あるゲイのサワライ マモル。

東京、会社員、ゲイ

50、ヘルシー・カルチャー・マキシマム

5月末の金曜、1年の業務の成果をまとめた部署内の新人発表会がありました。

メーカーの開発部門なので、それこそ学会発表的な、技術の研究発表ノリ的な、カッチリとしたものをやらなければならず、パワーポイントで15分程度のスライドを作って、普段は作業着だけどこの日はスーツで発表、みたいな、わりとめんd、カッチリフォーマルな感じでDo it now! して、ようやく肩の荷が下りたというか、肩の荷がポーン!とFly awayしたのでした。


わりと自分的に死にもの狂い方面のがんばりを、5月は特に決行していたので、なんとか奇跡的に満足のいく発表ができました。し、話したことのない別グループの先輩とかにも発表よかったよ的ななんらかの示唆をいただいたりしちゃって、うっかりいい気分になってしまいました。ていうかそんなことよりも、普段あまり面と向かってほめるとかしないような所属チームの人たちが自分のことのようにうれしそうにして(いるように見え)たことが、くやしいけど自信につながってしまいました。ぐへへ。

 

いやはや大きな目標がひと段落して、少し燃え尽き症候群ですよ…なんて思っていたのもつかの間、次に市場に出さねばならない製品の納期的に大急ぎで図面を作る必要があり、猫の手も借りたい状況にて、ニャ~ンとサワライの手で進めるノロマな作業も求められる始末。まったく、やれやれだぜ。

なんて悠長な感じでもないですが、自分の微力でもお手伝いできることをガムシャラに着き進めている、そんな6月前半でございます。
もうちょっとしたら落ち着くと思うんだけどな~。必死必死。

 

でもまあ合間みておいしいものを食べに行ったり映画も見に行ったりできていて、なんとなくバランスをとれている気になっています。


映画は「ズートピア」と「殿、利息でござる!」をみましたが、どっちもめっちゃくちゃよかった。
ズートピア、差別的な現象の切なさに目をそらさず、かつ説教くささもなく、物語としてスッと入ってくるのすごかった。そのうえハッピーな気分にもなるなんて!
殿、利息でござるは、コミカルと人情の最強マッチング。そりゃ間違いないよ。阿部サダヲだしね。瑛多とツマブッキーかっこよすぎ!そしてハッピーに終わる!キャッホウ!


最近読んだ本で面白かったのは、川村元気さんの「理系に学ぶ」。
文系の著者が、今ホットな理系の人(ニコ動とかユーグレナとかラインとかのトップの人)にインタビューをしていくんだけど、業績のすごい人はその人の生き方とかしゃべり口がすでに面白い、ってところが発見でした。科学の最先端の話を知れるのももちろんこの本の良さだけど、その人のパーソナリティーに分け入っているところがよい。

理系って、無機質というか人情に乏しいイメージが先行してしまうこともあるんだけど(理系のサワライ自身、理系に偏見がある)、冷静に見える科学技術の背景にもアツいストーリーが流れていることが感じられたのがよかったな。

そしてどうやらみんなのインタビューを総合していくと、文系だの理系だの分けて考えることにそこまでたいそうな意味合いは必要ないと感じていくようになります。

たくさんの理系の方々にお会いすることができて「理系と文系は同じ山を違う道から登っているだけだった」ということに気づきました。人間にとって「幸せとは何か?」「美しいものとは何か?」を、理系はサイエンスやエンジニアリングを通して、文系はストーリーやアートを通して追及している。

ということに著者は思い至り、理系と文系の融合が理想形かも、というような結びだと感じました。

理系のサワライも、ブログで文を書き続けていきたいなあと改めて思いました。

 

あとは松田青子さん、吉本ばななさんのエッセイ集と、柚木麻子さんのセックスレスの夫婦の小説とか面白かった。笑


ドラマはゆとりですがなにかが最&高。ここにきて岡田将生さんのよさがわかってきてしまったかもしれません。安藤サクラさんめっちゃ好き!

