あるゲイのサワライ マモル。

社会人3年目、あてどなく東京

日記170306~170312

2017年3月6日(月)

こないだ、後輩からボヤンと頼みごとをされてイラついた、みたいなこと日記に書いたくせに、今日大先輩に頼みごとをして、やっていただけたけど「次からは自分でやってね」とやんわり指摘されてしまった。やってもーた。他人に厳しいくせに自分は出来てないパターン。1番やってはいけないやつじゃねーか。

しかも指摘の中身を突き詰めると、就活の時にいけしゃあしゃあと語った働く理想像を実践できていないということで、別にその人に言ったことないけど自分の薄っぺらさを見透かされてしまったみたいで、ひどく自己嫌悪におちいった。

悪口として飲み込んだ自分とは違って、しっかりめんどくさがらずに指摘をされる大先輩は、やっぱりすごいなと思った。次回気を付けますメールというのは、どんなに言葉を尽くしても薄っぺらく感じるので、後の祭り感がすごい。結局言葉ではなく態度で示さなくてはいけないんだよなあ。つらい。

こういうつらいときに歌って踊り出せたらなあ、と思う。もちろんハイクオリティに。現世はくねくねした謎の動きしかできないが、来世はきっと、キレッキレのダンスで。

脳内のラ・ラ・ランドが鳴り止みません。どうしたらいいでしょうか?(東京都/20代/男性)

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2017年3月7日(火)

年の近い先輩が1ヶ月の海外出張から帰ってきた。この1ヶ月の自分の任務は、先輩の作った機能の検証実験をひたすらおし進めることだったので、まとめの資料を作って、確認できたこと・途中のこと・これからとるべき行動を説明した。

1ヶ月職場を物理的に離れていたことになる先輩はさぞ浦島太郎状態というか、忘れていることも多かろうと思い、わかりやすい説明を心がけた。こまめにまとめていた詳細な実験レポートとは別に、1ヶ月の全体像をざっくり記した要点の資料を作ってみたのだが、これがなんだか日記を書いているみたいで楽しかった。

自分の噛み砕いた言葉で、誰でもわかるような文を書くのは自分の目標で、欲を言うと面白い感じにできれば最高だ。
理系バリバリのエンジニアしかいない職場で、「この中で1番面白いブログを書けるのは自分だな…」という謎の自信を持っていて、それだけが武器だと思うし、それだけが心の支えだ。技術のことや計算能力はサッパリわからん。パソコンの知識とか、好きな人に到底かなわないと思う。

文章能力は、しかしこれがなかなかどうして、データ処理能力と同じくらい大事だということを日々感じる。拙い文章表現で生じた誤解が、致命的なトラブルにつながるのを何度も見てきた。かくいう自分も、全然言いたいことが伝わらない毎日で、やっぱり修行しなければならないのであった。がんばるゾ。

火曜日をダイヤモンド級に輝かす魅惑ドラマ「カルテット」に万全の態勢で備えていたのに、野球中継の延長で全然始まらず。野球でドラマの開始が遅れるの、物心ついた時からひたすら許せない。

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2017年3月8日(水)

昨日の「カルテット」を録画でもう一度みる。
満島ひかり演じるすずめちゃんが、片思いの相手とその好きな人がうまくいくように行動して、「君の好きはどこへ行くの?」ときかれて「私の好きはその辺にゴロゴロ転がっていて、いつもは寝っ転がっていて、でもちょっと頑張らなきゃいけない時に、白い服でナポリタン食べなきゃいけない時とかにその人がエプロンをかけてくれて、ちょっと頑張れる、そういう、好きだってことを忘れるくらいの、好き」と言うシーンがあって、とてもグッときた。

好きな人と自分が結ばれることではなく、別の人との幸せを、心から望むこと。それはものすごく美しい形だと思う。「君と好きな人が100年続きますように」ってハナミズキの世界だ。
自分のような、妻子持ちのストレートの人を好きになったゲイなんかの、ゴールイメージはそういう所にあるべきだと個人的には思う。

でも同時に、自分はそれだけじゃ絶対に満たされないとも思う。頑張るための助けになる時もあれば、苦しくて仕方がない時が必ずある。自分は見返りが欲しい。触れたい。
恋愛禁止の神父さんが最終的に身を引く結末の小説も最近読んだけど、なかなかモヤモヤした。それが答えだと思うし、自分もそうなりたいと思うし、でもたぶん自分はそこでは納得できない。やはり彼氏を作るしかないのでは、という現在地です。

片思いの人に、別の人とコンサートへ行くようニコニコとチケットを渡したすずめちゃんだったけど、結局気になって会場へ駆けつけ、いい感じになっている2人を遠巻きに確認して、ひそやかに、優しく涙を流した。すずめちゃん。すずめちゃん。。。満島ひかりの泣きの演技は、人間国宝さんに、認定。

別件のザワザワ案件も浮上してきてカルテット、ますます期待に拍車がかかる。最終回までとりあえず3月は、カルテットを楽しみにがんばれるかな、といった感じです。

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2017年3月9日(木)

昼休みに職場の大縄大会。
この歳になって大縄かよ、なんて思う間もなくノリノリの同期チームに入れられ跳ぶことに。しかもなんなら年配の方のチームが多く、練習なんかもしてたりしてガッツリ気合い入ってらっしゃった。
我々はノリで今日だけ跳べばいいっしょという考え、加えて個人的な運動不足の極みにつき、引っかかる引っかかる。いやもうね、「跳ぶ」という動作、ここ数年の日常になかったからさ、そんなもん足ガクガクなるっつーの。

結果は予選敗退。ジュースとお菓子をもらってギリギリ午後の始業に居室へ戻った。
午後の業務はしばらく「コヒュゥ…コヒュゥ…コフッ…ふヒュッウ…」という呼吸の乱れとともに機能停止していた。

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2017年3月10日(金)

朝自宅で会社行く準備しながら「帰りてえ…」とふと思って、え、どんなけ会社行きたくねえんだよと1人ツッコミ。いわゆる、心が「出社」してしまっている状態ですね。スポーツ選手が、極限の集中状態で高速のボールが止まって見える、みたいな、「ゾーン」と呼ばれる状態に近い、かなり上級者の「会社行きたくなさ」です。
などといつまでもバカ言ってられないので大人しく出社。
会議の合間をぬって実験作業をするが、報告まとめる時間とか、特許出願の資料作りとか、色々なことが進められないまま今週の終了となった。
今週はまだ報告を求められなかったのでヌルッと終わってしまったが、来週色々きかれて怒られそうな予感。
そういうの含めて、自分のスケジュール管理しなきゃいけなかったんだろうけど、今週はどうにもグズグズとノロい感じだった。

