あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

21、ごうまんな手土産

今週のお題「おすすめの手土産」

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実家に帰省する時は、必ず甘いものを手土産に持っていく。関西に住んでいた大学時代からの習慣だ。

当時住んでいたアパートの近所に、わりと有名な和菓子屋さんがあったので、そこの大福が自分の十八番だった。東京に移り住んで初となる今年のお盆は、とりあえず東京ばな奈を買ってみた。なんにせよ、帰省にスイーツが欠かせない。

家族の喜ぶ顔が見たいから、という理由も3割くらいはちゃんとあるが、残り7割のメインの理由は自分が食べたい、ただそれだけだ。なぜ7:3という具体的な割合がわかるのかというと、だいたいいつも7割くらい自分が食い尽くしてしまうからだ。れっきとした統計学的なデータが出ているのだ。もはや手土産というか、自分のおやつ買ってきたけど、おすそ分けしましょうか?ぐらいのスタンスである。だって、甘いものが好きだから、しょうがない。

帰省、という特別な時くらい、普段買わないような特別なお菓子が食べたい。せっかく上京したんだから、この正月は東京ばな奈なんてありきたりな物で終わらせたくない。どうせならどこぞの老舗和菓子屋の一品だとか、パリで有名なパティシエのなにがし、みたいな気合いの入ったものを食べてみたい。

ちょっぴり面倒な帰省のモチベーションは、甘くておいしい、自分本位な手土産だ。