バンバン不倫する不機嫌な果実もこんなにいい男がポンポンほんとにくるのか!?とか言いながら結局最後までみてしまったー。

といった感じです。
もう俗っぽくてめちゃくちゃです。わははは。

 

健康で文化的な最大限の生活、目指していきたいところです。ガハハ。


あしたは月曜ですかあ。
そうですか…。
おおー!武者震い!!!ひゃははははー!(ここで虎に変身して走り出す)

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49、壁に耳あり障子に目あり、I am メアリー。

滞るブログ更新。
ボケ防止に、ちょっと前の出来事を思い出して書いてみようと思います。

ゴールデンウィーク後半、土曜がなぜか出勤日で、最後の日曜1日で翌週の平日勤務に備えなければならなかったので、気合い入れてなんかしてやろうと思いました。

かといってそんなに派手なことは思い浮かばず、朝から新宿に映画をみに行きました。

「モヒカン、故郷に帰る」という作品が気になっていて、気づいたらもうテアトル新宿でしか上映していなくて、急いでみにいった形。結果はすげー大当たり。

mohican-movie.jp

あらすじは、松田龍平さん演じるモヒカンが、彼女役の前田敦子さんを連れてまあ、故郷に帰るっていうストーリーなんですけど。(笑)

東京で売れないバンドマンをしているモヒカンが彼女の妊娠をきっかけに故郷に帰ってみたところ、お父さんがガンで入院しちゃうんです。

こんな説明だと、なんだよ、病気ものでお涙ちょうだいかよ、なんてうっかり思われちゃうかもしれませんが、この作品は終始ゆるい空気感で、クスクス笑いどころが満載でした。

主役のモヒカンがすげーとぼけた感じで、ちょうど朝ドラ「あまちゃん」で松田龍平が演じたミズタクみたいなすっとぼけた感じで、入院中のお父さんに自然にタバコ吸わせてやってあとで怒られちゃう感じで、すごく気が抜けていてよかった。(めっちゃほめてる)

彼女の前田さんもすげー天真爛漫な感じがよくて、お姑さんになるであろうもたいまさこさんとすぐに仲良くなって、夜中にネイルしてあげるシーンとか、ものすごくよかった。

お父さん役の柄本明さんが死にそうな演技なんだけど、どこかコミカルで、周りもちょっとのんびりしていて、笑っちゃうんだけど、それでも確かに思いあう気持ちがあって、みたいな感じ、すごくよかった。


死と笑いが両立するということにすごく希望を感じて、とてもいい映画でした。

 

その後は、新宿の本の聖地こと紀伊国屋書店に行って6冊ほど気になる本を爆買いして物欲を満たし(まだ家に読んでない本いっぱいあるのに)、気の向くままにファミレスに行って、少し贅沢に遅めの昼食。


すると、ファミレスで案内された席のとなりのグループの会話がどうにもこうにも怪しくて、本を読んだりご飯食べたりするかたわら、思わず聞き耳をたててしまいました。

4人いて、そのうち50代くらいの小太りなおっさんが、他の3人に対して資料を並べ、何かの商品の説明をしているようでした。

「機械の測定でも波動の数値がMAXで~」
「パワーがMAXになった波動が血流に影響を~」
「基本はこのブレスレットをつけっぱなしにしていただくんですけど、バランスがいい状態で筋肉が動くようになるから外していただいても~」
「ヨガでいうチャクラのような~」
「インド医学のアーユルヴェーダの流れをくんでいて~」


こ、これは!!!!!
マルチ商法!?は、はじめて居合わせたかもしれない…。
本当にマルチ商法って存在するんだ、というちょっとした感動がありました。
(あくまで個人の見解です)

断片的にしか聞き取れませんでしたが、最初から最後までうさんくさくて、もう気になって気になって仕方がありませんでした。

特にサワライは最近、開発業務の1年の成果発表を目前にして、データを具体的な数値で分析しろと散々怒られてきたので、「波動の数値がMAX」とかいう漠然とした言い回しで商品のメリットを説明しようとするおっさんに対して、「そんな曖昧にデータを提示したら、ぶっころされんぞおっさん…」と思わずにはいられませんでした。
ただ、説明される側の人はみんな熱心に聞き入っていて、ウソだろ…そんな説明で納得しちゃうの…という感じで脱力してしまいました。