裁量を任せてもらうのはいいが、放置と紙一重なので、注意が必要。

気持ち的には「そんなこといったって…言葉で言ってくれなきゃわかんないよッ…!!」という重い彼女みたいなマインドなので、かまってほしい。

こっちから質問していかなきゃですね。

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2017年3月11日(土)

FとWと新宿へ飲みに行った。
寒いのに東南口の桜がすでに咲いていてびっくり。(こんな早いのって梅?桃?とか言ってたけど、あとで検索したら桜だったらしい。花の名前見分けられるように知っておきたい)

まき串という、色んな野菜をひたすら肉で巻いたシリーズをいただいた。美味。典型的なタラレバトークにも花が咲き、カルテットのドラマの良さ、高橋一生のananなどについて激論を交わした。2時間ほど堪能し、二次会へ。

この日は事前に、2丁目に一緒についてきてほしいと頼んでおいたので、保護者2人に連れられゲイバーへ向かった。
大学同期にカミングアウトした時に行ったゲイバーはどちらかというと盛り上がりメインの観光バーだったので、おれが1人でも通えるような、まったり話せる落ち着いた場所をみつけることが本日のミッションだった。ネット検索をして目星をつけていた店に臨む。
一軒目はわりとこじんまりとしていて、店員さんと常連さんが仲良くしゃべってる雰囲気だったので、うまく切り込めず、3人でワイワイ。
このままでは引き下がれないと、二軒目。地図の住所を間違えていて少し迷ったが、雑居ビルの4階まで息切らせながら上り、なんとか到着。
店員さん4人、お客さんも盛況で、全体的に20代の若い感じで、期待が一気に高まり、カウンターへ案内してもらった。
お店のママに対応していただき、我らが姉貴的存在のWとさっそく意気投合したようで、イジりイジられのラリーの応酬がすごくて、腹がよじれるほど笑った。「えー、質問がブス!」というパワーワードが本日のハイライト。
ママさんが若くてほぼ自分たちと同年代で話しやすく、今の2丁目では20代でお店を持つことが主流だということを聞き驚いた。
お店の雰囲気が騒ぎすぎす静かすぎず、とてもよかった。1人で来るお客さんもいっぱいいるとのことで、また来ると約束をして笑顔で店をあとにした。

自分だけじゃ入る勇気なかったから、本当に2人に感謝だ。
通うぞ通うぞー!男さがすぞー!

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2017年3月12日(日)

遅起き。日が暮れてからスーツをクリーニングに出しに行き、お店のおばさんと指が触れ、電撃が走った。(運命の出会いというわけでは決してなく、単に静電気が生じただけだが、なぜかお互い気恥ずかしいというか、気まずい空気になったのが面白かった)

2駅分電車に乗ってみて、何回か行ったことのある洋食屋さんにフラッと。エビフライとハンバーグというお子様ランチかよって感じのメニューを頼み、満足。
ロフトへ行き、インクが切れかけていた筆ペンを新調。
その後初めて喫茶室ルノアールに入ってみた。なるほどチェーンながらも少し高めの値段設定で、ゆったりと落ち着いた雰囲気なわけですね。カフェオレもスタバ的なカフェラテじゃなくて、日本的なカフェオレで、自分好み。
時間帯もありガラガラで、読書に集中できてよかった。50代のおじさんおばさんが主に出てくる小説で、なかなかピンと来ず読み進められていなかったのだが、やっと読み終えた。最後までピンと来なかった。そういうこともあるよね。

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日記170227~170305

2017年2月27日(月)

組織改編のウワサ。
まだ自分に異動はないと高をくくっているが、正直どうなるかわからない。
というかMさんが「1番異動の可能性が高いのは自分かも笑」とか言い出して、冗談でもやめてほしいと思った。
Mさんと職場離れたら会社行く意味93%くらいなくなる。
せめてあと1年は教わりたい。それも贅沢な願いなんだろうか。

サラリーマンは上からの力に対して無力だ。そんな当たり前のことも、自分の身に降りかかる時にやっと、本当の意味で思い知るのかもしれない。

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2017年2月28日(火)

今日も寝坊した。寝坊デイに限って朝に後輩との工作の約束があったりして、自己嫌悪で絶望した。絶望してばかりもいられないので仕方なく行って、卑屈に笑って許してもらった。しょうがないね。

今日も今日とてやるべき実験をした。作業自体を終えた後すぐ帰ってもよかったが、なぜかこないだ資料の適当さを指摘されたことを思い出し、ひとりでムキになってあてつけのように丁寧に資料作り。根に持つタイプなので。

最愛のドラマ「カルテット」が最高潮をむかえ、最高速に達し、脳内で弾けた。面白いところがありすぎて、最終的に「来世は役者になるしかない」という結論に至った。願わくは、満島ひかりのように内なる火を灯して赤裸々に泣く演技がしたい。

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2017年3月1日(水)

業務中メールボックスに飲み会のお誘いが。
普段職場の飲み会は、忘年会とか定期の物を、1番年次の低い自分が発動するぐらいしかないのだが、めずらしくMさんが招集。
しかも1番小さいチームの単位で、少人数飲み会という非常にレアなパターンで、浮き足立った。
脊髄反射で返信をして、日程の○×の所に全て◎を記入するという気合の入りよう。
「新組織どうなるかわからないから、その前に飲み会を…」とか縁起でもないことが書いてあった気がするが、この際置いておこう。当日はMさんの隣の席をなんとしてもおさえたいところだ。

これまで会社の飲み会なんて行きたくなくてしょうがなかったけど、普段一緒に仕事をするこの小編成チームの方たちとはさすがに仲良くなったという自負があり、めずらしく少人数飲みということで、異例の期待値を記録した。こんな日が来るとは思っていなかった。楽しみだな。

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2017年3月2日(木)

今日は会社であまりイライラしなかったので日記に書くことがない。それは確実にいいことなのに、イライラを日記に落とし込めない物足りなさを感じていたりする。恐ろしい子…! 普通に寒い日だったが、通勤の道のりがうっすら春めいていやしないか?と思った。おそらく梅であろう、少し早めに咲き出す系の花がちらほらと、顔を出していた。匂いが、なんだか春のムンとした夜に近づいている気配。

もう3月だもんなあ、無理はないよ、え、3月?3月!?あの?なんにもしてないんですけど???ついこないだ年明けたばっかなんですけど!?!?といった感じで取り乱した。時間の流れは加齢とともに加速する。抗ってもムダ。後悔しないよう今を生きる。ハーゲンダッツ華もちのごま胡桃を食べた。美味。

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2017年3月3日(金)

