。明らかに意図的に減らしている。つまり―――


かろうじて残っていた鮭のおにぎりと氷結をレジに持っていき、
「あ、あと、からあげクンのレギュラーください」と店員に告げた。
そして、小銭を取り出し置いたレジ台に、
「閉店のお知らせ」の貼り紙。


確かに今の時代、コンビニなんて星の数ほどある。知らない間に通りの向こう側に新しい別のコンビニが出来ていたりする。閉店するコンビニがあるのも当然のことだ。


とはいえ、なんだか寂しい。仕方がないけど、寂しい。
ローソンの看板の光、諸行無常のきらめきあり。