悪いとは思いつつもさらに盗み聞きし続け、どうやら説明を受ける3人のうち20代の女性がジムかなんかでヨガ系のレッスンを受け持つインストラクターで、あとの40代の夫婦っぽい2人が彼女の受け持つ生徒さんみたいでした。

インストラクターの女性が、おっさんから教えてもらった波動を発するブレスレット?だかシール?だかを利用するようになって、体の動きがよくなったもんだから、自分のクラスの生徒さんたちにも普及させるべく、おっさんにより詳しく教えてもらっている、といった感じでした。

こんなふうに次々に売っていくんだな~、こういう形でお金が動くということもあるんだな~と、なんだか感心してしまいました。社会勉強。

 

中でも面白いなと思ったのが、説明を受ける男性が冗談を言う感じで、
「この波動が出るシールを貼って、ケータイの電池のもちが良くなる、なんてことはさすがにないですよね~?(笑)」ときいて、
説明するおっさんも
「さすがにそれはないですよぉ~(笑)」
と答えてみんな、ですよね~と笑い話になっていて、
あ、そこまではさすがに信じないんだ、みたいな、境界線が見えたのが面白かったです。


波動とやらがケータイに影響を及ぼすわけがない、ということは理解できても、人体にはなんらかの良い作用をしてくれると信じるんだ、っていう。

物理的な現象で説明できていない以上、ケータイにも人体にもなんも効果がないと思いますよぼくは!
(あくまで個人の見解です)

 

これだから、たまのファミレスでの贅沢はやめられません。
いいモンみれた。(悪趣味)

俗っぽくてすみません。

この日はこの後散髪にも行って服も買いに行って、めちゃくちゃ散財したんですよね。

こういう一人で色々散財する休日、けっこう好き。

ひひ、その分働かねば。

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48、出会いを求めて三千里

5月3日は戸越銀座に出かけて、4日、5日と予定がなかったんですけど、別に予定のない休日でもそれはそれで好きで、いつもなら暇な休日も一人でエンジョイできる系を自称していたはずだったんですけど、でもやっぱりGWは人ごみでいっぱいだとか、みんな楽しそうだとか、そういうイメージで膨れ上がって、なんか落ち込みモードで、しかも本読んだり映画みたりっていう気分でもなくて、なんか、まじゴロゴロしてるだけのただの肉の塊?みたいなそういう考える葦、みたいな存在になってしまって5月4日、あ~なんかまじで生産性ないな~、普段から生産性ないけど、今日は一段と生産性ないな~、みたいな感じで自己嫌悪が加速して、光の速さに達したところで、なんとなく掲示板で20代ゲイで飲み会しますよ~みたいな書き込みを発見して、え、あ、どうしよ、なんか、あやしいけど、えやっ、なんかでもGWの爪痕、なんか残したい、でもあの、なんかこわそうだけど、え、あ、なんかとりあえずメール送ってみっか、みたいな感じで、5日の夜に新宿に飲みに行ったんですよ。


ここでおさらいしておくと、自分はゲイですけど、経験がなくて、去年身近な人にカミングアウトをしたり、ゲイの友達が少しずつ出来始めた、ぐらいの、ひよっこというか、ヒヨコみたいにかわいいもんでもないんですけど、太鼓の達人でいうところの太鼓見習い中だドン、って感じっていうか、あーまあそういう感じなんですけど、ゲイの友達増やしたい、あわよくば彼氏作りたい、みたいな感じなんですよ。


でもね、ネットで1対1で知り合おうとするの、けっこうメッセージのやりとりとか自分苦手で、なんか難しくて、2丁目のゲイバーに友達に連れてってもらった時にこういう対面式で出会った方がよいと言われたけど、そう簡単にホイホイ行けなくて、あ~結局どうしたもんかねえ~って感じだったんで、複数のゲイがいる飲み会に行けるなら、自分の負担も人数分で割って軽くなるはずだし、少し気軽に行けるんではなかろうか、という感じでした。