入社して初めての特許出願を目指し、担当の人と打ち合わせ。
特許ときくと、発明!エジソン!みたいな立派なイメージが先行しがちだが、「今回作りたい機能が他社のとカブっとるやんけ、なんとか違いを出してどうにかこうにか特許化せな…」といった感じで、わりと泥臭くひたすら地味なものだったりする。めんどくさい。
初対面の担当の人が変わった方で、本題の話もそこそこに「地元どこ?」と聞かれてそっから地元トーク、行ったことのある海外の話、ヨーロッパの歴史、理系はセンターでも歴史をとろうとしないからもったいない、などポンポンと話が飛び、仕事と関係ない話を30分くらいした。
ちょっと脱力系でボソボソとしゃべる感じが、自分の職場(テキパキした人が多い)にはなかなかいないので、なんだか新鮮だった。

みんなもっと脱力していこうぜ!とは口が裂けても言えない。

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2017年3月4日(土)

母、はるばる上京の巻。
吉祥寺に行ってみたいというミーハーな感じは、わりとしっかり似ているところだなあと思う。照れ臭いからあまりしゃべりませんが。思春期が永遠に続いてる感じ。
ベタに井の頭公園など。動物園は初めて入ってみたが、こじんまりとしていて程よい大きさだった。鳥類がたくさんいたのが印象的。
アオサギを初めて生でみた。中学合唱曲業界の名曲「蒼鷺」を思い出す。物悲しいマイナー調で「胸毛をふるわす絶望の季節か 凍れる川の底流の音か」と激しく絶望感の漂う感じがたまらなかった。ピアノ伴奏がきれいで、課題曲でもなんでもないのに楽譜をもらって練習した記憶。

夜は地上波でアナ雪。映画館でもみたが、やはりお松のレリゴーは絶品。神田沙也加の好感度が上がるしかない声のよさ。セリフが違うんだよもはや。まったく関係ないけど「どこまでも限りなく降り積もる雪とあなたへの思い」とglobeのDEPARTURESが頭の中で流れた。

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2017年3月5日(日)

念願の最強ミュージカル映画ラ・ラ・ランド」鑑賞。
CMでもやってる冒頭の高速道路のダンスシーンが最高すぎて一気に引き込まれた。
物語の途中でいきなり歌い出すなんて、現実離れしててよくわからない、という人の意見もわからなくはない。しかし歌って踊り出すレベルの、ありえない感情の高ぶりを表現する人々は最高に魅力的で、ものすごい多幸感だったり絶望だったりが疑似体験できる。それって自分にとっては金払ってでも見る価値のある物だよなあと思う。
舞台のミュージカルからさらに、映画のミュージカルはなんでもあり。天文台でのデートから、宇宙まで浮き上がって遊泳してって、爆発してる。きっとドラッグをやったときのハイな感じって、ああいうふうだよなあ、と。やったことないけどもやね。疑似体験疑似体験。

そして物語の運びもよかった。夢を追いかけることの、残酷さと、だからこその美しさみたいなものが、凝縮されてあったように思う。大好物でした。もう一度みたい。

夜は会社の同期の結婚式の二次会にお呼ばれ。結婚がどうのこうの以前に、好きという気持ちもままならない自分の状況が、キラキラの対比として浮かび上がってしまってつらい。とはいえやはり花嫁姿はきれいで、おめでとうという気持ちも本当にある。とはいえ同期のノリが学生ノリすぎて本当にウンザリする。なんで会場入る前にベロンベロンに酔っ払ってんだよ。とかブツブツ内心つぶやいていたら、ビンゴゲームでなぜかディズニーペアチケットが当たってしまった。ああいうイベントのビンゴは当たると前に出なきゃいけないので、毎回、当たるな当たるなと念じているが、今回は特に場がめんどくさい雰囲気だったから特に当たるなと念じていて、そしてその思いが強すぎたのか逆に当たってしまった模様。騒ぎ立てる周りに流されるまま、「デュフ、デュフフwすいませんw」と会の中央で新郎新婦からチケットを卑屈に授かった。

おそらく幸せのおすそ分け人のふたりの意図からもっともかけ離れた人間に当たってしまったなあ、と、申し訳なく思った。けどすぐに、そんなもん知ったこっちゃない、当たっちまったもんはしょうがない、ふつうにF誘って遊びに行けばいーじゃんと開き直った。帰りにFにメールして快諾してもらった。楽しみ。

このディズニーペアチケットを使えるような恋人を作る、という目標を立てた方がよかったのだろうか?
いや、でも最速で出会えたとして、(チケットの期限的に)1年かそこらでディズニー行けるほど信頼関係築ける自信ない。ディズニーみたいに待ち時間多くて体力のいる所ではおれ普通に消耗しちゃうからなあ。それでも平気なくらい気を遣わない関係、ってなかなかできないような…とかめんどくさいことウジウジ考えちゃうような人間は、さっさとチケットを消費してしまうべき!
ヨシ!!!

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日記170220~170226

2017年2月20日(月)

出身研究室を訪問し、就活を控えた後輩に会社説明がてら、先輩風を吹かす業務。
あまり研究室に思い入れがなかった方なので、訪問前は緊張していたが、行ったら行ったでそれなりに歓迎していただけるのはやはりありがたいことだなあと思う。
普段着ないスーツを身にまとい、外部の人とちゃんと会おうとなると、愛想も振りまくってもんだし、一応会社の印象を良くしようとがんばって丁寧に答えたりするところは、自分のことながら少し感心した。
とか思ってたら同行した同じ大学の後輩社員に「ちょっと説明のパート長くて眠いとこあったかもですね」とやんわり指摘され、ごめんちゃい、といった感じだった。
なんだか普段使わない顔の筋肉を酷使した反動がすさまじく、帰りの新幹線はなんというか死後硬直していた。

家に帰れば、魔法の呪文、我が家が1番。
気が向いて、録画していたボクらの時代(SHELLYと厚切りジェイソンとパックン登場回)を観てみたら、神回だった。ハーフ/外国人として日本で生活する上でのモヤモヤに関して、非常に理知的な意見が飛び交っていて見ごたえがあった。
厚切りジェイソンが「女性の働きやすさでは日本よりアメリカの方が明らかに良いから、娘をアメリカで育てた方がいいのではと考えることがある」と言ったり、SHELLYが「英語ペラペラは鼻につくと捉えられることもあるから、英語の教育を躊躇してたけど、親が子に与えられる最高のプレゼントは言葉だという話を長谷川潤にされ、日本語も英語も両方話すことにした」「日本の芸能人が政治の意見を言わないのは、芸能人は商品、という意識が根本にあるから」といったようなこととか、とにかく色んな日本の息苦しさ?みたいなことをスパッと言ってくれていた。日本人でも感じる社会のモヤモヤを吹き飛ばしてくれるようで、なんだか勇気をもらった気がする。

自分の考えは、誰のものでもない。自分の考えを、しっかり持っていていい、持つべきだと再認識。

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2017年2月21日(火)

出張の疲れ冷めやらぬうちに、朝から装置の設置作業。800kgあるらしいユニットを移動させたりと、けっこうこわい。「大丈夫だけど、もし倒れたら普通につぶれるから支えようとせず逃げてね」というアドバイス、戦慄する。倒れないようにどうすべきか、もっと具体的な内容を指示すべきでは?