でも実際、参加させてください、と送ったメールの返信で来た会場の案内が、なんかこれまたあやしい感じに思えてしまって笑、おもわずカミングアウトしている女友達にメール相談したら、やっぱりあやしくね?となるくらいだったんですけど、まあウジウジしても始まらない、ちょっと様子見に行ってイヤだったら帰ってくればいい、みたいになって、なんとか、気合い入れて、緊張でゲロ吐きそうになりながらも新宿へ向かったんですよ。

 

そしたら!全然心配していたような雰囲気ではなく、たいへん和やかなムードで!
と~ても楽しい時間を過ごせました!
こわいから行くのやめる、とかしなくてよかった…。
で、まあみんなゲイだし貸し切りの場だったので、気兼ねなく、ざっくばらんに話せて、やはり共通の話題があるから、盛り上がってよかったです。

 

ただ、自分の課題もみえてきたな~という感じもありました。

要はそういう飲み会って、友達を作る場でもあるけど、彼氏を作る場でもあるわけです。

一種の合コンテクニック、みたいなものがないと、積極性がないと、彼氏方面の出会いにはならないと感じました!当然なんですけど!

というかなんというか、そういう恋愛対象になりうる人が複数いる飲み会でのコミュニケーションですよ要は!!

サワライは、サワライは、そういうコミュニケーションが苦手で苦手でどうしようもなく苦手で、仕方ないわけなんですよおおおおぉぉ!!(サンボマスターを意識)


いや、なんていうんすかね?
サワライも一応社会人なので、普通に自己紹介とか相手のこときくとかはできるつもりなんですけど、好きなタイプとか、付き合う人に求める条件とか、を、付き合う可能性のある人々に向けて発信する、という場面?が、すげえ苦手だ~って痛感しました。

マッチョな人の前で、「筋肉ある人が好みです」っていう場合、そのマッチョな人への責任が生じるくない?みたいな。
「じゃ、お前ら、付き合っちゃえよ~、フゥ~↑↑!?」みたいな?そういう、その場のノリなんだろうけど、なりますやん?
もし万が一、そのマッチョの顔が好みじゃなかったら、どうすんの?みたいな。

いやもうほんとただの自意識過剰なんですけど。なんですけど。そういう話題の時に、うまくしゃべれなくなるんですよ…。

そんで、席の離れたあまりしゃべってない人で、ひょっとしたら気になる可能性あるかも?くらいの印象の人に話しかける時はどのツラさげて行けばいいの?みたいな。自分だけ自然にふらっと席替えしちゃう、みたいなやつはアリ?とかね。さりげなく、うまく振る舞いたい…。無理か…。


いや、これ、世間の人どうしてんの?って思った。
小悪魔系女子とか、どうしてんの?みたいな。
いや、これ、もう初歩?合コン初歩?
ていうか飲み会の初歩?
てか普通に、人としての初歩?


いや~、自分これまで合コンとかあの手この手で逃げてきたし、友達との恋バナ、みたいのもノラリクラリ話題を強引に変えたりしてきたから、そういうものがなんなのか、本当にわかんなくてチャレンジ1年生。


普通、こんなめんどくさいこと考えないもんかな?
いや、もう、ゲイのカミングアウトとかしてんだから普通がどうとか、気にするのもアホらしいはずなんですけど…。
普通がどう、とか、みんなに嫌われたくない、とか…。

ゲイだけの場とはいえ、不特定多数の人が集まる飲み会での立ち振る舞いが、よくわからない、という感じです。ふぇ~ん。

自分のめんどくささがけっこう深刻な気もしてきてるね。

 

いや!でもなんか経験積んでくしかない気もする。
世の中のみんなも合コンこんな感じで死にもの狂いでやってるってこと?
積みかさねて、慣れて、恋を勝ち取ってゆくもの?
どうなんだい?ん?


正直ね、世の中の、男女の合コン、軽く見てた。
お気楽でいいね、みたいな。
無意識のうちに、バカにしてたかもしれない。
でも今回、本当に世の中の男女に土下座であやまりたくなった。
あんたたちはすげえよ…。
おれが逃げてきた恋愛というものに、性欲というものに、真正面から立ち向かってるんだもん。それってすごい。ライフタイムリスペクト。一生一緒にWikipedia~♪
どうなんだい?ん?

 

とりあえずカミングアウトしてる女友達に相談に乗ってもらうことになった。

合コンテクの研究。

なんだろう、つけま、とかかな。

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47、ゆるキャラの名は、戸越銀次郎

ヒルナンデスのリポーターもすなる食べ歩きといふものを、ゲイもしてみむとてするなり。

ということで(?)、食べ歩きの聖地・戸越銀座に初上陸して、色々食べました。

帰省もしない反GW勢力のサワライに、「東京観光しよう」と優しく声をかけてくれたのは、関西在住で東京に遊びに来た大学時代のお友達。ヒマ人を誘ってくれて感謝。

っておい、浅草とか東京タワーとか差し置いて戸越銀座かよ、感は否めませんが、食べ歩きとか一番楽しいじゃんねえ?なぁ、おい。

テレビやネットの東京食べ歩き特集で、「戸越銀座」というワードを聞くたびに見るたびに、なんだか強く惹かれるものを感じていた。理由は特にない。「戸越銀座」というフレーズの魔力、ただそれだけ。

今回行こうとして詳しく調べて、初めて「銀座」とはまったく別の場所にあることを知りました。

山手線の五反田駅で東急なんちゃら線に乗り換えてすぐ、昼過ぎの戸越銀座駅は多くの人でにぎわっていました。

線路と垂直に交わる戸越銀座商店街の道のりは、日本一の長さだとかそうでないとか。商店街を彩る店々は、どれも歴史を感じる安定した佇まいで、すんごくなつかしい感じのする通りでした。
本当にこういう下町っつーか懐かしい街並みが東京にあることが、面白いなあと思います。
田舎っぺは「東京=全部都会」っていうイメージしか持ってながっだもんなあ!?

でも銀座っていう響きから来る洗練された感じが全くないのに、銀座って名乗ってんの、ちょーウケたかんね。
(ちなみにおばあちゃんの知恵袋ことWikipediaによると、1923年の関東大震災の時の銀座の瓦礫で低湿地帯を埋め立ててできた土地だから戸越銀座って名乗っているそうな!)

 

まあとにかく、いろんなものを食い散らかしました。

パン屋さんのフカフカおやきで軽くならして、練り物屋さんでおでんを適当に見繕ってもらい飲酒。名物のおでんコロッケも、出汁がうまい具合に作用していてよかった。オシャレな塩を試験管みたいな容器でオシャレに小売りしている新しそうなお店では、なぜかプレーンなおにぎりだけを買って、自由に塩振りかけてみて!というストロングスタイルを体感。塩っ気が強いかそうでないか、ぐらいの違いしか自分にはわからなかったが、そうじてどれもウマ塩で、全編にわたってうま塩にぎりでした(サワライは舌バカなのである程度おいしいと全部おいしい!という感想だけになる)。
揚げ系のパン屋さんで名物カレーパンがあがるちょうどいいタイミングに出くわし、出来立てにかぶりつき、名誉の火傷。あまうまなカレーのルーが、サクサク生地にマッチどぇ~~~す!そうこうするうちに有名な唐揚げ屋さんが視界に入り、吸い寄せられるようにイートインスペースへ。ハイボールと鳥の唐揚げの組み合わせは、文科省推奨だとかなんとか、井川遥も宣伝してるもんね。昼間から飲酒する、という背徳感が最高のスパイスとなり、唐揚げはおいしさを増し、酔いがさらにまわる。
一通り商店街をまわったね~、と駅に戻ってきたら、どうやら線路を挟んで反対方向にも商店街は続いているということがわかり、進んでみるとまた違う唐揚げ屋さんが!こちらはちょっと西洋風寄りな店がまえ?味付けもガーリック寄りでさっきのお店とはまた違った種類のうまさ!う~ん、甲乙つけがたし!とりあえず食う!食う!食うことしかわらわにはできぬ!ひかぬ!こびぬ!かえりみぬ!
てか、甘み~!甘味ほし~!とここで味の向こう側へ行きたくなり、端っこのたい焼き屋さんへかけこみ、あんこ入り!しっぽまでつまっておるタイプか、おぬし!ククク!てか、お好み焼きたい焼き!?ってのも売ってる?!ということで2個同時に買って食う、食らい尽くす。たい焼きの生地の中にほんとにお好み焼きの具材とかチーズつまってやがんの。ちゃんとうまいから、ウケるよね。もちろんあんこのたい焼きもまた、正義のおいしさ。あ~、ごちそうさまでした!