ネジしめ作業一つをとっても奥深い。硬いネジをゆるめる時、中途半端に変な力を加えるとネジ表面のドライバー用ミゾが削れてしまい(ネジをナメると表現する)、ダメになるが、思い切って力を集中させないと一向にネジがとれない。つまりリスクにビビって手加減してしまうと、何も得られないのだ。物理的な作業かと思いきや、どっこいメンタルの戦いである。経験を積めば先輩みたく軽々と作業を推し進められるようになるのだろうか。自分はいつまで経ってもおっかなびっくり作業している姿しかイメージできない。果たして。

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2017年2月22日(水)

「この作業は20分で終わったことあるから、楽勝でしょ!」という有能なリーダーの言葉とは裏腹に2時間半をゆうに超えギリギリフィニッシュ。
自分の出来なさが不甲斐ないのはもちろんだが、普通に許容範囲を超えてる気がする。最近そういうことが多い。

大人数でバリバリ分担してデカイ製品作ってこう、ってするなら、みんながスーパーマン前提でギリギリの橋を渡っていくのは無理が生じると思う。実際直面している数々の市場トラブルはその結果だと思う。
詳しくない人でも誰でも出来るように、という想定で作業工程を考えていく必要があるんじゃないすか?
みんな無理せず、出来ないことは出来ないと言うべきでは。かくいう自分もこわくて言えない。きっと誰かがぶったおれるまでシステムとか人の考え方って変わらないんだろうな。
信頼して任せる、ってのと無責任に放り投げるってのは紙一重で、難しいなあ〜となんとなく。
よくわかりましぇ〜ん。 「スーパーサラリーマン左江内氏」の録画をみた。脱力感が最高。三Jの主題歌もサビに歌詞があるから最高。

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2017年2月23日(木)

会社の人に、不意に「本音で言ってみていいよ」と言われて、何も答えられなくなってしまった。
会社の中で良しとされる姿が確かにあって、例えば海外出張はステータスだし率先して行くべき、みたいなこととか色々あるけど、そのほとんどが自分ののんべんだらりとした考えと正反対の方を向いている。組織の正解を否定することで得することなんかまったくないから、いつも明言せずに曖昧に笑うだけ。
本音を言う度胸なんてないし、ウソをつき切るほど鈍感になれない。
本音を言え、とか言いだしたら「まったく働きたくありません」って全力で言うレベルなので、言っても仕方がないし。
もうだから、おれのことは気にしないでほしい。もう勝手に決めてほしい。どうせこんな非生産的な個人の意見なんて、会社的に受け取りようがないもん。
イライラする。うまくまとまらないし整理できない。

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2017年2月24日(金)

前回の打合せで否定された自分の方針を、手のひらを返したように持ち出してこられたりと、なんとも釈然としない打合せを朝に一本。方針が決まったから別にそれでいいけど、先輩の「え、当然でしょ」みたいな何食わぬ顔に陰で腹を立てた。
装置の設置作業で体を動かした後、なんとかプチ資料作りを間に合わせた会議をギリギリで終え、今週は乗り切れたなと一息。
と思いきや後輩からちょっとした工作の依頼。来週でもよさそうなので、部品の資料だけ用意しといてね〜と言ったら、「え、いやなんかただ電線繋ぐだけっぽいので、そんな資料とかいるかな…(半笑い)」みたいなことボソッと言いやがって、は、じゃあテメエでやれよって感じだったがなんとかこらえて、一応用意してもらえるかな〜^_^とだけ言っておいた。

細かい作業とか、人の態度とか、普段なら海のような広い心で極力穏やかに対応するのだが、どうにも余裕がない最近は心の狭さが四畳半なので、あからさまにイラっときて、でも顔には出さないようにするから、表情がグニャリと曲がる。こんなのイヤだなあ。余裕で包み込むか、それともそれはちょっといかがなものかと言葉でうまく伝えられたらいいのだけど、どちらもうまくできない。うんこ。

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2017年2月25日(土)

くさくさした心に新しい風を吹き込むべく、立川のカリスマ美容師のもとへ。
なにがカリスマかって、希望に沿った髪型を実現してるくれるところももちろんだが、おれの偏屈な考え方を肯定してくれる感じが何より心地よいのだ。これからもごひいきにさせていただく所存。

夕飯の約束のため、Fの住む高円寺へ。高円寺はいい感じによれた居酒屋さんなど、とにかく気になるグルメが満載なので、色々回らなければならない。今日はとんかつ。カウンターで渡していただくとんかつはアツアツで味噌汁もアツアツで、すごくうまかった。カフェに移動して葬儀トークなど。あとカフェの名前が英語で「第三の惑星」と名乗っていたので、水金地火木土天冥海、あ、地球ってことか!となって、地球といえばトークを展開した。おれの出身中学で「地球」というオリジナルの合唱曲があって、一生懸命取り組んでいたのに、あまりに前衛的なその作風に、市のコンクールで他の中学の生徒にめっちゃ笑われたという話をして、Fの爆笑を勝ち取った。「消えていくサバンナ、倒される熱帯雨林、広がる砂漠」で始まる歌詞をまくしたてるあの曲は、今考えてもやっぱり攻めてて、自分も思い出して爆笑。記念の録音CDを今度貸す約束をした。

今週の色んなくだらないことを高円寺で笑い飛ばせた気がした。気持ちいい夜。

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2017年2月26日(日)

まったり日曜。掃除もちゃんとやって自分にしてはわりと上出来。
植本一子さんの「家族最後の日」を読み終えた。写真家の方のエッセイというか、日記で、ラッパーの夫と娘2人との家族のことを中心に書かれているのだが、とにかく赤裸々というか、まっすぐ自分と向き合って書かれていてすごい熱量だった。
前作の「かなわない」でがっしり心を掴まれていたところに出た新刊が「家族最後の日」なんて気になりすぎるだろ、という流れ。
「かなわない」では、植本さんが抱いていた理想の家族像みたいなものにかなわなかったことが描かれていたりしたので辛いところがあったが、今作では癌になった夫と成長した娘たちと、また新しい家族として向き合っていて、そして、自分のままならない感情を素直に言葉にしていて、すごくかっこよかった。
癌と聞くと、なにか特別なものとして、克服するべきとか救ってあげたいとかキレイな感情が取り上げられがちだけど(あくまで個人の意見です)、現実はもっと生々しくて、切実で、周りの人の感情も一通りではなくて、そして生活は続いていくんだ、ということが、植本さんの言葉でしっかりと記されてあった。家族の形は変わっていくということを、受け入れることが大切と最後に書かれてあった。