 

という感じでした。ちなみに3人で行ったので、わけわけしながら食べているので、あしからず笑。
いや~いっぱい店まわったようだけど、商店街の人に聞いたらGWで市場が休みの影響が出るところは休んでるよ~とか言ってて、確かにメンチカツが有名な精肉店とか、焼き鳥屋さんとか、団子屋さんとか今日見なかったな…となった。
こんなに満足感あるのに、これが戸越銀座の全力ではない、だと…!?
恐ろしい子っ…!!
今度はまた全力の戸越銀座で、メンチカツをほおばりつつ団子三昧もしたい。


よい憲法記念日でした。

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46、革命日和

ゴールデンウィーク初日となる昭和の日は、風の強いよく晴れた日でした。

ネットの先行予約の関門を突破して勝ち得たミュージカルを観に行くべく、有楽町にある帝国劇場へと向かいました。

www.tohostage.com

www.youtube.com

 

タイトルは1789。フランス革命のはじまりとされる、バスティーユ牢獄襲撃のあった年号であり、革命派の主人公と宮廷に仕えるヒロインとの身分違いの恋がメインの読み筋となる舞台です。

サワライは歴史好きとかではなく、むしろ一般常識すら怪しげなので、題材というよりは、役者さんと前評判で決めた感じでした。


1番のお目当てはヒロイン役の神田沙也加!
アナと雪の女王での、圧倒的な歌唱力が記憶に強く残っていて、どうもそれはミュージカルでの実績の上に成り立っているらしいとのウワサを聞いてから、一度生で神田沙也加の出るミュージカルが観てみたいなあと思っていたのでした。
小池徹平ソニンなどの知っている歌手が、ミュージカルでどういうふうに活躍するのかをみられるというところも、加点ポイント。

加えて、1789という舞台はどうもやばいらしいぞという声をネットで見つけて、チケットの予約に踏み切りました。
もともとはフランスで初演されて人気を博し、日本では宝塚で最初に上演された際にとても評判がよいみたいでした。ロックナンバーを取り入れた現代風アレンジの歌とダンスがいいとのこと。こいつはおあつらえ向きだ!

 

そんな期待ムンムン意気込んで、Wikipediaでちょっとフランス革命も調べて臨んだのですが、期待を軽く飛び越えた素晴らしさでした。以下、素晴らしかった項目を列挙。

 

  • 神田沙也加ああああぁぁぁあ!!

もう、神田沙也加の声がよい。歌声、もう当たり前に素敵でウットリなんですけど、セリフの声が、どうにも他の役者さんと違う感じに際立って聞こえたんですよね。可憐な容姿から想像する量よりもはるかに大きな声量に、彼女を支える一本の芯のようなものを感じました。まっすぐで優しいヒロイン像がピッタリはまっていました。ちょっと見ないうちにまた好感度あげた?最高。

小池徹平みたいなかわいい感じよりもワイルドな感じの方が好みのサワライなのですが、今回の小池さん演じる主人公がいい意味で俺様な感じで、いわゆる少年漫画の王道ヒーロー像をしっかりとらえておりました。「おいちょっと待て!助けてくれたお礼だ」とか言って唐突にキスしてくるんですよ!?ばか!?最高。