あと、一緒に生きていたことを見て、書いて、残さなきゃ、と思ったとも書かれてあった。

植本さんの本を読んで、自分の泥臭い感情とか愚痴とかを、しっかり言葉にしたいな、と思ってインスタ日記を始めた、と言っても過言ではない気がする。いつまで続くかわからないけど、日々のモヤモヤも言葉にできるとちょっとスッキリするんだよなあ。不思議。

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日記170213~170219

2017年2月13日(月)

エンジンのかからない月曜。
本当に夕方までエンジンのかからないままだったので、明日がんばることにしてとっとと帰宅。

土曜に買った小説を読んだ。サラリとLGBTが出てくる感じで、というか性のグループ分けなんて曖昧でいいのでは?といった感じで、好きでした。

LGBTをメインテーマにして、大げさにお涙頂戴、なんて今さらお腹いっぱいになってしまうから、どれだけ自然な形で、自然な暮らしの中で語ってくれるかが気になる。

今回の作品はまさに肩の力が抜けた語り口で、それでいて丁寧で、よかった。読み進めていく途中で、LGBTってことか、って気づく、そういう小説ならではの仕掛けも面白かった。ちなみにこの手の作品に去年も出会えたことがあったので、勝手に波を感じている。
これから、もっとカジュアルな感じの作品が、もっとたくさん世に出てくるといいなと思った。

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2017年2月14日(火)

会社の食堂が工事で使えなくなって久しい。
臨時のプレハブ小屋で提供される冷えた弁当や炊き出しカレーはイヤだと、同期たちと連れ立ってはるばる外部に食べに行ったりする最近だが、今日みたいに弁当で済ます日も、個人的には別に嫌いじゃない。
というか、冷えたご飯、ふつうにおいしく食べられる。
同期がみんな「冷えた弁当なんてありえないよね!」と口を揃えているから、仕方なく「常温どころか冷蔵庫で冷やしてんのかってくらい冷たいヨネ!!」と合わせたりしちゃうわけだが、内心、冷えた弁当でもおいしいから近場でサッと済ませたい…と思う日もある。
性格的に、日常のあらゆることがマジョリティーに屈しがちでウケる。

あまり大きい声では言えないが、「まずい」の判定がユルユルで、ある程度おいしければOK、というなんともエコな舌は、数少ない私の長所だ。

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2017年2月15日(水)

セブンイレブンで、コールドストーンがコラボしたちょっと高いアイスを購入。このシリーズはハズレがなく、軽々期待の上を行く。
「ホワイトバナナナミルク」味とのこと。ナの数は表記通りなのであしからず。生チョコとホワイトチョコチップとアーモンドの、三位一体が最高だった。
本物のコールドストーンもいつか行ってみたい。いったいどれほど陽気なんだろうか。

東京タラレバ娘がもこみち回だった。同じ日テレだからか、もこみちが演技をモコズキッチンに寄せていてウケた。
それにつけても田中圭。ガキみたいに駄々をこねる田中圭。そして既婚者はダメだとわかりきっていても抗えない大島優子の演技もよかった。
既婚がいい、とかそういうのではまったくなく、田中圭を楽しむためのスパイスとしての不倫がこう、絶妙に色々な数値を高めるというか…。
一言では説明できない。この分野の研究が進み、一刻も早く論文が発表されるのを待つばかりである。

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2017年2月16日(木)

いよいよ朝起きられなくなってきている。
始業時間が曖昧な職場なので別に遅刻ではないが、自分で決めているボーダーを今日は超えてしまった。弱っている目覚まし時計の電池を取り替えると決めた。土曜の京都旅行寝過ごしたくないもんね。

今日はわりとMさんとよくしゃべった日。
実験の進め方がわからず、混乱しながらで要領を得ない私の説明を辛抱強く聞いてくださり、「そのやり方がいいと思う!」と力強く背中を押してくれる発言。もういっそのこと、物理的に思いっきり背中を押されて宙を舞いたい気分だった。ウソ。キモい。

旅行の荷造りまったくできてない…

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2017年2月17日(金)

旅行や出張の前夜は絶対に準備が終わらない。毎回泣きながら荷造りするハメになる。こればかりは持って生まれた才能によるものだから、仕方がない。私には荷造りの才能がない、ただそれだけだ。
とはいえ早朝家を出なければならない現実は目の前に迫っており、申しわけ程度でも眠らなければ。
おやすみなさい。

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2017年2月18日(土)

日も照らぬ早朝。バスがないから駅までタクシーを予約していたが、予約時間に目が覚めた。あわてて電話で15分の猶予を乞い、鬼速で準備をして飛び乗る。「ぶっ飛ばしますから」というタクシードライバーのおかげで余裕で電車に間に合い、新幹線に乗り継ぎ京都へ。

約一年ぶりの京都。大学・大学院と6年間住んでいた頃から大好きだったけど、上京(東京の方)して離れてから年々愛が加速している。河原町の駅に着き、地上へ出てマイフェイバリットリバー鴨川に臨む。その瞬間、光の速さで懐かしさが体内を駆け巡り、もうここの住人ではなく、自分もそこらへんの観光客の1人に成り下がってしまった事実と対峙して、思わず「あぁ…」とため息が漏れた。

八坂神社で大学同期の関西勢(京都大好き4人組)と待ち合わせ。基本的に全員遅刻するあたりはいつものこと。
今日は自撮り棒導入とのことで、めちゃくちゃぎこちない操作だが鬼のように自撮りをしながら坂を登り、清水寺へ向かう我々は観光客の模範となる存在であった。
ていうか前から多かったけど、それにも増して外国人、特に中国人韓国人が多くてエネルギーが渦巻いていたのが印象的だった。修学旅行生ちゃん達が萎縮しているのでは、ってくらい影が薄くなってて面白かった。
清水寺は舞台の改修に入っていて、近々拝観できなくなるだかなんだかで、その前にみられてよかった。丸太で足場を組む鳶職(?)の方々が作業されていたが、邪魔どころか命綱もつけずに軽々と不安定で安定な足場を作り上げていく匠の技に普通に感動した。
趣のあるお店で鍋焼きうどんなど。

14時に四条堀川の和菓子屋さんで和菓子作り体験を予約していたので、下山しがてら途中で縁切り神社にも立ち寄った。縁切り、縁結びのご利益がすさまじいらしく、全国各地から人々が駆けつけ、「離婚調停がうまくいきますように」などの生々しい絵馬を書き散らしていくようで、エネルギーがすごかった。名物のトンネルくぐりを体験し、良縁を祈願。