そうそう、たまにはね、過剰なくらい王道なラブストーリー、いいよね。笑
これは舞台で、歌とダンスで、バンバン増幅させたものを観るほどいいんですよ。うんうん。

 

カレーライスの女ことソニンが、最近ニューヨーク留学を経て舞台で活躍してるんですよ。
ていうかまじソニンの歌よかった…。主人公の妹役で、いったん娼婦になったりもする革命側の女の象徴を演じているのだけど、女のエネルギーを歌い上げるナンバーがものすんごいよかった。あれはやはりソニンカレーライスの女たらしめる、ありあまる情熱のなせる技なのでしょうか。とにかく最高。


その他、マリーアントワネットを演じる宝塚出身の方はスタイルよすぎて気品あふれすぎて王妃でしかなかったし、革命派を固めるミュージカル俳優陣もスタイルよすぎだし歌うまいし、敵方のコミカルな役の方々面白かったし、配役のない役者さんたちまで歌とダンス最高すぎて本当に最高すぎました…。(語彙力の限界地点)

 

  • 民衆の訴えを表現する歌とダン

やはりね、革命派の平民たちが集団で一気に歌で訴えるみたいな場面で、ミュージカルの特性が活きるなあと思いました。歌とダンスで、感情を増幅させて伝えるというね。
そこへきて1789ではロックテイストというか、現代風のアレンジだから、楽曲に入り込みやすく、登場人物たちの感情がどんどん歌に乗ってダンスに乗って、伝わってくる気がしました。バク転バク宙、アクロバティックな動きもバンバン取り入れられていて、え、もうなに、飛びすぎじゃね、といった感じ。

今回一緒に連れて行った友達の中にちゃんとしたミュージカルをほとんど観たことのない子がいたんですけど、集団のパフォーマンスの場面に見入ったとのことでした。もともと音楽好きで集まっているからそこまで心配はしていませんでしたが、ミュージカル拒否反応出す人もいるからどうかな?と思っていました。結果的にめちゃくちゃ気に入ってくれたようで、ひと安心。

 

  • 最新の舞台装置

垂れ幕が白っぽい、やけに薄い布だなーと思っていたら、上演が始まると同時に暗雲立ち込める情景のプロジェクションマッピングが映し出されて、新技術取り入れてんなーと感心しました。
場面に合わせてその布が形を変えて、プロジェクションマッピングにより扉を表したり、色んな場面を映し出したりして、今まで観たミュージカルの中では初めてみたものだったのでおもしかったです。

その他舞台奥から跳ね橋のように壁が降りてきて、役者さんがその板上に乗っていたり、柔軟に使われていて面白かったな。

技術畑の人間だからなのか、どうも舞台を支える技術の方も気になっちゃいます笑。

 

 


そんなこんなで、最高of最高なミュージカルでした。キャッホウ!
いっぱいミュージカル観に行きたいから金ホスィ。稼がねば~。

というわけで今日月曜はカレンダー通りの勤務でした~。ゲロゲロ。
せっかくがんばったのに実験全然進まないしサゲ~。
でも、明日から三連休アゲ~。
そして金曜となぜか土曜は出勤サゲ~。
とりま帰省せずに明日は東京観光アゲ。
以上お疲れよろしくボンバー!

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45、オレのブーツにゃ、ガラガラヘビ

先週行ってきたピクサー展がよかったので、備忘録。

 

pxr30.jp


トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」でおなじみのピクサー・アニメーション・スタジオが設立30周年とのことで、清澄白河にある東京都現代美術館で3月から5月いっぱいまで展覧会が催されている、という情報を入手した我々捜査班一同は現場へと急行した。

ピクサー作品の企画段階における、手書きの絵や彫刻、デジタルの設計図のようなものなど、多種多様な創作物が展示してあり、とても面白かった。


どうも設立にあのスティーブのジョブズが一枚噛んでいたらしく、やはり最先端のデジタル技術(CGとか?)によって、圧倒的な映像美が支えられているんだということがわかった。