和菓子作るって言ってるのにあんこもちとかみたらしを食べ歩いた上で、体験教室の和菓子屋へ到着。ベテランのおじいちゃん先生の指示通りにコネコネするだけで、それっぽい和菓子を紙粘土の要領で作り、面白かった。ただ球体にするだけの作業でも厳密な形にはなってくれず、軽やかでもやはり熟練の技に感動した。お抹茶も出てきて自分お手製の和菓子に舌鼓を打つ。たいへんに満足した。

甘みメーターがわりとふりきれ、豆腐ソフトとか食べられなかったがそれでもグルメ天国・錦市場の通りは魅力にあふれ、じゃがバターのデカイ練り物に食らいつきハフハフ。うまかった。

予約していた先斗町のお店のご飯まで時間があったので、腹ごなしがてらダーツバーに行った。初めてだったがそこそこまとに当たり、けっこう普通に楽しかった。これまた初めてテキーラを飲んでみたのだが、なかなかどうして想像よりもすんなり飲めて、三杯くらい罰ゲームで飲むことになり、すごくハイになって楽しかった。パーリーピーポーの心情を理解してしまったかもしれない。

先斗町の雰囲気のよいお店に似つかわしくないハイテンションで会話が盛り上がり、酔いに任せてカミングアウトした。
このメンバーには前々から言いたかったのだが、どうにも毎回バカ騒ぎが基本だったのでタイミングを失っていた。ウソついとくのがいい加減バカらしくなっていたので、テキーラついでに言ってしまうくらいがちょうどよかったと思う。
反応としては、「なんで今まで言わなかった、遅すぎ、東京組より後に言われたとか許せない」と強気に来られて、もう本当にこういう人たちだったなあそういえば、といった感じだった。(どんな感じだ)
「いやまあ東京組は練習台って感じで、この場が本番、みたいな感じかもね…」とか訳のわからない言い訳などしつつ、なだめた。

春になったら京都サイクリングだね、といって解散
自分の中で京都神話がまた膨れ上がっていく。

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2017年2月19日(日)

疲れもあり、翌日の仕事が本番なので、まったり過ごした。
気まぐれにホテル近所のハンバーグ屋さん。カウンターを挟んだ鉄板フィールドでじっくり焼いてくれたハンバーグは、ラボという店名に違わず計算し尽くされたかのようにキレイな円形フォルム。京都豚がどうのこうの、濃厚な肉の味わいで、うまかった。付け合わせのゴボウと牛肉を煮た小皿のうまさも嬉しく。
京都シネマという、小規模だけどオシャレなタイプの、マニアック寄りの映画館に入ってみた。おそらくフランスの「たかが世界の終わり」鑑賞。12年ぶりに帰ってきた故郷の家族に、自分の死期が近いことを打ち明けようとする劇作家の主人公。わかりあえない家族の口論が辛かった。注目しているツイッターの人が「家族の中で1人だけ上京して、帰省した時に何話せばいいのかわからない、みたいなズレ」的なことを言ってて、興味があったんだけど、もはやそれにしても、わかりあえなさすぎでは?といった感じで辛かった。オープニングの音楽と映像がすごく好みだった。主人公の妹のけだるい感じよかった。

楽しさが弾けた後の、けだるい日曜の夜。

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日記170206~170212

2017年2月6日(月)

管理職に最近の残業の心配をされた。
大丈夫?って聞かれたら大丈夫です、って言うしかない私の性格ですし、当たり障りのない言い訳めいた大丈夫ですメールを作るのにけっこうな時間も費やしてしまって、ゲンナリした。

残業という行為には色々と思うところがあるのだが、毎回、
「でもニュースでやってる過労死とかの残業時間よりは遥かに少ないのにこんなこと思っていいのだろうか…」ってなって、重症だなと思う。
定時で帰っていいはずだから本来は! 「残業に大きいも小さいもない!」と私の心の中の深津絵里(踊る大捜査線のすみれさん)が叫び、その凜とした姿(妄想)に、ただただ憧れの眼差しを向ける。

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2017年2月7日(火)

今日は一日中作業とわかっていたので、昨日残業せず早く帰れと言われながらもギリギリで実験内容だけなんとかまとめたファイルをメールで流しといたのだけど、「適当にまとめずしっかりと書いてから配信した方がよいのでは?」と別の方にやんわり指摘され、
「あ〜い、とぅーいまてぇ〜ん!!」(ですよ。)という感じだった。今日明日作業決まってたし結局そんな時間なかったし、結果は知らせなきゃだし、昨日あの程度まとめて取り急ぎ流すのが、私の限界でした。ごめんねごめんね〜。 最高ドラマ「カルテット」の最高さだけが加速してゆく。

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2017年2月8日(水)

なんだかやること多くてよくわからない。余裕がない。よくない。
「顔が赤いよ、熱でもあるんじゃない?笑」と冗談でおでこを不意に触られそうになって、普段なんにも思わないおじさんにまでドキッとしそうになってしまった。どんなけ男に飢えてんだよ。Mさんにやられたらしぬ。絶対ないけど。
Mさんと言葉を交わせないほど居室にいられない。作業で今日も一日つぶれた。どーにかならんもんかね。疲れた。

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2017年2月9日(木)

思いがけずMさんから出張みやげに変なキーホルダーをもらい、午前中からテンションがおかしなことになった。
うれしい貰い物が、変なものであればあるほど、そのうれしさはその人への好意で成り立っているわけであって、あらためて熱量を思い知ることになる。腐っていたここ数週間の気持ちが一気に晴れ、単純かよ、と。家宝にした。

今日はササッと帰って珍しく都心へ繰り出した。
Fが引き合わせてくれた東京フレンズと飲酒。久々にあんなあっけらかんと痛快な人たちとしゃべった気がする笑
これまたここ数週間のモヤモヤが弾け飛んだ。

今日はいい日。誰にも文句は言わせません。

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2017年2月10日(金)

海外出張中の設置メンバーに荷物を送るべく、朝から奔走。
余裕ぶっこいていたが、あっという間に集荷の時間が迫り、Mさんにまでマニュアルのファイルとじなど雑務でこき使ってしまった。
とはいえなんとか間に合いホッと一息。
煩雑な書類を作り、電話をかけ、ダンボール片手に走り、ドライバーの到着と同時に息を切らしながら集荷場に駆けつけた私は、なかなか会社員然としていてよかったと思う。

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2017年2月11日(土)

渋谷のシアターコクーンにて、Aと舞台を観劇。
ミュージカルが好きで東京に来てから何度か観劇してきたが、歌なし芝居だけの舞台は初めて。ちゃんと楽しめるか不安だったが、杞憂だった。
昭和の東京オリンピックを控えた時代の宿泊施設を舞台に、亡き父の遺志を継いだ娘、元夫、元夫の婚約者/家族、ウソをつく悪い現夫、歌手、マネージャー、手品師、挙げ句の果てに亡き父の幽霊と、色んな人が舞台狭しと立ち回り、コミカルでとても面白かった。
本音を言ってしまう神のアイテムで、ぎこちなかった元夫婦の主役2人が正直に言い争い出すシーンなどよかった。小池栄子さん、松岡茉優さんの感情の染み出させ方。

昼集合の終演16時すぎでたいへん飢えていたため、渋谷の奥の、路地裏に見つけたうどん屋さんにてチュルリラ。店内店外と、大量のフィギュアや舞台・映画のポスター、オモチャなどがディスプレイされ、カルチャーとうどんの融合が斬新だった。きんぴらごぼう天がお気に入り。

大満足でAと別れ、乗り換えの新宿でふと、最近の男日照りを憂い、2丁目を歩いてみた。アプリのメッセージが全然続かず出会いもないので、ゲイバーに、しかも1人で行かない限りは現状変わらないよなあ、とボンヤリ思ってのことだった。
とはいえ以前友達と行ったお店の場所が思い出せず、ていうかゲイバーを前にしたところでそもそも1人でバーを嗜む作法も知らず、怖気づいて、尻尾を巻いて帰った。
というわけでひとりゲイバーは未遂に終わった。
今度誰かについて来てもらってまずは情報収集から、といった目標を立てた。

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2017年2月12日(日)

久しぶりに昼過ぎまでたっぷり寝た。
長時間眠るためにはそれなりに体力が要ると最近聞いたので、体力が戻りつつあるのを体感。
ゴミ屋敷をひたすら片付ける。平日は一挙手一投足が部屋を散らかしていくので、土日にちゃんと片づけようとしないと本当にひどいことになる。こまめに掃除できたらいいんだろうけどなあ。何もかもめんどくさい。

来週の京都旅行の準備など。会社の採用活動の手伝いが月曜にあるので交通費が浮いてラッキー。なかば京都サークルともいえる大学の同期と綿密な計画を立てた。こういう手配にはまったく手間暇を惜しまず力が入る。楽しみ。

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日記170130~170205

2017年1月30日(月)

吉本新喜劇って、毎回同じこと繰り返してて何が面白いん?笑」とかつまんないこと言いだした方がいらしたので、あきれて説教してやったが心に響かなかった模様。吉本新喜劇は基礎教育でしょうが!ベタを学んで、基礎があっての応用でしょうが!!あんなに理想的で魅惑的なテンプレートって他にないよ。てゆーか普通におもしろくない?ごめんやして遅れやしてごめんやっしーだよ?
「つまらないものにはメェーン!」ということで、つまらないヤツは置いていくしかない。我々は我々で、先に進みましょう。

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2017年1月31日(火)

会社の採用活動に協力せねばで、1日ダルい研修。そのせいで通常業務がずれて残業増えるの、なんだかな、といった感じ。
求める人財(人材ではなくあえて財と書くパターン)のイメージが、自分とあまりにかけ離れていることに、1日かけて向き合わされて(マジメなので研修とかちゃんと受けちゃう)、耳がキーンなった。
労働には消耗が伴うことを、美化するのつらい。働くことを魅力的に伝えるなんてことしたら、いつか自分の言葉で自分の首をしめることになるのでは?と思うから。

いや〜、まあ多分みんなこんなことウジウジ考えないよね。はははうんこうんこ。
最高ドラマ「カルテット」が心の支え。

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2017年2月1日(水)

今日も今日とて残&業。疲れたね〜。
アミューズメントドラマ「東京タラレバ娘」を見るともなく見る。
どうにもこうにも田中圭がかっこよく、かわいくて、すごくよい。大人だけど無邪気、みたいなのズルいね。昔はそんなに気にならなかったのに、ここ最近いい具合に加齢が功を奏してらっしゃる。
あーいうクシャッと笑う、犬顔の人が好みなのかもしれない、職場の上司(42)なんかまさにそんな感じ。
歳を感じさせない無邪気さ、そしてふとした時の色気。ハン、何言ってんだか。

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2017年2月2日(木)

少し寒いが、快晴の日。
昼休みにふと、先週末結婚式を終えたばかりのホヤホヤ同期に「こないだの結婚式もすごいいい天気だったよね〜」と何気なく言ったら、驚くほど良いリアクションをしてくれた。聞けば、最初は雨予報だったが、神社にお参りに行って、天気良好なあの吉日となったらしい。
「いや〜、何の神かわからないけど、入信したくなったよね」と言っていたのが面白かった。

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2017年2月3日(金)

担当機種の飲み会。マシンのトラブルで鬼遅刻だったが、他の人も集まり悪く、少人数だから普段より緊張せずで和やかにハナ金。
超絶ストイックな先輩が「最近朝ふつうに会社行きたくないよね」と言っていて、みんな結構同意してて、あ、このパーフェクトヒューマン達でもそういうこと思うんだ、とちょっとホッとした。だが同時に、それだけ深刻な職場じゃねーかということなのだけど。

たしか豊洲新市場の話からベンゼンの話になって、おれがベンゼン環のモノマネ得意だったという話をしたけど化学で受験してないとまったく伝わらないということを再認識。炭素原子6個から成る六角形の構造が、化学式では特別な記号で表され、高校化学では頻出する。テストでその六角形を書くたびに、どうにも困った人の顔にしか見えなくて、その困り顔の顔マネを同級生にみせては微妙な笑いを取る、高校時代の僕でした。

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2017年2月4日(土)

下北沢でFと待ち合わせ。
花泥棒という名の隠れ家的な喫茶店で茶をしばく。バッタリ入ったにしては隠れ家感がほどよく、上出来。
ついつい疎遠になる友人にも積極的に会いに行く方がいいのではないか、という話など。上と下の調整がうまい人のことを「(サンドイッチでいうところの)ハムの人やな笑」とFが言っていてウケた。

そうして時間をつぶしてお腹をちゃんと減らして、メインイベントの神保町のカレー屋さんへ。
古書とカレーの街・神保町の路地裏に入り、雑居ビルの階段を上る。本当にこんな所に?と弱気になりかけたところに見えた行列と漂うカレーのにおい。
いやはや人生の最高オブ・ザ・カレーにたどり着いてしまったかもしれない。記憶の中にあるビーフカレーの味の向こう側で、何層も複雑な味をくぐり抜けた感覚。色々なスパイスが効いているということなのだろうか。よくわからないが、めちゃくちゃおいしかった。