と同時に、ピクサーには技術スタッフと同じくらいの数のアーティストやデザイナーがいて、構想段階でのたくさんの絵や彫刻を創作しながら、「ストーリー」「キャラクター」「世界観」という3つの要素を丁寧に作り込んでいくとも説明があった。

テクノロジーの積み重ねだけでいい作品が出来上がるというわけでは決してなく、たくさんの創作行為と洗練を経て、めちゃくちゃ考えられて作られていくんだということが発見だったし、その過程のラフな絵とか変な造形物がいっぱい展示してあって、ああ、こういう膨大な熱量の取り組みでガチガチに作り込んでるんだから、そりゃ子どもだけじゃなく大人も楽しめるああいう作品が出来上がるよなあ、と納得させられた。

途中、数分のショートムービーを何作か上映しているミニシアターみたいなコーナーもあって、セリフもなく進んでいくのだけど、短い時間にグイグイ引き込まれる作品ばかりが次々に流れて、とても楽しかった。し、「ストーリー」「キャラクター」「世界観」の作り込む下絵などを見た後だと、制作する過程が確かに実を結ぶ感動みたいなものを、すごく感じた。いや~すごかった。

 

ちまたの評判も上々なようで、入場までけっこう待ったのだけど、本当に展示物膨大にあるし、どれも興味深くて楽しいから行く価値ありまくりまクリスティー。

加えて東京都現代美術館の建物自体もかっこよくて、行列のできるロビーのスペースに設置してある名物のやわらかい不思議ソファも座ることができて、大満足。
低反発まくらみたいな、ものすんごいフカフカの材質で出来ていて、座ると吸い込まれる。マジで、吸い込まれる。座った一瞬、こんなもんか、と思った先にもう一段階沈んで、立ち上がれなくなる、禁断のソファ。ぜひ一度は座ってほしい!

matome.naver.jp


都内の美術館、これからもどんどん制覇していく所存!

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ちなみに今回の美術館があった清澄白河という土地、流行りのサードウェーブコーヒーの先駆けとなるブルーボトルコーヒーの店舗があったり、色々最近おしゃれカフェが出来たりしていると、ネットのまとめサイトで調査済みだったので、少し緊張していた。

けど、駅から美術館までの道中、わりと昔からの商店街みたいな雰囲気のお店群があり、下町というのかなんというか、親しみやすい空気だった。
深川めしというアサリたっぷりの炊き込みご飯がソウルフードらしく、田舎のばあちゃん家みたいな民家の、お座敷のあるお店でおいしくいただいた。

メニューに、普通の炊き込みver.に加えアサリのお出汁がたっぷり注がれた丼もあって、めちゃくちゃうまそうだったので同行のみんな満場一致でスープver.にしたのだけど、これが予想外にアサリが無限に入っていて、ご飯も経時で汁を吸って増えていくし、掘っても掘ってもアサリが無限に出てきて最高だった。笑


美術も満喫して、うまいめしも食えて、潮干狩り気分も少し味わえる。
そんな清澄白河、とてもよかった。

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44、めそめそメソッド

ブログにて、仕事がんばる!だとか物静かなエンジニアの先輩方もえ!みたいなこと散々言っておいて、今週は、仕事うまくいかなくて、かつ周りの人になんて聞いたらいいかすらわからない状態で、かつ助けてくれみたいなことも言えなくて、そんな自分が情けなくて、金曜とか「周りにきかないと進まないよ」みたいなこと親切に言ってもらえたのに、それでも余計きけない自分がくやしくて、もうほんとにどうしようもないくらい落ち込んでいたんですけど、昨日別部署のゲイの先輩とそのお友達にご飯連れていってもらって、話きいてもらいつつ肉をほおばっていたら、けっこう気が軽くなったりして、やはりそういう仕事以外のハケ口というか、相談窓口が自分には必要だなあって思いましたし、そういうご縁に徐々に恵まれつつあること、大変幸福に思います。今日は大学時代の友達とピクサー展みにいくんだあ。ゲヘヘ。

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