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2017年2月5日(日)

うれしい急なお誘いで、昼間から飲酒。
社内技術研修の講師として奇跡的に知り合ったゲイの大先輩Pさんと、研修を最優秀でクリアした同期のTと。
「会社のあぶれ者」という共通項で集まったメンツだと言われ、否定するスタンスをとりつつも、会社のグチのような話についつい花が咲き、やはり異端の集いに居心地の良さをしっかりと感じた。
Tはストレートで、我々の事情を知っているのだが、特別視するでもなく自然体で接してくれるので、話のわかるヤツだ。なによりサブカルクソ野郎なので話が合う。案の定カルテットを観ているとのこと。

いつものようにPさんが酔っぱらい、「早く彼氏を作って連れてこい」とわめき、うるさいなこっちだって早く作りてーよと反論するも、酩酊状態のその耳にはあまり届かず。いつものパターン。

大切にしたい集まり。

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61、オブラートに包まれたなら

お正月特番でやっていた、「ご本、出しときますね?」という番組が面白かった。

 

www.bs-j.co.jp


去年BSでレギュラー放送していて、毎週かかさず録画して観ていた熱心な視聴者なんですが、1クールで終わってしまって残念だったんですよね。
そこからのこの特番だったので、そりゃ録画するっつーもんです。

読書芸人としても知られるオードリーの若林さんがMCとなり、毎回小説家をゲストに呼んで、あまり知られていない作家の生態に迫るトーク番組なんですが、まあ~面白かった。


作家さんの豊かな語彙力によって編み出される斬新な言葉づかいから、日常のモヤモヤのヒントがみつかったり、お腹が痛くなるくらい笑ったりする。

小説って、説得力を持たせるために人間のあるあるが詰め込まれていると思うんですが、人間あるあるを駆使する作家さんはみんな、ツッコミ目線が備わっているような気がします。

ボケとツッコミの役割の話というよりかは、人間の行動の笑いのポイントがわかっているというか。見逃してしまいそうな些細な事も上手にすくって言葉にしてくれるというか。

それでいて、作家さんと交流のある若林さんがお茶目なエピソードを知っていたりするので「作家さんって頭いい人ばっかだと思ってたけど、意外とバカなんだね笑」とかいう話も聞けちゃったりして、それもまたfunnyというよりinteresting、みたいな!?cleverな笑い、というか!?(uza)

 

今回のお正月スペシャルも、面白トーク満載だったんです!
そしてその中で1か所、どうしても「オレも話に加わらせてくれー!」という場面がありました。

蹴りたい背中」で芥川賞を授賞された綿矢りささんが、気になった去年の流行語としてPPAPを挙げて、

「PPAPは、(突き刺して合体という)性的なニュアンスが感じられるから流行ったという誰かの話を聞いて、何かネーミングとかの参考にしたいと思った笑」

というようなお話をされていて、若林さんがためらいながら、

「でもちょっと違うかもしれないけど、家電のデザインでも感じる時ありますもんね!?USBメモリ差し込んでる時とか、それ意識して作られてるんじゃないかって…。」
と発言されて、

「そこまでいくと発想が中学生ですよ笑」とたしなめられていました笑

 

番組のトークはそこでオチがついて次の話題にさっと移っていったのですが、サワライはここを少し掘り下げたい!なぜならメーカーで電気的な接続とかを設計・開発しているから!

電気部品を接続する箇所ってコネクタとか呼びますけど、色んな種類から選定して、使用する部品ごとに適したコネクタを考えることも重要な設計作業なわけです。

巨大な装置ともなればめちゃくちゃ部品が多くて、そいつらを適切につなぐケーブルを作ることは基本的だけど、とても大切な作業。新人サワライはこの2年がんばって取り組んできました。その間ず~っとモヤモヤしてきたことがあります。

 

コネクタは絶対に「凸」と「凹」で1セットになっているんです。
差し込む側と、迎え入れる側。

これをエンジニアは「オス」と「メス」って呼ぶんですよ!!!

 

えーーーー、露骨!!!!!!

突起物と、穴のものが、ペアだからって、確かにわかりやすいけども…。

 

くれぐれも言っておきたいのですが、周りの先輩エンジニアの方々は、まじで平然と記号として「オス」「メス」と言い分けている感じで、ニヤけながら言ったりとかはしないんです。


初めて教わる時も、何事もないかのように、あ、というかわざわざ教えてもらったりすらしてないかも。
「そこのメスのコネクタとって」って言われたから、あ、はいこっちですねってなった気がする。
でもその数秒後意味をちゃんと考えて、あれ今すごいことサラっと言わなかった?性器連想させたよね今?みたいな、時間差で、ジワジワ来ました。
それ以来、周りがあまりにも平然としてるもんだから聞くに聞けなくて、話題にもしづらくて、もうすぐメーカー勤め2年が経とうとしていますが、ずっとモヤモヤしてるんですよね…。
オスのコネクタ、メスのコネクタ、別に普通に言えるし照れたり口ごもったりはしませんが…。その都度、頭の中で性器を経由している、未熟者でございます…。


なにぶんウブなもんですから…。

 

いやでもこれ、こんなにもシンプルに本質をついた呼び名もないですよね。
その通りだもん。

そして、物理的になにか2つの物をがっちり結合させるためには、凸と凹ではめ込む以外ないもんね。ただの合理的な話ですよね。深い意味は、本当にまったくない、はず。

 

あ、ちなみになんですが、電気的設計の観点からいうと、電気を供給する電源側のコネクタはメスにして、つなぎたい部品から電源に続くコネクタの方を、金属の突起が出ているオスにするという基本ルールがあります。
電源側で金属の突起がとび出ていると、間違って感電とか、ショートさせちゃうと危ないですからね。
電源コンセント(壁側)とプラグしかり、パソコンのポートとUSBメモリしかり。
おばあちゃんの知恵袋。


この点においては、生物的なオスとメスとは役割が逆、みたいなイメージgげふんげふん!!いやだから下ネタ苦手なんだってば!!!清純派なんだから!!!!言わすなよ!!!!

 

なんか他にいい呼び名ないかね…。「ツッパリ」と「控えめ」、とか…。いやなんか全然違うな…。

他にもね、カタカナで呼び分ける呼称とか見かけたこともありますけどね、基本現場で呼ぶときはね、オスとメスはわかりやすいからね…。短いからね…。絶対間違えないしね…。設計ミス防止はめっちゃ大事だからね…。しょうがないよね…。

 

この先もたぶんサワライは、このなんともいえない照れを抱えながらずっと仕事していくんだと思います…。
つーかみんな絶対頭の中で性器経由してる!!
そうだろこのムッツリスケベどもが!!!!

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